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ウサギ
○あなたはもう忘れたかもしれないが
セントローサ島の蛍とテルミ義姉さんのボインとクモヒトデ。
一生忘れません。ご冥福を祈ります・・・。
○あなたはもう忘れたかもしれないが
離婚後新京極の家主にあなたは、
「よろしくお願いします」
と私のことを頼みました。
まことにくやしく残念でした。
この時もうこの店を出る覚悟をしていたからです。
○あなたはもう忘れたかもしれないが
ウサギを飼えなくてごめん。
追分の家で便器のふたを上げたままお尻が挟まった
という話、今でもはっきりと覚えています。
別れ際に買った車と画架、何だったんでしょうね?
あなたの車の助手席に乗ったとき、急ブレーキ。
あなたはさっと左手を私の前に、
「知見のときのくせなのよね」
あなたはそう言いました。