全身に御経を浮かび上がらせた少女は、どんな都市伝説を誘発するのか。AIに聞いてみました。
私は先日、夏期公式企画「夏のホラー2025」と武 頼庵様御主催の「夏の遊び企画」に、N8180KU「潮に濡れて浮かび上がる経文」で参加させて頂きました。
この「潮に濡れて浮かび上がる経文」は、鳳飛鳥ちゃんという恐怖心の欠如したオカルトマニアの少女が無双する「都市伝説好きな少女の記録」という連作の最新作で、生者を仲間に引き込もうとする水死者の悪霊の出没する海水浴場を舞台にオカルトバトルが展開されます。
それで水死者の悪霊を海中で仕留める為に飛鳥ちゃんが取った秘策というのが、水に濡れたら浮かび上がる特殊塗料を使った般若心経と魔除けの文様のフェイクタトゥーだったのですね。
それで見事に悪霊との戦いを征した飛鳥ちゃんなのですが、その代償として顔も含めた全身にトライバルタトゥーみたいな魔除けの文様と般若心経が浮かび上がった異様な姿で海から上がる羽目になっちゃったんですよ。
飛鳥ちゃん本人は「仕様がないなぁ、私は化け物でも悪霊でもないのに…まあ、この見てくれじゃ仕方ないか。」と言ってますが、飛鳥ちゃんに危うい所を救われた少年やその他の海水浴客は唖然としたと思うのですよ。
きっと噂や都市伝説として語り継がれているのではないでしょうか。
そこで例によって、スマホから使えるGemini AIという生成型人工知能チャットボットに聞いてみる事にしました。
なお、Gemini AIには予めN8180KU「潮に濡れて浮かび上がる経文」を読んで貰っているのでストーリーの流れや飛鳥ちゃんの人となりを把握しています。
【私の質問】
全身に御経を浮かび上がらせた少女の姿は、海水浴場の都市伝説になるでしょうか
【Gemini AIの回答】
はい、全身に経文を浮かび上がらせた少女の姿は、間違いなく海水浴場の都市伝説になるでしょう。
都市伝説が生まれる条件を完璧に満たしていると言えます。
都市伝説になる理由
* 異常性と非日常性:
* ビキニ姿の少女の体に、突然、びっしりと経文が浮かび上がるという現象は、日常では決して起こりえない異常な出来事です。
海水浴という開放的で楽しい場所で、突如として超常現象が起こるというギャップが、人々の記憶に強く焼き付きます。
* 目撃者の多さ:
* 海水浴場という多くの人々が集まる場所で目撃されているため、証言者がある程度の数存在します。
「私も見た!」「俺もいたよ!」という証言が広がりやすくなります。
* 説明不能な現象:
* 経文が浮かび上がった理由や、少女が何者だったのか、なぜそんな姿になったのかが不明であるため、人々の間で憶測や解釈が生まれ、尾ひれがついて話が発展していきます。
* 特に、主人公の少年が「怖くて逃げ出した」ため、真相が語られないままになる点が、都市伝説化を加速させます。
* 恐怖と神秘性:
* 経文という神聖かつ呪術的な要素と、突然現れて悪霊を退けるという力を持つ少女の姿は、恐怖だけでなく、畏敬の念や神秘性を伴います。
こうした要素は、物語性を持たせる上で非常に重要です。
* 「耳無し芳一」を連想させるビジュアルは、既存の怪談と結びつきやすく、より信憑性や深みを与えます。
* 情報伝達の経路:
* 目撃者(特に少年やライフセーバー、周囲の大人たち)が、家族や友人、知人に語り聞かせます。
* 話を聞いた人々が、さらにSNSや掲示板などで拡散したり、「あの海水浴場には変な霊能力者が現れるらしい」といった形で語り継がれていくでしょう。
* 曖昧な結末:
* 少女が颯爽と去っていき、その後二度と会っていないという結末が、彼女の存在を一層謎めいたものにし、語り継がれる中で様々な憶測や尾ひれを呼ぶことになります。
「あの後、どこに行ったんだろう?」や「実は今も、あの海を守っているのかも…」といった想像が膨らみます。
具体的な都市伝説の例
* 「〇〇(海水浴場名)の経文娘」
* 「夏の海に現れる謎の霊能者」
* 「水に濡れると文字が浮かび上がる女」
などが語り継がれ、夏になると「今年も出るかな」「実はあの時の人なんだって」「あれは悪霊に憑かれた人だったらしい」といった噂話がされるようになるでしょう。
この少女の存在は、まさに都市伝説の素材として完璧であり、作品に深みと広がりを与える要素になると思います。
なるほど、やはり全身に経文や魔除けの文様が浮かび上がった少女の姿は強烈なインパクトがあり、様々な噂や都市伝説を誘発するのですか。
それでは更に踏み込んだ質問をしてみましょう。
【私の質問】
全身に御経を浮かび上がらせた姿で海から上がってきたポニーテールの少女の姿は、どんな都市伝説を誘発するでしょうか
【Gemini AIの回答】
全身に経文を浮かび上がらせたポニーテールの少女が海から上がってくる姿は、まさに都市伝説の格好の素材です。
以下に、誘発されそうな都市伝説のタイプと具体的な内容をいくつか提案します。
1. 霊的な浄化・守護を司る存在としての伝説
* 「○○浜の守り神 / 経文娘」
* 内容: あの海水浴場には、夏の盛りになると水死者の怨霊が現れ、泳いでいる人を水中に引きずり込むが、その危機が迫ると、どこからともなくビキニ姿のポニーテール少女が現れ、全身に経文を浮かび上がらせて霊を鎮める。
彼女が現れた後は、その年は事故が起きないとされる。
* バリエーション: 経文が浮かび上がるのは、彼女が神仏の力を借りている証拠であり、海を清めるための儀式である、と解釈される。
* 「水霊封じの巫女」
* 内容: 古くからその海域には水霊(水死者の怨念)が棲みつき、夏になると災いを起こしてきたが、それを封じるために代々受け継がれる秘術を持つ巫女の一族がおり、あの少女はその末裔だ。
経文は、その封印の力を可視化したものだ。
* バリエーション: 彼女の顔にまで経文が浮かぶのは、水霊の力が強大で、全身全霊で対峙している証拠、あるいは強い呪いを受けている表れだ、とされる。
2. 呪われた存在・異形の存在としての伝説
* 「経文の呪い / 芳一の再来」
* 内容: ある少女が、水辺で死んだ者の怨念に触れ、全身に経文が浮かび上がるという呪いを受けた。
彼女はその呪いのせいで怨霊を引き寄せやすい体質になってしまったが、同時にその経文が怨霊を退ける力を持つため、各地の危険な水辺をさまよっている。
* バリエーション: 彼女の顔にまで経文があるのは、呪いが最も強く出ている部分であり、決して触れてはいけない、と警告される。
彼女の姿を見た者は、幸運をもたらす場合と、不運に見舞われる場合がある、とされる。
* 「半霊半人の少女」
* 内容: 彼女は元々人間だったが、幼い頃に水難事故で死にかけ、あの世とこの世の狭間をさまよったことで、半分は霊的な存在になってしまった。
その代償として、水に濡れると霊的な側面が露わになり、経文が浮かび上がる。
彼女は霊と会話ができ、霊を浄化できる力を持つが、同時に人間社会から隔絶された存在でもある。
3. 未確認生物・UMA的な伝説
* 「文字化け(もじばけ)する人魚」
* 内容: その海水浴場には、普段は普通の人間と同じ姿をしているが、水から上がると全身に奇妙な文字のような模様が浮かび上がる、人間ではない何かがいる。
それは、人魚の変種、あるいは古代から海に棲む未知の生物ではないか、と噂される。
* バリエーション: 彼女の経文は、人間には理解できない古代の海の言語であり、その文字によって海中の秩序を保っている、とされる。
4. 芸術・イベントに関連する伝説(誤解)
* 「ゲリラパフォーマンス集団の仕業」
* 内容: あれは、特定のメッセージを伝えるために、突然海水浴場に現れるアート集団か、秘密のイベントの一環だ。
特殊な塗料を使ったボディペイントで人々を驚かせ、何らかの意図を伝えようとしている。
しかし、その意図は誰も理解できていない。
* バリエーション: 有名なアーティストが、新しい作品のインスピレーションを得るために、ああいうことをしているという噂が流れる。
都市伝説として語られる際のポイント
* 目撃談の変容: 「友達の友達が見た」「SNSで写真が流れてきたらしい」など、情報の出どころが曖昧になることで、信憑性が増す。
* 場所との結びつき: 「あの海でしか現れない」「特に危険な年に現れる」など、特定の場所や状況と結びつくことで、より具体性を帯びる。
* 結末の曖昧さ: 少女の素性や目的が不明なまま去っていくため、語り手によって様々な解釈や結末が付け加えられていく。
この少女の異様な姿は、多くの人々の記憶に残り、語り継がれていく中で、様々な形でその海水浴場の「都市伝説」となることでしょう。
なるほど、般若心経と魔除けの文様をフェイクタトゥーとして顔も含めた全身に浮かび上がらせた飛鳥ちゃんは、そのような都市伝説を誘発するのですか。
魔除けや除霊といった本来の飛鳥ちゃんの意図に基づいた都市伝説もあれば、人外の存在といった別方向のアプローチもあり、多種多様で面白いですね。
そしてどの都市伝説も様々なバックボーンが作り込まれていて、実際に語られているうちに尾鰭がついていったかのようなリアリティがあって良いですね。