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猫、時々晴れ  作者: 夢見 空
8/9

8話

 そっからあっという間に1週間が終わった。

 あー、いよいよ今日か。

 怖いなあ。

 振られたくないな。

 けど告白しないと何も始まらない。

 だからこそ。


 今日告白する。


 ーーーーーーーーーー


 私は昔から容姿だけでもてることが多かった。

 容姿を介してみんなと仲良くなれるならそれでいいと思ってた。

 けどみんなは私の容姿だけしか見てなかった。


 それに気がついたのは中学で教室に忘れ物をとりに行った時だった。

「みうちゃんってかわいいくせに色目使ってるの生意気だよね」

「中身はあんなんなのに外見が良いだけでもてるとかほんとずるい」


 普段仲良くしてる子たちから散々言われてるのにはショックだった。

 私は容姿通りの振る舞いをしないといけないのか、私の好きなように行動しちゃいけないのか。

 散々言われてるのは悔しかった。

 だから完璧を演じた。

 小林 美雨という完璧な人間を、容姿通りの性格を。

 もちろん辛いものだった。心まで繋がっている友人はいなく、みんな形だけの友人だった。クラスが変わってから連絡も少なくなって、またメンタルがやられそうになってた。


 そんななかあなたに出会った。


 取り繕わずに行動してくれるつくし君に。


 あなたと過ごした時間は特別だった。あなたの前だけでは本当の私のままでいいのかなと思えた。


 だからあなたを離さないし、どこにも行かせない。

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