>革命って何だろうか? 思わず考えてしまいます
革命とは旧来の意味では王朝の交代
レボリューションの翻訳としては社会構造を運営する主義を変えるという意味で
最近では後者の意味で使われるのがほとんどです
○○○○さんも後者でしょうね
だとすると
革命=世界構造の変革を書くこと
が物語のキーワードということならば
物語が動き出す次章が
○○○○中心の話になるのはある意味自然ですねぇ
何故なら
革命=世界構造の変革など○○○一人で成し遂げられるものではないからです
つまり
革命と啓蒙を共に行わなければ
世界構造の変革とまでは言えず
旧来の王朝の交代=政治と権力の交代=富の収奪者の交代にしかならないということですね
世界構造を変えるというのは単にシステムである法を作り変えるのではなく
その法を運営する精神を変えなければ意味がありません
共産革命といいながらソビエトが創ったのは
共産主義の根本精神である平等とは正反対の独裁と全体主義での搾取システムでした
中国や北朝鮮では封建主義の搾取システムが共産革命を取り込み
平等は単なる御題目と化し
冷戦という軍事構造がその御題目すら破壊して
軍事を中心とした資本主義の暴走が始まりそれに対抗するようにテロ戦争というような新たな火種が作為的に作られました
それは欲望と軍事を根幹とした精神構造を変革せずに
システムとしての社会構造をただいじっただけで
世界が変えられるなどと驕った権力者の愚かさで運営される社会の必然だったのでしょう
理に叶わぬ底の浅い主義主張による洗脳など
自滅本能を内包する矛盾で崩れ去るものです
根本的に世界を変えるのには
矛盾の排除と自主性の確立は必須でしょう
一人や少数で世界構造の変革など達成できません
多くの人々が社会の矛盾を否定し奇麗事を理想に変える精神の変革で生まれたシステムでなければ
そのシステムは
歪められたものでしかなくその本質を誤魔化しただけのものになるからです
○○○○さんがそのつもりで自身の筆名に近く名付けたのかは解りませんが
○○○○はこの物語で言うなら「世界の精神構造」を象徴するようなキャラです
彼女が世界を視て挫折と再起によって
世界をどう変えたいと思うのか
それはおそらく○○○以外の転生者の挫折と再起を描くことにもなるのでしょう
物語が動き始めた次章が楽しみです




