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>第9条を神聖視する人間は、高い次元で物事を見れず現実が見えない程度が低い人間だと思うのですがどうでしょう?





日本国憲法第9条が現状の世界情勢において無理がある条項であるのは事実でしょう

まずそこを認めない主張をする人間は相手にする意味はありません





それを「神聖視しているかのように語る人間」は


「自称リベラリスト」や「自称平和主義者」で


それを語ることを利権としていて

「本当は主義主張などない人間」だからです。





本当のリベラリストの平和主義者なら

問題は「この条項を世界中の全ての国々に適用できないこと」にあるというでしょう。


そしてそれを世界に問題提起するための改正をするべきだと語るでしょう。



リベラリズムは「権力機構の自浄」が目的であって

「権力機構の破壊」はそれに反するからで


平和主義は「戦争による犠牲をなくすこと」が目的であって

「無抵抗で戦争被害を受けること」はそれに反するからです。



つまり

現実的な国防が可能で戦争被害を起こさないようにする事と

他国を攻撃する事で利益を得ることやそれを行う他国に協力せず

他国がそれを行うことを平和的な手段で止める立場を確保できる改正を目指すはずです。






だから本末転倒した「日本国憲法第9条は絶対的理想で変えるべからず」という主張は

リベラリズムや平和主義の主義主張を無視した暴力的行為で



そういった主張で実際の政治活動をする人間は


「リベラリズムや平和主義を貶めるために自称」しているか

「リベラリズムや平和主義に興味などなく自称」しているか

のどちらかで


「自分の利益の為に主義主張の意味も考えずに利用する人間」と考えていいでしょう。



そういった人間は


主義主張の意味を考えもせずに面白半分に煽る人間のように


「次元が低い」「程度が低い」「現実が見えていない」

のではなく


「利権第一主義」で表向きの主義主張など場にあわせて変える人間です。


つまり

人類全体にとってという「次元が高い」視点は「非現実的」と未来を考えずに否定し

国民全体にとってという「民主主義」視点は「程度が低い」と否定して既得権益を守る者と同じく


自分達の利権にとって都合のイイ権益のみが「理想」と騙る人間も

「正しい在り方」になど興味を持っていない人間という事です。



狡賢く自分や自分が所属する組織の利益だけを考える人間で

そういった人間は立場に関係なくどこにでもいますので



表向き自分と同じ主張をしているようにみえて

実はそうじゃないということに気づくことが大切です。



知らず知らずにそういった「耳に心地いいだけの本末転倒した主張」に流されることのないように


賛同者も反対者も相手にするべき人間だけを相手にするのが肝心だという

これも極めて現実的な話ですね。







さて前提だけで長くなりましたが




9条を考えるにあたって


思想的な問題と実質的影響の問題があります。




思想的な問題は「最後の一線の護り方」を心得ているなら

妥協点を探りながら協調できるはずなので

置いておくとして




現実的に考える人間なら「利権」抜きに物事を語れませんし

「利権」を否定して社会を運営する事はできませんから




9条改正という方向に向かわないのは実質的影響による

利害調整が問題なのだと思います。



日本国の利益やアメリカ合衆国の利益といった国家の利権。


アメリカのみならず日本にまで及んでいる軍産複合体の利権。


中国や朝鮮やロシアといった近隣国家の浸透勢力の利権。


保守革新を問わず政党各派の金権利益がそれに結びついて

問題の本質などを考えもせず


現状維持をしながら「勝手な法解釈」で「法治主義」を破壊して

実質的問題を、利権維持のために、ただただ誤魔化し続ける。


それが現代まで続く日本の9条の一番の問題だと思います。




冷戦時代はどちらが勝ってもいいように55年体制で対応したことで

誤魔化しは一般市民にまで浸透していきました。


そして

冷戦終結後に9条問題は日米安保が本来の意味を失った事で

ますます矛盾が表面化していきます。




イラク戦争などのように軍産複合体の利益のための戦争に

日本が協力しなければならなくなったからです。



アメリカ合衆国の利権は「日本の核保有」の第一歩となる9条は捨てさせたくない。


軍産複合体の利権は軍拡と戦争を望んで9条は破棄させたい。


日本国の利権はアメリカの間接的支配から抜け出し軍事的独立をしたい。


近隣国家の浸透勢力の利権は軍拡を阻止する9条は捨てさせたくない。


経済の世界均一化を望む利権は

戦争という不確定要素排除のために9条は世界レベルに発展させた国際標準にしたい。




その妥協点が「思いやり予算」や「憲法解釈」などの

明らかな誤魔化しでしょう。



人の道を誤またせ魔と化させるという意味が

誤魔化すにはあります。



この誤魔化しが「利権第一主義者」という魔を育て

「最後の一線の護り方」を忘れた人を多く生み出しているのではないか?



そう考えると法の精神を捻じ曲げて

「法治主義」を破壊する誤魔化しではなく


早急に「利権」を抜きにした話し合いのできる状況が必要だというのが

私の9条についての考え方です。


つまり

思想より利権が問題を起こしているというのが

私の現実認識ですね


もちろん

未来永劫続く絶対的現実として

世の中は金とコネで回っているのだから

思想というものは二の次と言ってるわけではないので誤解なきよう。



政治や軍事がそれで動いているのが現代社会の実状だと言ってるだけで


「最後の一線の護り方」が違うとしても

未来を見据えて客観的に広い視野を持ち

本末転倒していない主義や思想を持つ事は必要だと考えています。



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