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タナトス強制招集

今作用に、いつもの一話完結とは違っています。

キミたちは愚かだねぇ……


自分たちの悦楽心を満たすためだけに

言葉を剣のように振るって

相手の精神を傷つけ、狂わしている


キミたちが分からないだろうけどねぇ……

無自覚であるというのは、ある種の大罪なんだよ?


例えば、キミたちが無自覚のままに

犯罪を犯しても

無自覚だから許される

と思っていないかい?


そうじゃないよねぇ……


犯罪を犯していながら、自覚が無いというのは

キミたちを構成している人格に

問題があること以外に

他ならないんだから


でも、世間というのは

その事実を知らないから

キミたちには、罪が無いと

判断を下すんだろうねぇ……


しかし、世間がキミたちを許そうとしても

キミたちの存在を許さない者だっているのさ


それは誰だって?

アハハハハ、キミたちの前にいるだろう?

そう、ボクやボクを始点に紡がれる物語たちがね


キミたちがいくら逃れようと

自分たちの罪を否定しようが

否応無しに、ボクらは牙を剥くよ


だって、剥かざるを得ないんだから


そういえば、ボクの名前を言っていなかったね


ボクの名前はタナトス


普段だったら、

地獄に送る者と

言うべきところだけど

今回は、少し寄り道をさせてもらうよ


だって、キミたちは

地に蔓延るアリのように

数が多いじゃないか


ボクという存在は

一人一人に罪を語ることで

成り立っているのさ


でも、キミたちのような集団に

一人一人に語るなんていうのは

ボク自身が疲れるから

やりたくはないんだよ


だから、寄り道という手段を使う

ただそれだけさ


嗚呼、寄り道する場所かい?


それは、キミたちに激痛を与える処刑場さ


おや、嫌かい?

でも、ボクには関係ないことだよ


だってそれは、キミたちの因果でしかないんだからねぇ……


さぁ、処刑人の刃に斬られに行っておいで


その先にある地獄で、

ボクはキミたちを

待っているからねぇ……


それじゃあ、バイバイ――

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