表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【(仮)まで含めて作品名です】氷室の野望(仮)  作者: 和音


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/23

18 続きからはじめる(1567年5月27日 徳川家)【信康登場】

少し今後の展開について。


第20話(予定)で、この世界の仕様全景がぼんやりながら見えて来ます。

ここまで多少ゴチャゴチャしたところもありましたが、すっきりと整理出来ると思います。

そのあとから物語は加速度的に展開していきます(これも予定)。

是非お楽しみに。


1567年5月27日 徳川家――



ログインしてみると、前回からおおよそ40日程度飛んでいた。

場所はいつもの岡崎城――はじまりの部屋。


ただ、5月にしては結構蒸し暑い。

雨音も聞こえている。

そして、城内もなにやら騒がしい。


「なにごと……?」

一緒にログインした誠人こと正信は、そう呟くと部屋を出て行く。


そうえいば、ちょっと調べてみたところ、この岡崎城は3階建てらしい。

私のいるここ『はじまりの部屋』は2階にある。


さて。

私もとりあえず出てみるかな。

てくてく歩いて部屋を出て行く。


すると――

城内は紅白で彩られていた。


ななななんだ!?


すると先日(かわや)へ案内してくれた女中と出会った。


「ねーねー、なにごと?」

「姫様!失礼いたしました」


女中は膝をついて頭を下げたのち、教えてくれた。

「今日は竹千代(たけちよ)様のもとへ五徳(ごとく)様が嫁いで参られます」


竹千代……?

家康の幼名がそうじゃなかったっけ???


そう考えていると、女中が怪訝(けげん)な表情で私を見上げていた。

「あの……姫様?」

「あぁ、ごめんなさい!ありがとう」

慌てて教えてくれた礼を言うと、女中は去っていった。


あ。そうか。

思い出した。

家康の息子の信康(のぶやす)の幼名だ。

ん?という事は……私のお兄様だ!!


1567年5月27日は、織田上総介(かずさのすけ)信長の娘、五徳が家康の子・松平(まつだいら)信康のところへ輿入(こしい)れする日であった。

ちなみに、家康は徳川に改姓したものの、信康はずっと松平の姓であった。


あー、だからやたら紅白の布で城内が着飾ってあったのか。

納得。


そう考えながらてくてく歩いていると、先の方からすたすたと歩いてくる一人の男の子が見えた。

3人の大人が後ろをついて歩いている。


すかさず目力(めぢから)クリック。

―氏名:松平信康(8)

―統率:29

―武力:25

―知力:27

―政治:16

―魅力:31


どう声を掛けるか考えていると、向こうが先に此方に気付いた。


「お亀」

男の子が微笑みながら此方に来る。


お……どうすればいいのだ。

まごつきながらも廊下の端に寄り、三つ指ついて頭を下げる。


「このたびはおめでとうございます」

細かい作法は分からなかったが、やってみた。


すると

「これ、立ってくれ」

そう言って右手を引っ張って立たされた。


「ありがとう」

竹千代は真紀の顔をみつめて微笑んで言った。


……やばい。かわいいじゃないか、この子

思わず顔が赤くなったのが自分でも分かった。


「もうすぐ姫も到着するらしい。今日は馳走らしいのでお亀も楽しんでおくれ」

笑いながらそう言うと、大人を従えて奥の部屋へ向かっていった。


うーん、まさに王子だ。

見た目もそうだけど、礼儀正しいし優しい。

こんな子が本当にいずれ家康を(あざむ)くのだろうか……。


ちょっぴり悲しくなりながら考えていると

「お亀」

と話しかけられた。


振り向くとそこには、築山(つきやま)御前(ごぜん)が居た。


「おかあさま」

そう言って築山殿(つきやまどの)のもとへ行く。


「こんなところで何をしているの?」

微笑みながら聞いてくる。

「おかあさまを探してました」

そう答えると

「あらまぁ」

と言いながら笑う。

「こちらへおいで」

そう言うと、手を繋いで歩き始めた。


やはりダメだ……見過ごせない。

この人を私は必ず救ってみせる。

確かに、これはゲームだ。

でも、私に優しく微笑んで話しかけてくれるこの人は、この温かい手のぬくもりは本物だ。


すると視界の隅に『!』マークが点滅し始めた。

関係あるか、こんちくしょう。

私はおかあさんをたすけるんだ。


真紀は、いや亀姫は心にそう固く誓うのだった。





<1567年5月27日時点>

―歴史乖離率:3.7%

―安定化モジュール:通常出力

―現実世界アンカー不安定率:0.7%(無効化処理済)


亀 姫【真紀】( 7)…統12  武 3  知69  政26  魅51

本多正信【誠人】(29)…統38  武22  知63  政50  魅65

徳川家康(24)…統70  武72  知69  政70  魅82

築山御前(28)…統14  武 5  知46  政19  魅83

本多忠勝(19)…統69  武85  知57  政49  魅75

榊原康政(19)…統71  武79  知65  政57  魅70

空  誓(58)…統21  武 8  知74  政63  魅88

松平信康( 8)…統29  武25  知27  政16  魅31 new

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ