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時を刻む音がする

作者: 江角 稚

世界人口70億と言えども、孤独を感じるのは何故か。




群衆に紛れても、この気持ちは消えない。

時を刻む音がする


何でもない日常が

ただ 過ぎ去って行く




この街では

君とすれ違う確率は果てしなくゼロで




何処か遠くの街にいる

君の幸せだけを


私は呑気に願ってる




ふと目覚めたんだ

あの人の温もりを感じて


夢にまで見る程

私は末期なのかな


どうか君も

私と同じ夢を見ていて




いつものように

慰めて貰いたいから




掴めそうで

未だ掴めない未来




今更になって

君の気持ちは痛いほどに...




君はあの人じゃないけれど

私にとって 君は大切な存在だよ




ありがとう

いつも傍に居てくれて


ありがたかった

いつも傍に居てくれて




誰を思い出していたの?




そんな問いもせずに

ただ手を握ってくれた君


理由(わけ)も聞かずに

ただ泣かせてくれた君




私の心は いつの間にか

君にも救われていたんだね




今日は君の夢を見たの


私が君を想ってるから?

君が私を想ってるから?


どちらでもあって欲しい




君の夢に

私は出て来ますか?




どうか君も

私と同じ夢を見ていて




いつものように

笑い合っていたいから




時を刻む音がする


何でもない日常が

ただ 過ぎ去って行く



一秒、一秒と

時が進む毎に


あの人への痛みが消えていく

君への想いが増えていく


止まっていた時が、やっと動き出した。




君と人生を歩む覚悟が、どうやら出来たらしいから。

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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは♪ このタイトル好きです。 なんかこう……しっとりした雰囲気の詩で、いいですね(*´∀`*)
[一言] 70億人いる中で、一生に出会う人ってほんの僅かなはずで。 それだけでもすごいんだよね。 ネット上で出会っている私達ですが、それも凄いことなのかもしれませんよ?
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