私が友人から聞いた怖い話
噂。それは、人から人へと伝えられていくもの。伝えられていくたびに尾ひれを付け、誇張されていく。その昔、噂は口によって伝えられていくものであったが、現代ではSNSで一気に広がっていくこともあるだろう。噂は、時に人を幸せにし、時に人を不幸にもする。恐怖に陥れることだってあるだろう。
さて、急ではあるが今回は私が数十年前に地元の友人から聞いた奇妙なお話を披露するとしよう。
あるところに、洋子という小学生の子供が居たそうだ。洋子は夏が好きで、特にお父さん、お母さんとの家族三人で川に出かけて水遊びをすることを楽しみにしていた。
ある夏の猛暑日に、この家族はいつもの様に川へと訪れた。洋子は水着に着替えて川へ入ってはしゃいでいる。
お父さんとお母さんはお昼ご飯の準備をしていた。
「あれ、洋子がいない!」
お母さんが叫ぶ。それは一瞬の出来事であった。目を離した隙に、洋子の姿は見えなくなってしまっていた。もしかしたら、溺れて流されていってしまったのではないか。お父さんとお母さんは洋子を必死に探した。
一時間ほど探しただろうか。お父さんとお母さんは元いた場所に戻って来た。するとそこに洋子の姿があったのだ。
「洋子、心配したんだぞ。○○○○○」
「本当に良かった。どこで何をしていたの」
お父さんとお母さんは洋子に駆け寄って抱きしめた。
「あのね、お友達と川で遊んでたんだ」
「……そんな子、どこにもいないじゃない」
いくら洋子に聞いてみても、お友達と遊んでいた。の一点張りだった。
「まあいいわ、着替えてお昼ご飯食べましょうか」
お母さんがお昼ご飯の準備を再開しようとすると、お父さんがポツリと一言。
「なんで濡れていないんだ」
いかがだっただろうか。ここで読者の皆様に謝らなければならないことが一つ。このお話は完全ではないのだ。なにせ、数十年前に聞いたお話だったので、記憶があやふやである。お父さんの言葉、○○○○○の中には何かセリフがあったような気もするし、ましてやこのお話にはまだ続きがあった様な気もする。また、このお話を聞いてしまうと何か…………。
そこで読者の中に、このお話を知っている、聞いたことがあるという人がいれば是非、感想欄で教えて頂きたい。この物語の真の顛末はどの様なものであるか、非常に楽しみだ。
※完全にフィクションです!!




