心殺し
この身が震えた…
桜舞う朝
雪もまた降り積もる
小さな手が僕に告げる
生きていることを
優しさが溢れ
手の温もりに安らぐ
悲しみも憎しみも
全てが打ち消されてしまう
僕は嘘をつく…
平然を装う
今にも吐き出したい嘆きを
必死に飲み込む
目の前にいる
真っ赤に目を腫らした君…
僕はただただ
そんな君を見つめる
どうすれば
君が泣かなくて済んだのか…
そんなことを考える
僕にとって
君は大切な物の1つ…
ずっと追いかけ続けた存在
だからこそ
君の気持ちには答えられない
僕は代替品にされている
そう感じてしまう…
僕は君を遠ざける
この気持ちに
いつか気づいてくれる。
そう信じたい…
だから僕は
僕自身の思いに嘘をつく
今だけは
さようなら、愛しき人よ…




