プロローグ
俺の名前は、小鳥遊 竜
鈴原高校に通う高校2年生だ。
俺は、どこか特別なわけでもなく成績はまぁまぁいいほうで、運動も少しできる程度でなんの取り柄もない普通の高校生だった。
俺は、家から30分かけて高校に通うという日々を送っていた、
だが、俺のこんな日常も変わってしまう。
俺は、死んだからだ。
正確に言うと高校にいく途中にある階段を下りていると、なにかが頭にあたりバランスを崩して階段から落ちて死んでしまったのだ。
俺は、どんどんと意識が薄れていくなか死を覚悟した。
目が覚めるとそこは広くてなにもない白い世界だった、
(ここはどこだろう、天国だったりして)
そんな事を考えていると白いワンピースをきた黒瞳に黒髪のショートカットのかわいい女の子が目の前に現れ、
『すいませんでした!』
と、謝ってくるのでおれは『なにが?』と聞いた。
謝った理由は、女の子が投げたボールが俺の頭にあたり俺は階段から落ちて死んでしまったからだそうだ。
『べつにいいよ、生きていても何もすることはなかったから
俺は、これからどうなるの?』
そんなことを聞くと
『あなたは、私の不注意で死なせてしまったので、異世界に転生してもらおうかと思います』
『もちろん私の不注意なので転生してもこまらないようにしたいと思うのですがダメでしょうか』
『わかった』
『えっ!』
『転生するよ、こっちの世界は何もかもが楽しくなくてつまんなかったから転生して異世界で楽しいことを探すよ』
『本当ですか!』
『本当だ』
『それでは、まずあなたにしてもらいたいことがあります
それは、ステータスを決めることです』
『ステータス?』
『はい
ステータスには、
HP
MP
筋力
防御力
器用さ
素早さ
賢さ
といった項目があります、これをあなたに決めてもらいます』
『すまないがその7つの項目の説明をしてくれ』
『いいですよ』
~10分後~
『というかんじになっています』
『ありがとな』
『感謝されることでは、ありませんよ』
『とりあえずステータスを決めるか』
(ステータスは、
HP…自分の体力、0になると死ぬ
MP…自分が持っている魔法を使う時の、魔力
0になると気を失う
筋力…相手にダメージを与えるときこれが高いとダメージを
与えやすくなる
ものを持つときもこれが高いと楽になる
防御力…相手から受けるダメージが少なくなる
器用さ…何かを作るときや小さい物を使うとき
これが高いと成功率があがり精度が良くなったりする
戦闘時は相手の動きがよくみえる
素早さ…戦闘時では、反射神経などといわれ相手の動きに
合わせやすくなる
これが高いと相手からは速すぎて見えなくなること
もある
賢さ…魔法を使う時にこれが高いと必要魔力が少なくなる というわけか)
『少し待ってくれ』
~10分後~
『とりあえずこれで』
タカナシ・リュウ
レベル 1
HP200
MP500
筋力100
防御力100
器用さ200
素早さ500
賢さ500
『これでいいんですね
あと、神様プレゼントで特別な物もあげましょう』
『神様だったんだ』
『はい』
『言ってませんでした?』
『言ってない』
『神様です』
『知ってる』
『えぇ~!』
『なんで騙すんですか』
『ひどいです』
上目遣いの涙目はやばい、俺の精神が持たない
『ごめんね』
と言いつつ頭を撫でると女の子は
『謝ってくれたからいいです』
なんていうから少し恥ずかしかった
『では、転生してもらいます』
『頼むよ』
女の子が手を叩くと目の前に大きな扉が出て来て
『では、どうぞ』
なんて促してきた
そういえば名前を聞いていないと思って聞いたら
『名前はありません』
なんていうから『俺がつけていいか?』と聞いたら
嬉しそうに『いいんですか!』っていうから
『君の名前はテシュブでいいかな?』っと聞くと
『テシュブってなんですか?』って聞くから説明した
すると女の子は、ぴょんぴょん跳ねながら喜んでくれた
ヤバイ すごくかわいい
俺の近くにきて
『名前をくれてとても嬉しいです』
なんて上目遣いでいうからさらにヤバイ
『テシュブ、とりあえずこの扉を開けてくれ』
『はい』
『また会いましょう』
『また会おうな』
『テシュブは、かわいいから自分に自信を持っていいよ』
俺がそう言うとテシュブは、顔を真っ赤にしながら下を向いた
(やっぱりかわいいな)
俺は、そんな事を思いながら扉に入っていった