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あらすじ

 私たちは誰もが、心の奥に癒されぬ傷を抱えている。

 

 山科時輪もまた例外ではない。

 父親のDV、経済的弱者の母、その姿を自らに投影しながら生きてきた彼女は、結婚、出産を経て、温かい家庭という「正解」に落ち着いたはずだった。

 しかし、魂は囁いていた−


「これが本当の私なのか」と。



 この物語は、山科時輪の「時間を超える離人症」という特殊な設定を通して、人間の心の傷と癒し、そして自分自身の人生を取り戻す物語。

 トラウマから生まれた特殊な能力を持ちながら、自己実現と他者への共感の間で揺れ動く一人の女性の心の旅路を描く。


 主題歌「ドラマよ止まらないで」 https://youtu.be/E5NQ2fdF1HY


 時輪は幼少期から両親の家庭内暴力に晒され、父親からの暴力と、経済的自立ができず従順に耐え続ける母親を目の当たりにして育つ。学童期に「離人症」を発症し、思春期に父親の暴力的な行為をきっかけに、時輪は初めて離人症の状態で別の人格が現れる経験する。これを機に、時輪は自分の中の「もう一人の時輪」と意識的に向き合うことに……


 大学で心理学を学んだ時輪は、自分の症状を「制御された離人」と理解し、精神保健福祉士として働き始める。22歳で恭介と結婚し子どもも生まれるが、やがて子供の自立を機に夫との言い争いの中で、時輪は過去へと時間を超えて戻るという不思議な体験をする。


 時輪の「離人症」は単なる病気ではなく、時空を超えて患者の過去のトラウマを直接体験し、より深い共感と理解を持って患者を治療できる「能力」へと進化する。同僚には「直観力」と評価されるこの能力を使って、時輪は多くの患者を助けていく。

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