PaiPai対応自販機☆お胸に正直なテクノロジー
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(夕暮れの街。買い物帰りのティナとリリサ)
ティナ「ねぇリリサ、こんな場所に自販機なんてあったっけ?」
リリサ「本当ね。……前は見なかったわね。」
(そこには、古びた石畳の道とレンガ造りの店が並ぶ中、
どう見ても場違いな、金属とガラスの箱が立っていた)
ティナ「(いやいや、場違いすぎるだろ……この世界何でもありだな……)」
(近づいてみると、やたら派手なポップが貼ってある)
♡女性専用!PaiPai対応自動販売機♡
ティナ「ぱいぱい……たいおう? 何それ、聞いたことないんだけど。」
リリサ「妙な名前ね……魔道具の一種かしら?」
ティナ「でも、飲み物の自販機っぽいよね。」
(ティナ、好奇心に負けてボタンを押す)
「PaiPai♪」
――ガコンッ!
ティナ「おぉ!? 出た!?」
リリサ「え、コイン入れてないのに?」
ティナ「うん! ジュース出た!タダだよ!?ラッキー!!」
(めっちゃテンション上がって跳ねるティナ)
リリサ「……それ、逆に怖くない?」
ティナ「えー? タダよりおいしいものはないでしょ!」
(リリサ、試しに押す)
「PaiPai♪」
――ガコンッ!ガコンッ!
ティナ「え、2本出た!? リリサすごっ!」
リリサ「……うーん、やっぱり不思議ね。魔力感知式かしら?」
ティナ「いいじゃん!無料で出るなら神自販機だよ!」
(すでにジュースを開けてゴクゴク)
「PaiPai〜♡」
ティナ「おぉ、声が可愛い!」
リリサ「可愛いというより……不穏よ、それ。」
(ふたり、顔を見合わせる)
ティナ「まぁいっか!タダだし!」
リリサ「あなたって、ほんと危機感ないわね……。」
---
翌日・教室
ティナ「昨日リリサと帰ってるとき、変な自販機見つけたんだよ!」
カレン「変な自販機?」
ティナ「そう!“女性専用!PaiPai対応”って書いてあってさ、コイン入れてないのにジュースが出たんだ!」
カレン「うそでしょ!? それ壊れてるんじゃない!?」
リオナ「“PaiPai”……聞いたことのないブランド名ですわね」
ティナ「しかもリリサが押したら2本出た!」
カレン「えぇ!?そんなことある!?」
リオナ「……ティナ様、まさか夢オチではなくて?」
ティナ「ほんとだってば!」
カレン「うわー、それめっちゃ気になる!放課後見に行ってみようよ!」
ティナ「オッケー!またタダでジュース飲める〜!」
カレン「決まり〜!放課後集合ね!」
リオナ「好奇心旺盛ですわね……でも、確かに気になりますわ。」
(放課後の鐘が鳴る)
---
(放課後。夕暮れの街角。例の“女性専用PaiPai対応自販機”の前)
カレン「これがティナが言ってた自販機?」
ティナ「うん、“PaiPai対応”って書いてあるでしょ?」
リオナ「名前からして怪しさ満点ですわ……。」
(ティナがボタンを押す)
「PaiPai♪」
――ガコンッ!
ティナ「ほら、1本出た!」
カレン「普通に出たね。」
ティナ「でも昨日リリサは2本出たの!」
リオナ「法則性……ありますわね?」
カレン「あたしも押してみよ。」
(カレンがボタンを押す。)
「ナイナイ♪」
カレン「……あれ?売り切れかな?」
(そこへサラ登場)
サラ「おっすー☆ 喉カラカラ〜!」
(ノリノリで押す)
「PaiPai♪」
――ガコンッ!ガコンッ!ガコンッ!ガコンッ!ガコンッ!
ティナ「5本!?!?!?」
カレン「な、なんでそんな出るの!?」
リオナ「この差……何が基準ですの!?」
サラ「ラッキー☆ ギャル特権っしょ♪」
ティナ「わたし1本、リリサ2本、サラ5本……。」
(カレン、もう一度ボタンに手を伸ばす)
「ナイナイ♪」
カレン「…………」
(リオナも試す)
「ナイナイ♪」
リオナ「…………」
カレン&リオナ「……………」
ティナ「……パイパイ対応……
これってさ……もしかして胸のサイズで……。」
リオナ「ティナ様、お黙りなさい……。」
ティナ「ひぃっ……。」
(カレンとリオナ、ゆっくりと自販機を見上げる)
カレン「……リオナ。」
リオナ「ええ、カレン様。」
カレン「この自販機……ぶっ壊そうか。」
リオナ「賛成ですわ。」
ティナ「やめてぇぇぇぇぇ!!!」
(「PaiPai〜♪」と鳴り響く機械の声)
夕焼けの街角に、哀愁と謎のテクノロジーが残された――
PaiPai自販機。
お胸に、正直。
次回【今日の別腹は明日の脇腹】
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