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花々に心をよせて  作者: 加坂 弓
3/13

小さき花に青の祝福

なぜそこまでささやかに

咲き群れるのか

野に彩りをそえようとしているのか

それとも咲く己の色を

理解していないとでもいうのだろうか


子に摘まれても

親に雑草と言われて捨てられる

田畑に咲き群れれば

邪魔者じゃまもの扱いで除草じょそうされ

砂利道じゃりみちに咲き群れれど

人は見向きもせず

名を知らぬ者が増えるばかり


それでも命つなぐ

その色は神からの祝福か

本来現れぬ青

空をうつせどここまで青ではない

海を映せどここまであざやかではない

水を映せどここまで色はない

小さき花のほこりなのか

青い姿をすくっと空へ向け

立ち群れ 咲く


なぜ美しいと言わずにいられるだろう

ほそやかに可愛かわいらしく

青い姿をただ咲かす

その命をなぜ美しいと言わずにいられるだろう


名を知らぬ者が

その身をいたろうとも

青の祝福が変わることはない


オオヌイノフグリ

君は神の祝福を受けたのか

自然には難しい青を手にした花よ

読んでいただきありがとうございます。

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