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京扇子はむっちゃ職人を必要とするんですぅ~

ごきげんよう!


夏炉冬扇と申しまして、夏に炬燵や囲炉裏、冬に扇子や団扇と言うチグハグな事を指す四文字熟語が御座います。

まだまだ暑い今日(2019、9/2)この頃「京扇子」の事を書いてみたいと思います。


良く東西対決的に「東京VS京都」な企画がテレビや雑誌などでもありますが、その感じで江戸扇子と京扇子を比べると

江戸扇子…扇骨~扇面の紙~仕上げ(絵は別)まで全て一人の職人、扇骨は12~16本

京扇子…竹の伐採~竹の乾燥~竹の整形~扇骨~扇面紙~貼り付け~彩色、彩金~絵つけ

少なくとも8工程多いと10工程以上


扇子というのは元々古代中国から入ってきた団扇が折り畳み出来る様になったもので室町の勘合貿易の頃の輸出品の一つでした。

江戸に入る前までは京都府南部にある竹林から竹を調達していましたが、江戸に入ってからは隣の近江(滋賀)に竹の伐採と乾燥(琵琶湖周辺の冬、乾燥した冷たい風が吹く所)を委託

乾燥1年で製品にしますが、高級品になれば竹の狂いが消えるまで乾燥させるので最低3年は乾燥を行うそうです。


そうして乾燥した竹が骨屋(扇骨)の手に渡り綺麗な扇骨として形成され、それが紙屋(扇面紙)に渡り…京都扇子の扇面は扇骨に合わせて折り畳んでジャバラ状(両面貼りして扇骨入れる穴だけ隙間を作って折り畳む)にして糊屋(貼り付け)の手に!!!


京扇子の中でのクライマックスの一つ(最初は竹の乾燥と整形)がこの貼り付けです。

紙の貼ってない扇子にジャバラ状に折った扇面の紙を一気に差し込んで固定します!

一晩おいて様子をみて大丈夫だったら、デザイン担当の採色、彩金、もしくは絵師の所へ行きます。そうして数々の職人の手を経て出来るのが京扇子です。

(今ではお店に伝統工芸品の認定の額が貼ってる所があり、そこで買うと高いですがここで書いてる品質のものです)


上記のものだとお高くて買えない!と仰る方も居られるでしょう?

大丈夫です!市内には若手の職人に多く仕事を振り手軽なお土産用の扇子も売っております。

一生ものです!とは言い難いですが、流石は駆け出しとは言え職人の作ったものです。

落ち着いてゆっくりと扇いでもらえば違いが判ります。

出来の良い扇子であればあるほど「ゆっくり、大きく」を心がけて扇いでもらえばとても心地よい涼しい風が貴方を涼ませてくれるでしょう。

これは扇いで涼しいだけでなく扇子の寿命も伸ばします。


良い扇子で「ゆっくり、おおきく」扇ぐと電動の小型扇風機では出ない涼しさの風を感じる事が出来ますし、扇子に慣れれば電池いらずでエコですよ。

タイトルで良く「ですぅ~」って語尾ありますが、筆者は「です~」って言ってるんですが他方の方には書き文字的に「ですぅ~」らしいのでこう書いてます。

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