夜風にほどける想い
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(夜。ホワイトロック家。
虫の声がかすかに響き、ランプの光が部屋をやわらかく照らす。)
(タオルで髪を拭きながらベッドに座るカレン。
窓の外には淡い月が浮かんでいる。)
カレン(ぽつりと)
「……はぁ。なんか最近ティナの顔見ると落ち着かないんだよね……」
(ベッドに寝転がり、胸の上で両手を組む。)
カレン「(あの時のティナ……すんごい優しい顔でさ。
“好き”の意味が違うって言い返せなかった……)」
(風がカーテンを揺らす。
夜気がふわりと流れ込む。)
カレン「……でもさ。」
(上体をむくりと起こし、急に真顔)
カレン「ティナのやつ……」
(拳を握りしめる)
カレン「あたしの人生最大の勇気を!!
“友達として嬉しい”で受け止めやがってぇぇぇ!!
しかも笑顔で!!あの天使みたいな笑顔で!!ずるい!!」
(枕に顔を押し付けてバタバタバタ)
カレン「バカ!!鈍感!!あほ!!
あたしが!どんだけ!心臓バクバクで!
“好き”って言ったと思ってんだよぉぉぉ!!」
(バタバタしていると、突然激し目のノック音)
――ドンドンドン!!
カレン母「カレン、夜中に何してるの!?さっきからうるさいわよ!!」
カレン(ハッとして)
「な、なんでもない!!」
カレン母
「明日も学校でしょ!?早く寝なさいね。」
カレン「……は〜い。」
(一旦冷静になり、枕を抱えながら)
カレン(小声)
「……でも……そういうところも悪くないんだよな……くそ……」
(目を閉じ、ほんのり微笑む)
カレン「(でもさ、改めて告白して関係崩れたら嫌だしなぁ……)」
カレン「……今はまだ……ティナの一番近くにいられる親友でいいかな……」
(ランプの灯がふわりと揺れる)
カレン「……明日も隣、歩けたらいいな……」
静かな夜に、すこしだけ恋の音が残った。
次回【文化祭編突入!】
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