表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

心殺し

作者: 月野 光

この身が震えた…

桜舞う朝

雪もまた降り積もる


小さな手が僕に告げる

生きていることを


優しさが溢れ

手の温もりに安らぐ


悲しみも憎しみも

全てが打ち消されてしまう


僕は嘘をつく…

平然を装う


今にも吐き出したい嘆きを

必死に飲み込む


目の前にいる

真っ赤に目を腫らした君…


僕はただただ

そんな君を見つめる


どうすれば

君が泣かなくて済んだのか…


そんなことを考える


僕にとって

君は大切な物の1つ…

ずっと追いかけ続けた存在


だからこそ

君の気持ちには答えられない


僕は代替品にされている

そう感じてしまう…


僕は君を遠ざける


この気持ちに

いつか気づいてくれる。


そう信じたい…


だから僕は

僕自身の思いに嘘をつく


今だけは


さようなら、愛しき人よ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ