46 続きからはじめる(1568年3月31日 足利家)【南近江の合戦-策謀】
『1568年3月31日 足利家――』
足利義昭は本圀寺に居た。
義昭(草薙恭祐)は報告を受けるたびに、ウインドウ表示が更新されるたびに満足そうに笑みを浮かべて、今は一献傾けていた。
織田討伐軍は明智光秀を総大将として向かわせた。
足利家単独ではわずか1,200だったが、密約を交わした三好家が6,000の兵を送ってきた。
褒美は摂津の安堵だ。
そして松永久秀。
光秀を介して、大和の領地安堵に加えて伊賀を褒美として伝えると即答で味方についた。
この戦ではなんと8,000もの兵を出してきた。
―そしてダメ押し。
最後に浅井長政。
ここは難しかった。
なにより織田家とは婚姻で結ばれた間柄であった。
しかも長政は、妻であるお市の方(信長の妹)にベタ惚れしていた。
ゲームとはいえ、なかなかの再現度だった。
そのため、光秀に命じてまずは長政の父・久政をまずは調略した。
調略とは言っても、久政へ対して最初はエサではなく脅しをかけた。
古くからの浅井家の盟友である朝倉家を使い、そして織田浅井包囲網をちらつかせた。
そして最後には、朝倉家より若狭を召し上げて浅井家に与えるというエサで、釣れた。
久政は足利につくと決めると、さすが素早かった。
現当主である長政の説得を試みたがダメだと分かると、長政を幽閉した。
そしてお市の方を討った。
ただ、これはいずれ長政を再び当主に据える事を考えれば早計だったように思う。
しょせんは老いぼれか。
しかし、同じ頃織田家より使者としてやってきた竹中半兵衛重治をも討ち取った。
これは大きかった。
今頃は織田家の援軍と称して南近江へ向かい、同じく出張ってきた美濃勢を後背から襲っている頃だろう。
そして狙うは織田信広の首、ただ一つ。
信長などは後回しでもよかった。
信広の首を取り、管理者権限さえ手に入れればどうにでもなる。
完璧な策だ。
直臣である光秀も細川藤孝も、三好も久秀も浅井も。
全ては自分の掌で踊る駒だった。
「失礼いたします」
襖の外から声が聞こえた。
「どうした?」
「明智光秀様より早馬による書が届いております」
「ふむ。入れ」
「はっ」
小姓が入り、書状を差し出す。
義昭は書を手に取り開くと、にやりと笑った。
その書には一行のみ。
――織田壊滅。掃討中。
<1568年3月31日時点>
―歴史乖離率:9.9%
―安定化モジュール:通常出力
―現実世界アンカー不安定率:不明(無効化処理済)
―管理者権限保有者:氷室真紀
織田信長(34)…統86 武63 知83 政73 魅85 【真紀】
織田信広(36)…統41 武66 知74 政69 魅80 【誠人】
柴田勝家(42)…統89 武88 知59 政69 魅84
丹羽長秀(33)…統79 武72 知80 政75 魅72
木下秀吉(31)…統75 武63 知80 政75 魅84
林秀貞 (55)…統52 武44 知68 政72 魅57
前田利家(29)…統77 武83 知64 政43 魅72
滝川一益(43)…統79 武84 知71 政69 魅80
池田恒興(32)…統71 武73 知70 政74 魅76
村井貞勝(48)…統41 武33 知72 政90 魅84
木下秀長(28)…統70 武61 知75 政83 魅87
佐々成政(32)…統75 武80 知62 政53 魅71
森可成 (45)…統75 武77 知68 政65 魅69
足利義昭(31)…統91 武49 知93 政71 魅79 【恭祐】
明智光秀(40)…統75 武78 知81 政73 魅76
細川藤孝(34)…統72 武63 知86 政84 魅79
松永久秀(60)…統85 武87 知88 政73 魅64




