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喫茶店と不思議な少女

☆〈蒼のウィザードリィー〉01


1話 喫茶店と不思議な少女


・篠崎タケルは、専門学校の帰りの18:00ごろ、

繁華街の一角で女性に声をかけられた。

その女性は白いフリルの付いた、

ロリータ服を身に付け、独特なインディゴブルーの、

覚めるような青い口紅をつけていた。

その女性はタケルを見つめて、

とても気安くタケルに話しかけた。

「篠崎タケル君だよね。

私中学で一緒だった、水無月花林。

ちょっと懐かしくなって、声をかけたの。

お話しよう。

茶店に行っていろいろ話そう」

タケルは中学で一緒だった水無月のことは、

知っていた。

聞く話によると水無月は、

タロット占いにハマったり、パワーストーンに凝ったり、

関西にあるタロット占いを売りにした、

街を出歩いたりと、スピリチュアルな世界に興味を持つ、

不思議少女らしかった。

中学で浅く広く、

満遍なく他の生徒と交流のあったタケルは、

この水無月ともある程度仲が良く、

水無月は不思議な人だったが嫌いではなく、

むしろ彼女の醸し出す不思議で儚げな容姿から、

危険かもしれないが関わりを持ちたいな、

と常々思っていた。

タケルは二つ返事で水無月と二人で、

日の陰った夕方の街よりも仄かに暗い、

適度に洒落た喫茶店店内に入っていった。

──カランコロン

ドアを開けると小さな鐘が鳴った。

小さい店内には一人の客もいなかった。

席に着き、水無月はタケルと、

語り合った。

中学時代の思い出とか、

どこの高校に行っていたのとか、

今何をしているのとか、

好きなアーティストの話とか、

今何か見ているドラマはあるのとか、

何でもない他愛のないことを話し合った。

水無月は柔らかく笑い青い唇を、

つぐんで口角を上げ、少し妖しく、

タケルと向き合っていた。

タケルは中学の知り合いと、

会話が出来て、満足していた。

楽しく新鮮な時間が流れた。

一時間ほど会話し、もうそろそろ帰ろうか、

と言う話になり、水無月は別れ際に、

タケルに銀色の鷲をモチーフにしたネックレスを、

渡した。

「タケル君。これは、

身に降りかかった災厄を、

防いでくれる幸運のお守りなんだって。

後私とのご縁も繋いでくれる、

スピリチュアルグッズでもあるんだ。

今日はタケル君と話せて、

楽しかった。

また会って話したいから、

貰っといて」

タケルは水無月の言うことをきき、

そのネックレスを受け取った。

手を振って水無月と別れ、

19:00台の電車に乗って地元の駅まで、

移動した。

真っ暗になった空を普通電車は、

快速に移動していった。

タケルはふと電車の窓に映る、

自分の顔に目を向けた。

窓に映る自分の目を見つめた。

そこに映ったものを見てタケルは驚愕した。

よく見るとタケルの目の瞳孔は青い光を放ち、

燃えていた。

さらに見つめると目の瞳孔の中には、

小さなコメ粒ほどの小鬼がうじゃうじゃと、

すし詰め状態で蠢いていた。


──(なんだ……これ??)


タケルは不思議な女の子、水無月と出会い、

これから自分の目に宿った謎の焔にまつわる、

不思議な出来事が身近に起こり、

日々を翻弄され始めるのだった。

…………(続く)

連載を再開しようと思います(〃∇〃)ノ∠では☆♪

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