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完璧なキャリアウーマン、悪役王妃に転生する  作者: ぶっくん


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第7話 竜の巣の交渉術

彼女が振り返った時、目には冷静な決意の輝きがあった。


「武力衝突は最後の手段です、陛下」


静かな、しかし宮廷全体に響く声だった。


「まずは国際会議を提案しましょう。遺跡の共同研究と、そこから得られる利益や知識。そしてもし技術が応用可能ならその成果を公平な分配について、話し合う場を設けるのです」


一瞬、水を打ったような静寂が訪れた。

やがて老練な宰相が咳払いをした。


「……会議?陛下、彼らは既に剣を抜きかけています。言葉で納得させるなど、夢物語では?」


かつてのセレストなら、この否定に逆上しただろう。


しかし今の彼女は、ほんの少し口元を緩めた。


「交渉は条件次第です。夢物語かどうかは、提示する『条件』と『代替案』の現実味にかかっています」

彼女は机の上の地図を指さした。


「ご覧ください。遺跡『竜の巣』への最も安全で大規模な物資輸送が可能な陸路は、我がオルテニアが支配しています。険しい山岳地帯を迂回する他のルートは、コストが倍以上かかり、季節によっては通行不能です。これが我々の第一の交渉カードです」

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