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第2回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞 への投稿作品

舞踏会で出逢ったお王子様は大魔王の息子だったのです

作者: 東の関脇

かぼちゃの馬車に揺られて着いた舞踏会で出逢った王子は大魔王の息子だったのです。


舞踏会でお王子様に見初められて、お城で暮らすようになった ゆいこ。

ゆいこは、王子とお城でなに不自由無く幸せに暮らしていました。


しかし、独り老けていく ゆいこ。

ゆいこ に常に優しく、全く変わりなく愛してくれている王子は、出逢った時のままの姿でした。


今日は、新国王の戴冠式。

王子は、一言『立派な大魔王になる』と言って寝室を出て行きました。


薄々感じていた違和感はあったけれども、

昨夜、ゆいこは初めて王子が大魔王の息子だったことを聞かされたのでした。


戴冠式の一連の儀式の日々は、人の寿命には長過ぎました。

既に人としては長い歳月を生きてきた ゆいこ。

ついぞ、新魔王に会うことは叶わなかったのでした。


戴冠式を終えて帰ってきた新魔王は、ゆいこの墓に刻まれた文字を読んだ。

改めて『立派な大魔王になる』ことを誓い、立ち去った。

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