いけず石(いけずいし)って知ってはる?
いけず…意地の悪い様、行動をした人物。
いけず石とは京都の町の中、家の敷地の角においてある石の事です。わざわざ整形したものからどこかの河原からもってきたのか自然な形のモノまで様々です。
何の為に置いているのか?
「車による内輪差の入り込みを防ぐ為」です。
ご存じの通り、京都は条里制で碁盤の目の様と言われる様に縦横の道が比較的綺麗に整備されています。その為、早く目的地に着こうと思うと「コーナーのギリギリを攻める!」必要がある訳です。
そうするとあちこちのお家の敷地の「角」を車が通って敷地を削ります。
それ(敷地の土地の削れ)を防ぐのが第一義で第二義が「事故防止」、狭い京都そんなに急いで何処へ行くって所ですね。
実際、今でもいけず石があるお蔭で事故が防げてたりするんですが、このいけず石を見ても「何か分からない」って世代や他から来た人が居るので事故は起こってしまったりするのですよね・・・。
目立ついけず石を京都の町中で見たら「これは!?このコーナーでよく事故やらが発生してた名残り!今でも事故起こる可能性大の所だわ!」と思って気を付けて頂けると幸いです。