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7話 悪魔が来る

7話 悪魔が来る


・タケルは六限目までの、

授業を終え専門学校の玄関を出て、

駅までの道沿いにある公園で、

ベンチに座り缶コーヒーを飲んでいる、

小暮犀太に会った。

犀太はタケルを確認すると、

残っていた缶コーヒーを飲み切り、

金網のごみ箱に捨てると、

「タケル君、

悪魔を祓う力について、

教えてあげよう。

普通の人は悪魔とは戦えない。

しかし、我が組織の、

メンバーは違う。

黒のunknownたる悪魔の、

首根っこをつかみ、

場合によっては自由に、

蹂躙することが、

出来る。

我が組織に、

通常装備された〈火の力〉、

それは暗黒の正体を突き詰め、

白日の下に晒し、

場合によっては燃焼させ、

灰に帰すことが出来る。

天使と出会った君は、

もう力を半分得ている。

右手の掌を上にして、

静かにそこに力が宿っている、

所をimageしてみて欲しい」


タケルは一瞬(?)と思ったが、

以前から続く身近で起こる、

超常現象の流れから、

(想像すれば、

悪魔と戦えるのかな?)

と思い直し犀太の言う通りに、

右の掌を上にして、

目を瞑りそこに強い火が、

燃え盛っている所を、

imageしてみた。


────目を瞑り、

全てが闇となった、

視界に、

一点の強烈な黄金の光が、

爆発的に広がった。

驚いてタケルは目を開いた。

掌の上には、

まるで太陽のように、

ギラギラと燃え盛る黄金色の、

焔が宿っていた。


呆然自失となり、

タケルは自分の掌を、

見つめていると、

犀太は言った。

「これが悪魔と戦う、

君に与えられた、

通常装備されている力、

〈金の焔〉。

この過激な熱量で、

我々は悪魔と戦っている。

通常悪魔は昼夜問わず、

世界中に散らばり、

心の暗い人間の心の根に住み、

破滅の導火線を点ける日を、

待っている。

いま世界で超常的な異変が、

続出している。

気付いていなかった、

かも知れないが、

悪魔が一番好むタイプの、

人間は〈無知なrealist≒現実主義者〉

で我々はこの手の人間を、

保護する義務を負っていない。

我々が保護すべき人間は、

心が弱くても希望を見失わない、

生きようとする人間だ。

世界が崩壊する時は、

迫っている……」

犀太は押し黙り、

暗い表情になって、

遠くを見つめるように、

前を見ていたが、

何かに、気付いて、

目を見開き顔を少しずらし、

背後を見るような仕草をすると、

言った。

「タケル君。

どうやら今ので、

悪魔が気付いたらしい。

もうすぐ我々の前に、

悪魔が来る……」


(えっいきなり実戦に、

突入しちゃうの……)


全く心の準備の、

出来ていなかったタケルは、

使ったことのない、

未知の力〈金の焔〉を、

成り行きで試すことになるのだった。


…………(続く)


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