俺とルキとアイツの出会い・その2
彼女は俺に希望をくれた。その希望のおかげで俺は今ヒトリボッチじゃない。
疲れてるから編集し直して出し直すかもしんないですby摩涅瑾
これは前の話の続きだ。
玄関の女子がすごい...気のせいかもしれないが人が増えている。邪魔になるからと注意する生徒や先生がいればその逆もいる。ここはアイドルのコンサート会場かなにかか?
そして俺はルキとその様子を見ながら話しをしていた。2、3分前までは赤の他人だったのに今じゃ話があってとても楽しいのだ。こんなに楽しいのはいつぶりだろうか。もう覚えてないほど前かもしれないな。
「おい?聞いてるか?」
「あ、わりわりw誰かと話すの久しぶりだったからw」
「なんだそれw」
そうやって話あっていた。
「「「「「キャアアアアアアアアア!!!!!!!」」」」」
いきなり一際大きい歓声が上がった。俺は思い切り耳を塞いだ。
((うるせぇぇぇぇえ!!こんなに奏人ってやつは人気なのかよ...正直引くわ...))
その歓声は鳴り止まない。ルキや他の男子は俺と同じように耳を塞いでいた。
俺は耳を塞ぎながら女子達の視線の先を見た。そこには学校1のイケメンと言われる上嶋奏人がいた。
「「奏人先輩手を振ってえ!!!」」
と女子の一団が叫んでいる。それに応えるように上嶋奏人が笑顔で手を振り返した。
「「「「「キャアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」」」」」
また大きい歓声が鳴った。耳を塞いでいてもうるさい。
((なんだよあのイケメン!?てか女子の反応もオーバーすぎだろ...))
~数分後~
生徒玄関は静かだった。さっきまでの歓声が嘘みたいだ。
「いや~さっきはすごかったなw」
「イケメンって大変だなw俺はイケメンに生まれなくてよかったと思ってる。」
「なんだよそれw俺はイケメンになりたかったなw」
「ルキ、正気か?w」
そんな会話をしながらルキと俺は教室に向かい始めた。
てか俺はルキと話したことなかったのになんでこんなに話せているのだろう。俺を嫌ってる風にも見えない。ルキが合わせてくれてるのかもしれないがそれでも楽しいのは事実だ。
そして俺はルキと話しながら教室に入った。テンションを変えずに。
『…チッ』
入ったばっかだというのに舌打ちが聞こえた。まあ当然だろう。昨日までボッチ登校だったのに笑いながら
登校してくるのは向こうからすれば面白くないからだ。
すると向こうから
「おーいルキ!ちょっと来てー!」
とルキのトモダチが呼んでいる。
「あいよー!…んじゃちょっと行ってくるw」
「わかった」
「また後で」
「おう...」
そう俺が返事をしたらルキはルキのトモダチの方へ歩いていった。
さあ、ボッチになった。後ろで笑っているやつがいたがいつも通りにスルーした。
まず俺は鞄を机に置いて授業の道具を出しそれを自分の机にしまった。そこから自分のロッカーの中に鞄をしまって席に戻る。席についたら本を読み始める。いつもと変わらない行動を無意識にした。
((ふう...俺昨日どこまで読んだっけ。))
ページをめくりながらそんなことを考える。
いつもと変わらない。
女子は上嶋奏人の話をしている。男子はうまくないラップを披露したりゲームの話をしている。やっぱりいつもと変わらない。
そう思っていた。
「ねえ、宏太くん」
名前を呼ばれた気がした。いや呼ばれた。女子に。顔を上げる。
そこには、誰がみても可愛いと思えるような女子が居た。長髪で美しい瞳を持った女子が。
俺はこの女子を知っている。というかこの学年だったら知らない人がいないくらいの有名人だ。
「へ?えと、なに?」
「あのさ、今日席替えあるじゃん」
「え?あ、うん」
「その時に隣になってくれない?」
「え?」
この瞬間俺の中学生活の全てが変わった。おそらく彼女に、前川雫に声をかけてもらえなかったらずっとヒトリボッチだっただろう。
さあここからがメインだ。どうかこれから話すことを聞いていってほしい。長くなるかもしれない。疲れて変な感じに話すかもしれない。けど聞いてほしい。
俺の『最高な』中学生活事情を。
やっとメインヒロインの登場です!w眠かったり疲れてたりで文がやばいかもしれないので指摘してくれるとありがたいです。今回は長文?になってしまったw