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花々に心をよせて  作者: 加坂 弓
4/13

名を間違えても可憐《かれん》さは変わらず

野に咲いて春を知らせる

もんしろちょうをとまらせて

風にゆれてその存在感


形大きくなると名が変わる

人は名づけてもごちゃまぜにする

それでもその独特な香りを

風に乗せて花壇やプランターの中

チューリップなどよりも早く

抜け駆けした春とともに咲く


摘まれてしおりに

摘まれて一輪差し

可愛さに

人はほほ笑む


野に群れて

花壇に群れて

咲き誇る


プランターの中で

寄せ植えの中で

存在を主張する


踏まれても

摘まれても

すっくと頭をあげる


優しき名も

その時ばかりは

似合わない


三色すみれ

パンジー

野に育ち

人が作り

それでも

姿は似かより

名を混ぜる


人は季節を知るために

可憐さを失わせた

そう思うような

野に咲く強き姿

すみれ

それがあなたの名前

読んでいただきありがとうございます。

秋になるのに春の花ですみません。

思いついた順番で書いていきますので、季節外れには目をつぶっていただけたら、とずうずうしく思っています。

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