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序文 グレイテスト・長板
どこかで聞いた
なろうにストレス展開は 下手なカタルシスは要らない
どこかで聞いた
正史に演義 著作は三次まで 四は危険なのだ
しかしそれでも書きたいんだ 他をエタらせてでも書きたいんだ
そこから導き出される答えは 誰も見たことのない順風な世界 誰も死なない世界
順風三国志の開幕だ
今日は張飛を紹介するぜ
あざなが二つ伝わって
笑い話のオチに使われて
長兄のやらかしを自分のせいにされて
千八百年後にロリコン認定されて
酒を飲みすぎて……
そりゃ確かに厳しくし過ぎた
しつけと称してむちを打ち過ぎた
恐らくは疫病だろうが出社強要
厳しさが仇となった
しかしここは順風な世界 風が吹けばみな蘇る
誰も死なない三国志 きみも厳顔 みんな厳顔
張飛の一番の活躍
国民一丸の大逃走
迫る追撃 吠える張飛 敵は動けない
時を超え 聞こえたか獅子吼 １８秒あたりだ
さながら長板にそびえる人間長城
一騎当万 ひとりで万里 宇宙から見えたかい？
