第十八話 先人達の功績
第十八話 先人達の功績
とりあえず学校へ行く。
ひと通りネットワークの基礎が終わったので、Linuxに戻ってきた。
グループで共有出来るファイルを作らなきゃなので、sudo コマンドを使おうとしたら、何故かroot に入れないのだ。
「はっ?!」と何度もパスワードを入れるが、root ユーザーでログイン出来ないのだ。何度もくり返すが、全然入れない。
先生が、
「ルートのパスワード忘れたの?!ぢゃあ、入れないぢゃん」と言われて、
「それは困りますねえ」といっちゃんは他人事で言ってると、笑笑
「インストールすんの面倒いから、私のコピーを渡します」と先生からコピーを送ってもらった。
「後からインストールし直しときます」
と言ってコピーを使わせて貰った。
そもそもエミュレーターなので、コピーすりゃしまいだが、このエミュレーターがまた重いのだ。
叩いているキーボードをちゃんと読んでくれない。重すぎるのだ。
それで普通、設定の時に、二回の入力のパスワードで引っかかる筈だが、偶然二回とも綺麗に間違って、同じ知らないパスワードで登録されたみたいだった。
何とかコピーを貰い、授業について行ったが、パーミッションって何のこっちゃになって、書き換え出来るとか出来ないとかの表示を、八進法、殆ど十進法と同じだが、0〜7の数字を見た時に、「?!」と、一瞬考えたのだ。パソコン系の数字は、ややこいのだ。ゼロが番号として物理的に存在したりしてこんがらがるのだ。
0〜7までで8進法なのだ。16進法もABCなどの記号が出てくるが、基本は同じだ。
コンピューター系は、時々それを忘れて、イチスタートだと勘違いしてしまって、ゼロ番というのを忘れるのだ。
しかし、実際、ファイル名がイチ番からスタートするファイル名とかもあるのだ。
面倒かった。所謂、可愛げがないのだ。
作ってる彼奴等は、どんな性格しているのだろうか?! と、時々むかつく。
でも、とりあえず先に進んで、一応理解した事にして、
次は、エイリアスやショートカットの原型みたいなハードリンクや、シンボリックに入った。
色々比較しながらで、文字が点滅したりして面白いが、なんか普段、WindowsやMacで、楽して、エイリアスやショートカットを作っているので、
「何故にこんな事をやらなあかんねん」と本当は、苦労して作ってくれた先人達に、ありがたみの感謝を感じなければならないのに、いっちゃんには面倒くさいだけだった。
夕方、やっと授業が終わり、早苗ちゃんにLINEした。
「早苗ちゃん、飯食う?!」
「イイわよ、でも今日はやらない」
「いや、その為に呼んでるんぢゃないよ」笑笑
「体調が良く無いのよ」
「いや、だから 笑笑 ぢゃあ、辞めとく?!」
「嫌、卵焼き食べたいから行く」と言う 笑笑
「笑かしてくれんなぁ〜、今日はね〜セックスとかしないで、旅行の計画立てない?!、のんびりと」
「イイわね〜と」言い出した。
「何処かの国に行く計画。比較的、安全で面白いそーな所」
「わかった、飛魚に行っとく」と、
話はまとまった。
続く〜




