表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(私を苦悩させるさまざまな女の子たちの)ミソラ  作者: 枕木悠
第六章 私を苦悩させるさまざまな女の子たちのミソラ
52/63

第六章⑦

 やはり、朝、同じ時刻。

 ミソラのコレクションルームの屋根裏部屋で、ミソラは小さな欠伸をしていた。

 今、目を覚ましたんじゃなくて、いわゆる徹夜明けだった。

 屋根裏の壁一面には液晶ディスプレイが十二個、光り輝いていた。それらには真奈が映っていた。スライドショーで様々な真奈が顔を見せる。セクシーな真奈、キュートな真奈、お凸を出し舌を出し悪戯に笑う真奈、ミソラを苦悩させる様々な真奈が顔を見せる。

 そうすることによって寂しさは、少しだけ紛れた。

 けれど、夢か幻なのか、ミソラはよく分からなくなっている。寝ても覚めても、ミソラは真奈のことばかりだから、真奈に会って、その熱を確かめないと訳が分からなくなってしまう。

 真奈に会いたい。

 いや、会いに行く。

出来上がったばかりの、セーラー服を持って。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ