表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/75

第七十ニ話 ジャングル配線の中の天使

第七十ニ話 ジャングル配線の中の天使


「ん〜、結構いっぱい間違っているわね。liquid crystal I2c が落とせないから、何とか自力で乗り切ろうとしてるけど、LCDの大きさって、アナログ版とそんな大差あった?!数センチよね。

 とにかく理想のコンパクトの前に、アナログで繋ぎなさいよ。ジャングル配線でもいいから。家からパソコン持って行って、最新のアプリで、はい出来ましたぢゃ、中学生どころか、小学生でも出来るわ、苦労するプロセスが大事なのよ。

 そのプロセスをそのまま提出すればいーんぢゃない?!、次の後輩の中にアルディーノとラズパイをくっつけてみたいという、無駄な事をする強者がやっぱりいるはずだから。でもね、そのど素人の気持ちは尊い。答えてあげなさいよ。あなたの得意な歌やギターだって、最初は何も出来なかったはずでしょ」

「ええ事言うなぁ〜 笑笑」

「相変わらずの阿呆ね」

そう言いながらも早苗ちゃんは、笑っていた。

「うん、確かにギターのコードはわかっても、譜面は読めないし、書けなかった。

 最初にルールを教えてくれた人は、譜面なんか読めなくて良いのに、と言いながらも教えてくれたよ。わかんなかったけどね 笑笑

midi のソフトで必死こいて書き出したら、耳と譜面が合体して、読めるようになった。調子こき出して、しまいにヴァイオリンもピアノも習いに行った。ヴァイオリンは美人先生だったから 笑笑 いやいや、本当に超絶美人だっだのよ」

「どーでもいいって 笑笑 とにかく明日学校行って自分でやりなさいよ、今日は梅田行こっ!!」

 

 それからホワイトティーに行って、丸男とかずみちゃんと合流した。

 JR大阪駅の近くの、新しい地下のビルのおしゃれな飲み屋街に行った。

 相変わらず丸男は酔っ払っていたが、

「いっちゃん、早苗ちゃんに怒られたらしいやん、精進しろよ」

「うるせえよ、お前、それより会社は?!」

「辞めねえよ、東京も断った。上司をシメテやったよ」

「酒呑んで会社行ったんか?!笑笑」

「おう!!」

酒を飲むと、丸男は最強になったのだ。

 

 楽しい時間が過ぎて、夕方にはもう帰って来ていた。丸男とかずみちゃんは二人でどっかに行ったみたいだった。

 晩御飯は、お化けアパートで、すき焼きを作ってくれた。

 いっちゃんはリラックスして、饒舌になって馬鹿話ばかりしていた。

「美人先生、どうしてるかなぁ〜 千人の何とかってイベントが大阪であってさぁ〜 

参加して、美人先生の真横でヴァイオリン弾けそうになったのに、スタッフに移動させられされそうになってさあ〜 こんな機会でしか、先生の隣にいられねぇ〜よ、とか言って食い下がったらさー 笑笑」

 

「ねえ、いっちゃん、

 

 あたし、子供が出来たかも」

 

「........... えっ」

 

お化けアパートの中に入ってくる夕日が眩しかった。


 続く〜

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ