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様々な世界・世界の詩

花舞いし世界

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2022/02/21



 その世界は花舞う世界だ。


 太陽の日が降り注ぐ時も、星月の光が優しく照らす時も。


 その世界の空には絶えず、風で踊るように花びらが舞っていた。


 色とりどりの美しい花が咲きみだれる世界ガーデニア。


 そこは、あまたの花と人が生きる世界。






 しかし、そんな世界に滅びの兆しが見え始めた。


 綺麗だった花々は枯れゆき、世界を美しく飾りたてていた色彩にかげりが見え始める。


 人々はこの現状を嘆き、せまりくる滅びを何とかしようと、様々な手をうった。


 原因は、ガーデニアの世界の中心にあった。


 星の内部に救う、フローレシア。


 魔を宿した世界を呪う、巫女の魂だ。


 花々を汚染しようとするフローレシアの魔手は、草花や木々にも及んだ。


 その結果、世界は色彩を欠いて、緩やかに滅びへと進んでいたのだ。


 自然がなれば動物達は生きられない。


 自然が豊かでなければ、生命の連鎖は成立しない。


 そのためガーデニアは、滅びの道へ進む一方だった。







 そんな中、新しい巫女が誕生した。


 呪われた過去の巫女とは違う、希望を担う巫女。


「夢を見ていたの、世界が終わってしまう夢を。だから、その夢を現実にしないようにしないと」


 夢見る少女と名付けられた夢の巫女ユミィは、たのもしい仲間達と共にフローレシアと対峙した。


「皆の力を信じてる。力をあわせれば、きっとこの世界を守る事ができるはず」


 愛らしく笑い、厳しい環境でも可憐な意思の花を咲かせながら。


 人の裏切りにあい、華々しい時に生を散らした呪いの巫女。


 その怨念を受け止め戦った夢の巫女は、自分の命を犠牲にしてガーデニアの世界を救った。


 呪いの影響から解放された世界には、再び彩りが戻り始める。


 人々は夢の巫女を忘れない。


 どれだけの時がたっても、たとえその世界に咲き乱れる花がいつか枯れ果ててしまっても。


 花の神として彼女の雄姿を、長く長く語り継いでいった。


 美しく咲き乱れる花々。無数の彩りに満ちたガーデニアは蘇った。


 それは、夢の少女の活躍による、と。



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