表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

群青色

作者: ピクルス

「帰りたくないな」

そう呟いた。今朝、母と些細な事で喧嘩したのだ。中学生になったらしようと思っていた事を否定されたから。行くあての無い私は、近所の公園にいた。普段の喧嘩なら、学校から帰ってきたら、すぐに仲直りをするのに。如何してあんなに怒るのか分からずただモヤモヤとしてた。

空の色は群青色だった。まるで今の私の気持ちを映しているかのように…

両親はいつも朝早くから夜遅くまで仕事をしている。幼い頃から私は彼らに何かをしてやりたいと思ってた。中学生になったら、新聞配達のアルバイトができる事を知った私はそれで父と母を助けたいと思った。

それなのに…

涙が零れそうになった時、感じた温もり、母が私を抱きしめてた。母は

ただ一言「ありがとう」と囁いたー

その日は、久しぶりに声をあげて泣いた。

帰り道、母に手を引かれていると不意に母が、

「私達の事、そんなに大事に思ってくれる娘がいて私は、幸せ者だよ。」

と、言った。その時、私の目に入ってきたあの景色を忘れることはないだろう。

ありきたりな話ですが、ここまで読んでくださり、ありがとうございますm(._.)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ