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英雄になれると思いましたか?  作者: 蔵餅
前日譚 「夢落ちなんかじゃ終われない・・・」
12/68

一一話 ファンの人はごめんなさい

※'16 12/20 言い回しなど変更しました

     

 とりあえずどうしようか・・・

 結局、接触しなくても効果が発生するんだったらさ、あの時接触してもよかったんじゃないか?

〖そうですね。戻った後に、接触を試みましょうか?〗

 ああ、そうするわ

{お前ら、【死の回避】の効果忘れてないか?}

「〖あっ〗」

 もう一回死んだ後に無理矢理にでも会いに行くしかないか

〖そうですね〗

 じゃあ、さっさと死ぬとしようか

{その台詞だけ聞くとやばいやつだな}

 黙らっしゃい

 さて、浴槽も洗い終わったし、姉たちを手伝いに行くとしよう




 靴を履き外へ出てみると、玄関先が荷物置き場のようになっていて、向こう側が見えないぐらいに高く積まれていた

「澄羽ちゃんこっちもって」

「は、はい。ってうわ~!」

 荷物の向こう側でガッシャーンとガラスの割れる音が青空に響き渡る

「袋!澄羽ちゃん、真司から袋貰ってきて!」

「わかりました」

「あ、そこ危ない!」

「え?きゃぁぁー!」

 今度は何かが崩れ落ちる音が・・・

 とりあえず袋取ってこよう

 俺は呆れながら靴を脱いだ  

 



「はい、袋」

「ありがとうございます!」

 袋を取ってまた外に出ようとすると、どうやってこっちに来たのか天童さんが、肩で息をしながら立っていた

 うわごとのように「袋、袋」とつぶやいていて少し怖かったが、俺が持っている袋を見るとひったくるように礼を言いながら持って行ってしまった

 人って、あそこまで変貌するんだな

 そんなことを思っているとまたあれがやってきたようで、視界がぐらりと揺れた

 どうやら今回の死因も、地震のようだ

 視界は激しく映り変わり、突如頭に鈍い痛みが響いた

「真司君!!」

 そんな悲鳴が聞こえたような気がする

 まあ、気のせいということにしておこう

 視界は暗闇に閉ざされ、物凄い異臭があたりに漂う

 衝撃で内臓でもやられたのか吐血した

 口内に鉄臭い味が広がると、意識が薄くなってくる

 というわけで『悪意ハイド』君、『過去移動さかのぼり』を使用してくれ!!

{・・・はいよ}

<スキル 『過去移動さかのぼり』を使用・・・成功しました。魂の移動・・・成功、記憶の移植・・・成功しました>

 こうやって暗闇へと吞込まれるのは何度目だろうか

 そんなことを考えながら、また俺は死んでいった・・・



 目が覚めると、いつものベットの温もりは無かった

 その代わりか、頭に大きな衝撃が走った

 さすりながら振り返るとバスタブの端に頭をぶつけたようで、少しへこんでいた

 えっと今は、風呂掃除してた時間か

 掃除をしている途中で戻ったらしいな

「だ、大丈夫ですか?すごい音がしましたけど・・・」

 廊下の方にも聞こえたようで、天童さんが心配したのか見に来てくれた 

「ああ、天童さん。大丈夫大丈夫、ちょっと疲れただけだから」

「無、無理はしないでくださいね?倒れられても困りますし・・・」

「わかった。ほどほどにして休憩しとくよ」

 それを聞くと安心したのか外に向かっていった

 さて、おーい『悪意ハイド

{なんだ?}

 なんだ?って・・・わかんだろ

{ああ、はいはい。『生け贄』だな}

 そ、一発頼むよ

{了解・・・・・・よっし、成功したぞ。って、あ~・・・やっちゃったな。お前}

 え?何がだ?

{『生け贄』の対象になったのは智愛ジアイってやつだ}

 智愛ジアイ

 名前からして中国か韓国の人だな

 で、何がやばいんだ?

〖・・・智愛ジアイは中国では人気のアイドルです〗

 アイドル?

〖はい〗

 なんでいま日本にいるんだよ!

{日本で全国各地回るコンサートがあったらしいぞ}

 知らね~よ

 って、なんで『善意ジキル』はそのこと知ってるんだ?

〖たまたま、大原 優也がファンだったらしいので、記憶から智愛ジアイに関することを調べ上げました〗

 あいつ、智愛ジアイってやつのファンだったのか

 なんか悪いことした気分だ

 とはいえもう何もできないし、掃除を進めるとしよう





 昨日よりも効率よくやったおかげで、思ったより早く終わった

 やっぱりこのしゃがんだままの姿勢は腰に来る

 背中をさすりながら、キッチンに向かった

 余ったビニール袋を手に取ると、靴に履き替える

 やっぱりこの状況は圧倒の一言に尽きるだろう 

 目の前には物物物の壁が立ち上がっていて、日差しさえ遮られている

「おーい、天童さん?姉ちゃん?手伝いに来たんだけど・・・」

 声をかけてみても返事は帰ってこなかった

 しょうがないとため息をつくと、そのまま家の中に引き返した

 靴を脱いだ時、天童さんの悲鳴と何かが割れる音がしたが気のせいだろう  

  




 二階に向かうと、やっぱりカオスな状況になっていた

 とはいえ俺の部屋にはあまり物を置いていなかったので、結構きれいな状態を保っていた

 代わりに、姉の部屋から大量の荷物が廊下に散乱していた

 えっと、大学の資料に化粧道具に衣服に・・・

 物多すぎだろ

 内心で突っ込みを入れ、少ししかない足の踏み場を華麗に探し出し、俺の部屋へ向かった

 壊れて開けっ放しになっているドアをくぐると、散乱した衣服の整理を始めた

 しかし疲れたな・・・

 音楽でも聞きながら作業しようとスマホを取り出すと、電池が切れていた

 地震のせいで電気は来てないだろうから充電することもできない

 諦めてスマホを放り投げると、整理を始めた

 




 30分経ってやっと片付けることができた

 片づけている途中、外でかなり大きい音が鳴ったがそれも気のせいだろう

 背伸びをしながら外へ出てみると、あの壁はなくなっていた

 そのせいか、天童さんと姉は涙目で地面に散らばった荷物をせっせと拾っていた

 その後、無理矢理手伝わされたのは言うまでもないだろう・・・


 


 外の片づけが終わり窓の外を見てみると、日は傾き始めていた

 へとへとになりながら俺はキッチンで例のごとくチキ〇ラーメンを作り始めた

 タイマーも壊れていたので、腕時計で3分きっちり計ることになった

 一本取って口に入れてみると、少しばかり麺が固い

 まあ、大丈夫だろう

 さて、さっさと持っていくとするか

 そう思いながら水屋に目をやると・・・

 そういえば皿は全部割れてるんだった

 どうやって持っていこうか

{鍋ごと持っていったらいいんじゃないか?}

 鍋ごとか・・・

 こぼしそうで怖いな

{それかどっかからテーブルでも持って来いよ}

 テーブル、テーブル・・・

 そういえばさっき物置にあったな

 じゃ、取ってくるとしよう 

 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

{・・・なんで封印されるかなぁ?}

 『悪意ハイド』が暗闇に向かって叫んでも、誰の返事も帰ってこなかった

{まあいいや、とりあえず解析解析。・・・よし、終わってんな}

<スキル『魅了チャーム』を獲得しました>

魅了チャーム、か。これをうまく使えば、人気アイドルになれたかもな。・・・ま、冗談はここまでにして善意あいつの封印でも解くとしますか}

 そういって悪意ハイドは闇へと消えていった

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 やっとのことでテーブルのセッティングが終わった

 思ったより奥にしまわれていて、時間がかかったので麺が伸びきってしまったが、たぶん大丈夫だろう

 ・・・・・たぶん

{確証無いならやめといた方がいいぞ}

 そうか?

 姉なら喜んでペロリだぞ

{智里さん凄いな・・・。それと報告な、2時08分だとよ。死因は腹部からの出血死}

 2時?早くないか?

{どうせまた地震だろ?}

 地震で腹部からの出血・・・ 

{腹部損傷が一番ベタだな}

 死に方にベタなんてないだろ

{まあそうだけど。それと一個問題が}

 なんだ?

善意ジキルが使えなくなってた}

 ん?

 使えなくなってた、ってことは封印か?

{その通り。見事に封印されてた}

 封印・・・

 となると橋谷楼花だろうな

{違う。今回は確実に別の奴だ}

 別の奴?

{ああ、そうだ。誰かは分からない。けど、橋谷楼花でないことは確かだ}

 橋谷楼花ではない誰か・・・・

 天童さんとか?

{まあその線もあるかもな。智里さんの可能性も十分あるし}

 姉か

 でも、わざわざ俺に使うとも思えないしな

{あくまで可能性だし、そこまで深く考える必要はないって}

 可能性・・・・・

 あ、そう言えば飯食べないと

{・・・・・・・}

 キッチンから大声で姉たちを呼んだ 







 飯が食い終わったころ、とりあえず俺は自室、姉と天童さんは居間それぞれで休んでいた

『・・また、この地震での死傷者は500人を超え、行方不明者も多数確認されています』

 その中俺は、ラジオを聞きながら作戦を立てていた

〖やっぱり、地震による死が一番予測はしやすいですね〗

 おっと『善意ジキル』さん、いつの間にか復活してたんですか

〖はい、おかげさまで〗

 それはなにより

 で、やっぱ地震か

{ほかに予想できるのだとしたら、家が崩れるとかだが・・・}

「いや、それはない。ちゃんと柱とかも確認したし、壊れてたところは事前に補強しといた」

{・・・}

「いきなり黙ってどうしたんだよ」

マスターが余計なことするから予測が立てにくくなったんですよ〗

「はぁ!?なんでだよ?地震で死ぬんだったらそれを事前に防げるようにしとけばいい話だし」

マスター、忘れてませんか?【死の回避】の予測が確定するのは60分前(・・・・)なんです。それまでに余計なことをしてしまったら、死因や時間が変更する可能性が大幅に上がるんですよ?〗

「あ・・・・」

 思わず情けない声を出してしまった

〖分かったらこれ以上余計な事せず、じっとしててくださいね!!!〗

「はい」

 技能スキルも怒らすと怖いです

{ああ、そうだな。まあ元が怖かったからってのもあんだけどな}

「元?何のことだ?」

{俺ができたのは大原優也の魂が核になったからだって説明しただろ?}

「そんなこと言って・・・たな」

{そうなると必然的に『善意ジキル』にも核となる魂があったわけで}

「元になる魂っていうと、あいつか」   

{ああ、あいつだ}

{「大原澄香!!」}

 だろうね

 ん、そう言えば・・・

「一つ気になったんだがいいか?」 

{なんだ?}

「結局元が怖かったってなんなんだ?」

{あ~それはだな・・・}

 そうやって話していると、コンコンとドアをたたく音がした

{おっと、また後でな}

 ちゃんと話してくれよ?

「はい?何か用か姉ちゃん」

 そう言いながらドアを開けると、天童さんがどこから持ってきたのか自転車のヘルメットをかぶり、木製バットを構えていた

「・・・何やってんの天童さん」

「いえ、何か大声が聞こえたので泥棒かと思いまして」

「ああ、ちょっとラジオ聞いてたら急に音量が上がっちゃってさ。たぶんそれだよ」

 聞こえていたことに驚きつつ、冷静にごまかした

 天童さんは安心したようでバットを下ろした

「そういえば智里さんが買い物一緒に行こうって言ってましたけど」

「分かった。すぐ行くって言っといて」

 わかりましたの返事を聞いて、すぐ外出の用意をしながら、『悪意ハイド』の説明を聞いた

{つまり、俺たちはベースにした人間の性格が反映されてるんだ}

「じゃあ大原澄香はおっそろしい性格だったと?」

{いや、大原優也の記憶から探ってみると、キレなければおとなしい子だったらしい}

「じゃあキレなければ安心なんじゃ・・・」

{えっと、小2の時に学校でけんかになって窓ガラス全て割って、ドアも数枚二つ折りにしたらしい。ちなみに教師生徒含めて負傷者20人超えたらしい}

「えっ?何それ怖い。ってかそれ小2のすることじゃないだろ」

{学校で一時期『触らぬ澄香に祟りなし』って言葉が流行ったらしいから、かなりの危険人物扱いされたんだろうな}

「神以上に厄介な危険人物ってか」

〖私の前世がそんな人間だなんて・・・驚きです〗

{ほかにも警察に補導されたり、軽く家庭崩壊したり、手があと2本あっても問題話は数えきれないぞ}

「完全なる問題児だな」

{でも普段はおとなしくて、問題を起こす前は結構もててたらしいぞ}

「性格『善意ジキル』と似ているし、お前の予想はあたりだな」

〖否定できないのがつらいです・・・〗

 着替えが完了すると下から、

「おーい、準備終わったー?いくよー」

 姉の声が聞こえた

「はーいよ、すぐ行く」

 そう答えて、階段を一段ずつ降りて行った







 間抜けなことに俺はこの時、背後に見えた暗い殺意に気づくことはなかった

 死ぬまであと6時間・・・・・ 






「とりあえず別れましょうか」

 今俺たちは、とある町のスーパーに来ている

 ここは地震の被害が少なかったのか、普通に営業している

「じゃあ俺は、食料品のほう行ってくるよ」

「私はスマホとパソコンを買ってくる」

「なら私はお皿とかを買ってきます」

 1時間後に車に集合ってことで、3人で分かれて必要な物を買いに行った





「えっと必要な物はっと」

〖大体こういう時は保存のきくものや洗剤、水を調達するのがいいです〗

「じゃあ缶詰とか買っておくか」

{菓子も買おうぜ}

「買わねーって言ってんだろ」

{ちっ、ぶれねーな}

「金は有限だからな。不必要なものはあまり買わないんだよ」

〖前にもこんな会話しませんでした?〗

「気のせいじゃね」

{気のせいだろうな}

〖そうですか〗

 もはや買い物の時の日常的な会話をしながらぶらぶらと回っていると、時計の針は8時を指していた

「30分限定のタイムセールでーす。卵、魚、肉類は全品半額となっております」

 そのアナウンスが聞こえるとともに、周りにいた主婦たちが一斉に駆け出し商品の取り合いを始めた

マスター、急ぎましょう。明日は焼肉です〗

{ハラミが食いたいな}

「お前ら・・・」

 そんな金もないんだけどな

「駄目だ駄目。そんなものはもうちょっと落ち着いてからだ」

{ケチだな~お前も。ちょっとは俺らに感謝の気持ちを示したらどうだ?}

〖・・・・・・〗

「あの、『善意ジキル』?もしかして怒ってないか?」

〖・・・・〗

 だーめだ話聞いてくれない

{肉をよこさないからこうなるんだ。さっさと買って来い!!}

「別に肉は買うつもりだったが、焼き肉はしないぞ?」

〖早く買って帰りましょう〗

「・・・・」

 意外と単純だな

〖何か変なこと考えました?〗

「いや、何でもない。さっさと帰るぞ」

 さて、とりあえずタイムセール(戦場)に行くとするか





 1時間が過ぎたころ、天童澄羽と堀山智里は約束の場所で待ち呆けていた

「遅いですね」

「どうせトイレ行ってんじゃない?まあ、連絡ぐらい入れてみようか」

 そう言って智里は新しく買ったスマートフォンを開く

「えっと確か電話番号はっと・・・よしもしも~し」

「でましたか?」

 その言葉に智里は人差し指を唇の前にあてた

 そして、ハンズフリーのボタンを押した

『もしもし、ごめん遅れて。ちょうどセールの波に巻き込まれてまだレジ通してないんだ。あと10分ぐらいかかりそうだからちょっと待っててもらっていい?』

「・・・そんなことなら連絡しなさいよ?全く」

 若干怒りのこもった声で、通話を終了した

「さて、どうする?あと10分ぐらいだって言ってたけど」

「じゃあちょっと私トイレ行ってきます」

「ん、分かったわ」

 そう言って天童さんは、店の中へと戻っていった

 この時なぜか天童さんが大きな包み紙を持っていることに、智里は気が付かなかった・・・

 



「はい、お待たせ―」

「お待たせ―じゃないわよ!どんだけ待ったと思ってんの!」

「ごめんごめん、その分いい肉買ったからさ」

「ほーそうですか。肉の取り分は2:4:4でいいわよね?」

「え~・・・」

「誰のせいで遅れたんでしたっけ?」

「・・・はい、すいませんでした」

 姉も怒らすと怖い人だ

 大原の妹よりはましだけど・・・

「そういえば天童さんは?」

「ああ、トイレって言ってたけど、遅いわね」

「んじゃ、ちょっと見に行ってみるよ」

「あんた男でしょうが。私が見に行ってくるからほら、その荷物さっさと入れちゃって」

 そう言って俺に鍵を渡し、建物の方へ走っていった





 5分後天童さんだけ帰ってきた

「すいません、思っていたより混んでいまして・・・」

「ああ、そうなんだ。それより智里あいつは?」

「えっと、自分もトイレ行きたくなったって」

「なるほど」

「すぐに戻ってこれるらしいです」

「わかった、じゃあ先車乗っときなよ」

「はい」

 そういってドアを開け、助手席に腰かけた

 そのまま姉が返ってくるまで終始無言でその時間を過ごした




 それから数分後、姉が返ってきた

「ただいま~、さあかえろうか」

「おう、さっさと帰って風呂入ろうぜ。もう汗だくだ」

「よしっ、ってあれ?鍵がない!」

「・・・トイレ行くとき俺に渡しただろ」

「ああそうだったそうだった。じゃあ帰ろっか」

 そう言って車に乗り込み、エンジンをかけた

「そういえばさ、お風呂の準備って誰がやる?」

「お前でいいんじゃないか?」

「ちょっと!!」

「あ、私やりましょうか?」

 天童さんが提案してきた

「お、じゃあお願いしていい?」

「はい!!」

 笑顔で答えた

「よし、準備係も決まったところでしゅっぱーっつ!!」

 そういって智里はアクセルをおもいっきり(・・・・・・)踏み込んだ

 幸い車をぶつけることはなかったが、

「いきなりあれだけスピード出すとか馬鹿か!!どっかにぶつけたらどうすんだ!」

 立場が逆転し、今度は俺のきついお叱りを受けた姉だった



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