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秘めた恋
あの人への恋心
誰も気づかないで
知られないようにしたいのに
一目見たい
あの人の声を聴きたい
恋しい
愛しい
恋心が溢れてしまう
長く生きていくうちに
一緒に時を重ねて生きたい
そう未来を望んでいる私がいる
だけど
あなたを困らせる立場の私
未来を望むのは難しい
結ばれることは夢のまた夢
秘める恋と決めたから
この恋は誰にも知られてはいけないと
誓ったのに
私の意思が弱ってしまいそう
だからお願い
私の命を止めて
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式子内親王
「玉の緒よ 絶えねば絶えね ながらへば
忍ぶることの 弱りもぞする」
(意味)私の命、絶えるのならば絶えてしまってかまわない。このまま長く生きていれば、秘めた恋に耐え忍ぶ心が弱ってしまいそうだから。
中学生の宿題で歴史新聞を作るというのがありました。鎌倉時代を題材に調べた時、式子内親王のこの和歌を知り載せたところ、百人一首が好きな友達が「この詩が1番好きなの」と話してくれたのが印象に残っています。
私は幼い心のため気づかなかったのですが、あの頃、友達の心中に秘めた恋があったのかな。




