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ブレない男

作者: 千住あさぎ

初投稿ですわよ。

今日は国立法科大学の卒業パーティー。この大学を無事卒業すれば、将来の安泰が保障されたも同然なのだ、が。


私、シノン・エルネストは、激しい腹痛と頭痛に悩まされ、精神的に苦しんでいた。首席で卒業したはず、なのに。


10秒前、婚約者の彼はこう宣言した。


―――シノン・エルネスト公爵令嬢!王太子の権限をもってお前との婚約を破棄する!


―――は?


という具合だ。


現在進行形で彼と隣の少女―――もとい我が妹カノンは見てて恥ずかしいぐらいにいちゃついている。そして真実の愛とやらを私に語りかけている。


そもそも、本来彼の横にいるべきなのは私である。しかし、彼がエスコートしているのは妹のカノン。カノンは彼の腰に抱きつき、豊満な胸を腕に押し付けている。彼はそんなカノンに鼻の下を伸ばしている。


今日の卒業パーティーに彼はエスコート以前、ドレスの一着アクセサリーの一つも送ってきていない。今日の装いは親友のシータが、神官の少ない給与から用意してくれたものだ。

パーティーがあるにも関わらず、婚約者に配慮の一つもない。非常識である。


さらに、彼は王太子ではない。第一王子であり、王太子と目されているだけである。立太子する条件として、既婚であることが重要になってくる。さらに、仮に王太子であっても国王が決めた婚約を破棄する権限などない。


それは王に対する叛逆であり、“帝王法第4条詔勅ト帝意第3項謀叛罪”により死罪ものだ。叛逆の程度も軽微である上、流石に王子であればそれはないが、“帝王法第1条帝位ノ継承第4項臣籍降下”によって臣籍降下は免れない。プライドの高い彼には屈辱だろう。

立場を欺いたことを罰する法律が無いのが残念でならない。


「『は?』ではないわ!この悪女が!」


「飛び級した妹を妬んで虐めるとは!家族として褒めてやるとか!そういうことはしないのか!」


「カノン嬢の悪口を流すとか!階段から突き落とすとか!授業ノートを破り捨てるとか!家族以前に人としてどうなんだ!」


「・・・」


宰相殿の息子さん(名前を覚えていない)、騎士将軍の息子さん(やっぱり名前を覚えていない)、大神官の養子の息子さん(どうしても名前を思い出せない)ら王子の取り巻きが口悪く私を責めてくる。いや、大神官の養子の息子さんは何も言ってない、いつも通り虚空を眺めているだけ。


カノンと取り巻きも王子の“謀叛”に参加し、煽動している。彼らは流石に一生牢屋だろう。


続けよう。


カノン()は飛び級するほどの実力はない。恐らく大学の責任者である神官をカラダで買い、不正に飛び級しただけ。その目的はやはり第一王子だろう。いや、王太子妃、ゆくゆくは王妃としての地位か?


カノンの不正がわかれば、彼女はもう大学に籍を置けない。大学ではどんな不正でも即退学だ。不正を行うような生徒が将来を保障される必要などカケラもないから。


さらに、生涯純潔を守らなければいけない神官の純潔を破ったということで神官にも妹にも罰が下る。


“神官法第2条神官ノ条件第3項掟破リシ者”に則り、神官の方は祇官に格下げ。ちなみに今までの地位も含めて考えると給与は3分の1ぐらいになるだろう。


では妹の方は?―――残念ながら“神官法においては”無罪である。神官の誓いを破るものは全て神官の心の弱さが責任となり、たとえ神官が被害者側であっても全て神官に罰が下る。


しかし、彼女は“刑法第3条性犯罪第2項強姦罪”を犯しているので、徒刑(ちょうえき)1ヶ月以上半年以下である。


さらに、“貴族法第8条犯罪第1項刑法犯罪”により刑法を犯す令嬢を輩出したエルネスト公爵家は伯爵家に格下げ。これは妹たちの問題なのに、大切な家族たちにまで迷惑がかかってしまうとはいただけない。後で情状酌量をお願いできると良いのだが。


「なんか言えよこの悪女!」


「本当、いけすかねえ女だな!」


「そんなんだから殿下に嫌われるんだよ!」


「・・・」


なんか言ってる。心底どうでもいい。何罪が適用されるかだけは知っておきたいでしょう?仮にも元婚約者と妹だし。


「ちょっと待って。最後まで量刑を確認したい」


「醜いな!最後まで保身に走る女!実に醜い!」


あの人たちには自分が牢屋行きになる未来が見えているのだろうか?保身した方がいいのは自分達だと分からないのだろうか?仮にも法科大学の卒業生だ。分からない方がおかしい。


そうそう、それで。


最後に今回最も重要な罪状。それは王子の不貞。あの雰囲気を見ると、王子は婚約破棄を前々から計画していたようである。基本的に王族は参加しない大学の卒業パーティーで。衆目のある卒業パーティーで。


印象的な一手を、とここで婚約破棄することを提案したのは宰相殿の息子あたりか。ありもしない雑な罪状を作り上げたのは騎士将軍の息子あたりか。


そもそも“貴族法第1条各種係争第2項軽犯罪”により悪口を言う程度では犯罪にならない。犯罪となるのは毒を盛ったり、剣で斬りつけたりした場合。つまり、明らかに故意であった場合。

階段から突き落とせば、場合によっては犯罪になるが今回は明確な後遺症がのこっているわけでもなく、故意にやったか事故であったか証明するのは難しいため犯罪にはならないだろう。


“帝王法第1条帝位ノ継承第1項王族”によって、王族は妻若しくは夫を複数人持ってはならない・懸想してはならないと定められている。婚約関係も同様だ。

刑法でも同様に定められ、臣籍降下すれば王子はこの法で裁かれることになる。


この法を犯した場合、罰金は正妻・婚約者へ当事者達が支払うことになる。つまり、王子とカノンが私に罰金もとい慰謝料を支払うことになる。ちなみに罰金は裁判での話し合いによって決められる。たっぷり請求してやろうと密かに決意した。


カノンの方も、あの周囲の異常な惚れ方から何か非合法な手段を使っていることはほぼ確実だ。


もしまずいオクスリを使って周囲を魅了しているのならば、“薬事法第2条麻薬取扱第1項媚薬”に引っかかる。徒刑半年執行猶予2年だ。王子との不貞関係もあり、実際にオクスリの効果が出ていたとすればカノンは故意に王家を揺らがそうとした“帝王法第4条詔勅ト帝意第2項国家犯罪”により死罪。ただし、不貞罪も問われているので執行猶予がつかない可能性もある。


ちなみにオクスリを売った人間も同じ刑罰だ。非合法とはいえさすがに国家犯罪に使われるとは思っていなかっただろう。ちょっとかわいそうでもある。


取り巻きがもしオクスリによって正常な思考が奪われていたのなら、死罪にはならないだろう。一生監視はつくが。


そして私。カノンの悪口を言った覚えもなければ階段から突き落とした記憶もない。

カノンの不正な飛び級をやんわり指摘した。婚約者のいる異性に纏わりつくのはよろしくないとやんわり注意した。赤子のように大泣きするのは淑女としての品性を疑われるとやんわり批判した。

階段から落ちたのも、たまたますれ違った時に彼女が勝手に階段に飛び込んだだけ。

つまり私は無罪である。しかし、妹が(たぶん)死罪、元婚約者が(たぶん)臣籍降下で謀反を企てたとなれば世間的に私の居場所がない。実質的な貴族社会からの追放となるだろう。


まとめるとこうだ。


「第一王子殿下は謀叛罪で王位継承権剥奪のうえ子爵まで臣籍降下。さらにカノンとの不貞で私に慰謝料の支払いが必要になります。カノン・エルネスト公爵令嬢は謀叛共謀煽動罪で終身刑、さらに不貞で私への慰謝料の支払い。憶測ですが学校責任者である神官の純潔を破ったとして強姦罪、もしカノンが媚薬を使って殿下たちの正常な判断を奪っていたとすれば国家犯罪により死罪。さらに、取り巻きの皆さんはカノンが死罪でなければ謀叛共謀煽動罪で終身刑、カノンが死罪であれば一生監視が付きます。実質的な軟禁ですね。皆さん貴族籍の剥奪は大前提ですよ。そしてエルネスト公爵はカノン嬢の教育監督を怠ったとして伯爵まで格下げです。そして私は無罪です。貴族法では、悪口を言ったり階段から突き落としたりノートを破ったりした程度では犯罪となりませんからね。」


一息に言わないと内容を言ったそばから忘れてしまいそうだった。


「「「は?」」」


王子と取り巻きはお察しの頭脳であり全く理解していないようだ。


「何で私が死罪なのよ!私はお姉ちゃんの被害者よ!」


妹の元気さが微笑ましい今日この頃。お姉ちゃんは相変わらず腹痛と頭痛がすごいですよ。


「あら?皆さん授業で習われたでしょう?帝王法、貴族法、刑法、薬事法に神官法。さらに複式量刑、情状酌量の三原則。王子殿下はこの結婚が王命であることをお忘れなのでしょうか。」


途端に王子の顔が真っ青になる。唇が震えて、細い息をする。取り巻き達も同じように顔色をなくし、ぷるぷる震えている。

自分達が起こした婚約破棄は謀叛と同義であることに、漸く気付いたようだった。


その時だった。


「貴方は大学でよく学んできたようだ。我が国の古参法律家も舌を巻くね。」


私の肩に手を乗せてそう宣ったのはユーツ神官。生まれ育ちが外国で、教育事業を担当する神官だ。その美貌や有能さから声をかけるご婦人があとを絶たないが、彼は職務一筋で異性に靡いたところを見たことがない。ブレない男なのだ。


そんなユーツ神官を見とめて学長が軽く震える。黒だと確信した。


そんなユーツ神官がここに出てくるということは。


「それに比べて、自称王太子殿下は何を学ばれてきたのか。」


我が兄、エノン。ユーツ神官の親友であり、優秀な文官として同じく学校の運営や教育の普及に尽力している。法律の専門家としても名高い。“自称王太子殿下”は皮肉だろう。


「法科大学の責任者は、あぁ、ヴァイヤス神官殿でしたか。貴方には、少々お話を聞かせていただきたいところです。」


そう言ってユーツ神官がにっこり微笑んだタイミングで、どこからともなく現れた衛兵が学長のヴァイヤス神官を捕らえる。衛兵たちは暴れるヴァイヤス神官を引き摺って、パーティー会場から出て行った。


「さて、余計な口出しをされても敵いませんからね。」


それと同時に兄が口を開く。


「お前はどういう了見なんだ!姉と同じ法科大学に行きたいと言ったのは誰だ!勉強をたくさんして首席で卒業するからと言ったのは誰だ!なのに毎回の試験で成績は落第ギリギリ、色恋沙汰にうつつを抜かし果てには姉の婚約者を奪う!」


そこまでは私も知らなかった。


大学は義務教育ではない。一般学舎を卒業し厳しい入学試験を通った、生活に余裕のある家の子弟が通うものだ。寮があるわけでもない、特待生制度もない。どんな裕福な貴族の家でも、大学生となれば自身で家を借りて、学費を稼いでくる。夜に勉強し、放課後には仕事をする。それが常識だった。


私は学業・仕事・王子妃教育を全て両立させるのは大変だったが、短い時間でも高く稼げる塾講師をしていた。国立学舎や優秀な進学実績をもつ私立学舎への入学を目指す庶民の子供を見る仕事で、大学生の一時的な勤め先としては定番である。さすがに王子殿下はそうしなかったが。カノンも誰からか仕送りがあったようだ。


「飛び級しろとは誰も言っていない!不正して飛び級した?ふざけんな!お前は公爵家の恥だ!父上もお前のしたことを知れば赦さないだろう!」


兄は顔を真っ赤にして怒った。妹に甘い兄だ。こんなに怒る姿は見たことがなかった。


「と、あなたの兄様はカノン嬢を勘当すると言っていますよ。」


さすが親友。兄の言葉の真意を理解している。兄の言い方では妹には到底理解できないだろう。


「何よ!今のはお姉ちゃんが憶測で話した事でしょう!私はお姉ちゃんの被害者なの!勘当されるのはお姉ちゃんよ!」


妹はピンピンしてる。私の腹痛・頭痛は留まるところを知らず、立っているのも精一杯。身体には汗をぐっしょりかいている。王子妃教育を受けた身として、体調の悪さを勘づかせないように振る舞うことはできた。


ユーツ神官が私の身体をそっと支える。倒れてしまわないように。私に向けるその視線は

「そろそろ切り上げましょうか。」

とも言いたげである。決して「かわいい」とか言わないあたりがブレない男である。


「そうですか。私は神官であり、第三者である以上余計なことは言えませんが。誰が事実を話しているか、調査をすればすぐにわかること。もしカノン嬢の言っていることが事実であれば、あなたは無罪…と言うわけにはいきませんね。残念ながら恐らく不貞罪を犯している。逆にもしシノン嬢の言うことが正しければ、さっきシノン嬢が行った通りの刑罰、つまり死罪になるでしょう。」


死罪と聞いた妹はなお私を睨みつける。私が一枚噛んでいるとも言いたげだ。


「将来死罪になる可能性があるみなさまを普通にお家にお返しするわけにはいきませんね。」


そうユーツ神官は言うと、パンパンと2回手を叩く。


パーティーの招待客に扮していたと思われる衛兵達が、一斉に王子とカノン、その取り巻きを捕らえた。




その後のことは覚えていない。


妹は私に毒を盛ったらしい。毒の影響は深刻で、パーティーの後私は1ヶ月意識が戻らなかった。私がぐーぐー寝ているその間に裁判は終わった。


前代未聞の王族スキャンダルということで、裁判には多くの傍聴希望者が詰めかけた(その中には私の代理人だったユーツ神官目当てのご婦人がたもいただろうが)。


私の憶測は大体合っていて、まずカノンは死刑になった。


第一王子は王位継承権剥奪の上、男爵まで臣籍降下。勝手な婚約破棄だったとはいえ、王子から貴族の最下位である男爵に。国王が今回の事態を重くみた証である。


宰相殿の息子と騎士将軍の息子(最後まで名前は分からなかった)は貴族籍を剥奪のうえ一族を破門。平民となり路頭に迷った彼らはごろつきに殺されたそうだ。宰相殿と騎士将軍は今回の責を負い職を辞そうとしたが、国王がそれを止めた。


大神官の養子の息子はまだ詮議が続いている。今回の婚約破棄に関わっていたのか。元王子が自分の存在を目立たせるため、取り巻きになることを強要した可能性があるとのことだった。どちらにしろ元王子に付き従っていたのだ。将来は明るくないだろう。


予想以上に重い罰が下っている。


これから貴族社会は荒れるだろう。国王陛下には御子が元第一王子しかいらっしゃらなかった。恐らく原王室家の神聖な血が混ざるセイミヤ公爵家から養子を取るだろう。セイミヤ公爵家はユーツ神官が育った家であり、今後ますます発言力が高まる。そしてそれを面白く思わない貴族たちが養子候補を殺そうとしたり、ね。


また、家襲で継がれてきた宰相位と騎士将軍はどちらも跡継ぎがいなくなり、陛下は位の家襲制を廃止した。これにより、爵位は家格でなく実力で決まる社会に変わっていくわけである。ますます貴族間の争いは増えていくだろう。


父上と母上は心労で体調を崩し、爵位をエノンに譲った。

そんな状態の公爵家を慮り、本来なら伯爵まで格下げとなったはずのエルネスト公爵は侯爵までの格下げとなった。


こんな状態で、婚約適齢期も過ぎてしまった私は完全に家のお荷物になってしまったのだ。妹を殺し婚約者からは権力とカネを奪い将来の側近を殺した、そうとも取れる私は他の貴族からの風当たり強かった。貴族社会に辟易した私は、元王子から毟りとった慰謝料で市井に降りて生活することにした。


学生時代勤めていた塾の講師をする傍ら、王子妃教育で学んだ数カ国の言語や文化、地理経済などを貴族の師弟に教える。もちろん法律の勉強も続け、気まぐれに法案を纏めては父に託した。自分で稼いで自分で衣食住を整える。楽しい生活だった。


貯めたお金から学費を用意し、以前から興味のあった教育学を学べる私設大学に通った。

その大学を卒業して教職に就く資格を取得。自分の母校でもある国立法科大学で教鞭をとることになった。



婚約破棄騒動から5年経った秋のある日、私はエルネスト公爵家に呼び出された。


ろくな説明もないまま着飾らされ、馬車に押し込められる。

着いたのは、高級なレストラン。貴族や裕福な平民が使うような豪華な内装、丁寧なウェイターの応対。


私が案内されたのは王都を一望できる個室で、そこにはユーツ神官がいた。


「ユーツ神官ではないですか!」


思わず駆け出したくなる衝動を抑え、着席の許可を待つ。


「神官ではないよ。セイミヤ公爵だ。」


貴族社会から離れていた所為か、ユーツ神官が神官を辞して公爵になったことを知らなかった。


「セイミヤ公爵家の跡継ぎが王家の養子に取られていなくなったとかでね、公爵家に戻ることになってしまった。」


「そうなんですか。教育に関する事業は続けてらっしゃるのですか?」


「ええ、続けていますよ。この前は新しく作られる学舎の監修に行ってきました。」


他愛のない世間話をして、私は着席する。料理は貴族の食事のようにオードブル、スープと運ばれていき、ポワソンを終えてソルベを待っている時、ユーツ様が真面目な表情になった。


「そう、今日お呼び立てしたのはあなたにお願い、というか提案がありまして。」


「えぇ。お聞きしましょう。」


「単刀直入に言います。王宮に律法文官として来てくださらないでしょうか。」


相変わらず、ブレない男であった。

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