BAR☆バイブス体験記!魂に付着するラメ
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(18時前。街は少しずつ夕闇に染まり始め、通りのランタンが灯り始める。)
ティナ「……ほんとに行くの?」
カレン「当たり前でしょ!せっかくまた集まったんだから!」
リオナ「少しドキドキいたしますわね……。」
(三人は約束通り、街の中心にある黒とピンクの看板の前に集合していた。)
「BAR☆バイブス」――昼間よりもさらに輝きを増したネオンがまぶしい。
ティナ「……なんか想像以上にギラギラしてない?」
カレン「うわ、入口からバラの香りする……。」
リオナ「ここ、本当に未成年でも入ってよろしいのですわよね……?」
ティナ「たぶん……きっと……だいじょぶ……」
(三人、顔を見合わせてから、意を決して扉を開ける――)
「チャ〜ララ〜ン♪ Welcome to Vibes☆!!」
ピンクの光が弾け、バラの香りがふわり。
ミラーボールが回転し、ラメが天井から舞い降りる!!
ティナ「うわっ!? 目、まぶしっ!!」
カレン「キラッキラだよ!? 天井からラメ降ってきてる!!」
リオナ「な、なんですのこの異空間はぁぁ!!?」
(奥から現れたのは、ド派手なドレスに身を包んだ中年オネエ――ローズママ!)
ローズママ「まぁ〜ぁ♡ 可愛い天使たちが来たじゃなぁ〜い♪」
(ラメのスポットライトを浴びながらくるりとターン!)
スタッフオネエ①「ママ〜!ラメ補充しておきましたぁ〜☆」
スタッフオネエ②「床もピカピカ〜♡ お客様、光る床で転ばないでねぇ♡」
ティナ「(ラメ補充って単語初めて聞いた……)」
ローズママ「やだぁ〜♡ 今日は天使デーねぇ♪ こっちいらっしゃ〜い♡」
(オネエたちが一斉に三人を囲む)
カレン「ひゃっ!? ちょ、ちょっと近いっ!!」
ティナ「わぁぁ!? なんかグロスの香りがするぅぅ!!」
リオナ「たすけてぇぇ! パーソナルスペースが消滅しますわぁ!!」
(そこへピンクのスパンコールがキラッと光る――)
ガーちゃん「ママぁ〜! その子たち、アタシの友達よぉ〜ん♡」
(光の残像を残しながら走ってくる)
カレン「うわっ! ラメ飛んでる!!」
ティナ「が、ガーちゃん!? なんでここに!?」
ガーちゃん「アルバイトしてるのよ〜ん♡ ギャルは何かと出費が多いの〜☆」
ローズママ「ガーちゃんの友達ですってぇ!? なら特別サービスよぉ♡」
(バラの花びらが浮いたピンクのノンアルドリンクが三つ運ばれてくる)
ローズママ「ピュアピュア☆スパークリング〜♡」
ガーちゃん「さぁ飲んでぇ〜ん! バイブスは喉から始まるのよぉ〜☆」
ティナ「……この世界のノリ、ちょっと理解追いつかない……」
リオナ「泡がハート型ですわ!? なんですのこれぇ!!」
カレン「でも綺麗……ちょっと飲んでみよ!」
(三人がグラスを手に取ると、
上からパァンッ!!と何かが弾け――ラメのシャワーが再び舞う!!)
ローズママ「フゥ〜〜ッ!! バイブス☆アゲてこぉぉぉッ!!!」
スタッフオネエ①「フゥ〜〜!!!」
スタッフオネエ②「キラッキラ〜〜ッ!!」
ガーちゃん「フゥ〜ッ☆ あげみざわ〜〜ッ!!」
ティナ「(誰か助けて!?)」
リオナ「(目が、目がぁぁぁ!!)」
カレン「(……でも、なんか楽しいかも……!)」
(音楽が流れ出し、オネエたちがステップを踏みながら踊り始める。)
ローズママ「さぁ天使ちゃんたちもご一緒に〜♡」
ガーちゃん「踊りはノリと魂! 思考停止してフィ〜リング!!」
カレン「うわっ、ガーちゃん手引っ張らないでぇ!」
ティナ「リオナまで!? やめ、腕が取れるぅぅ!!」
リオナ「ふふっ、もう開き直りますわぁぁ!!」
(ミラーボールが回り、ラメが舞い、バラの香りが渦を巻く。
少女たちは完全にオネエたちのペースに飲まれていた。)
ローズママ「キャハハハッ♡ この笑顔よぉ〜! これが“バイブス☆”なのっ♡」
ガーちゃん「みんな輝いてる〜ッ☆ YES! バイブス☆ライフ〜!!」
スタッフ一同「フゥ〜〜ッ!!」
ティナ「はぁ、はぁ……もう、体力全部持ってかれた……」
リオナ「……でも……キラキラで……素敵でしたわ……」
カレン「疲れたけど……テンション上がったね!」
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(ネオンがさらに深いピンクに変わる。
店内ではラメが空気のように舞い、
BGMはまだ鳴り止まない――)
ローズママ「さぁ〜、じゅ〜っぷん前よぉ〜♡ 子猫ちゃんたちの門限タイム〜♪」
(マイク片手にステージから声を響かせるママ)
スタッフオネエ①「あと少しで21時よぉ〜☆」
スタッフオネエ②「未成年ちゃんたちはおうちでおねんねの時間〜♡」
(客席から歓声と笑いが沸き起こる)
ティナ「……あ、なんか、名残惜しいような……」
カレン「体力は限界だけど……テンションだけはまだ高い……!」
リオナ「ラメが肺に入りそうですわ……でも、楽しかったですの……」
(ガーちゃんが三人のところへツカツカとやってくる)
ガーちゃん「は〜い♡ もうすぐ21時だから、子猫ちゃんたちはおうちでおねんねの時間よ〜ん☆」
(ウィンクと同時に、指パッチン! 天井から最後のラメシャワー)
ティナ「わぁぁっ!? 最後までラメぇぇ!!」
カレン「うわっ、髪の中までキラキラしてる!」
リオナ「目に入るっ……でもキレイですわ……っ!」
ローズママ(扇子を開いて)「また来てちょうだいねぇ♡ 今度は“バイブス☆ナイト2”よぉ♡」
スタッフオネエ①「ラメ増量してお待ちしてるわぁ〜♡」
スタッフオネエ②「キラッキラの青春、最高だったわねぇ〜♡」
(三人、軽く会釈して店を出る)
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外 ― BAR☆バイブス前
(夜風がひんやりと頬を撫でる。
BAR☆バイブスの帰り道。街灯の下で三人の服がまだラメまみれ)
ティナ「……ねぇ、なんでオネエってあんなにテンション高いんだろ。」
カレン「確かに。あのテンション、1日で50人分の元気あったよね。」
リオナ「わたくし、途中で“息継ぎ”を心配してましたわ。」
ティナ「でもさ、逆に“おしとやか系オネエ”とかいたら面白くない?」
カレン「あー、それわかる。
“……まぁ、わたくしは静かに咲くタイプなの♡”みたいな。」
ティナ「“奥ゆかしきバイブス”とか言ってほしい。」
リオナ「“心の内に燃えるラメ”……ですわね。」
(三人、うんうん頷く)
カレン「でもさぁ、ガーちゃん見てると“オネエ=爆発”みたいなイメージ強くなるじゃん?」
ティナ「確かに。もはや魔法の概念が“ラメと美容液な”時点で落ち着きとか皆無だし。」
リオナ「ラメはもはや災害指定ですわ。」
(少し沈黙)
ティナ「……もしおしとやか系オネエがいたら、どうなるんだろ。」
カレン「“あらやだ……まぁ……もしよければ……一緒に紅茶など……”」
ティナ「あ、それ普通にモテるやつ。」
リオナ「リリサ様と並んだら、空気が薄くなりそうですわ。」
ティナ「でもおしとやか系オネエって、“戦場では最強”な気がするんだよね。」
カレン「“静かに微笑みながら敵を沈める”タイプね。」
リオナ「“あら……あなた、ラメが足りないわね”とか言いながら光速で斬りそうですわ。」
ティナ「怖い! でも優雅!」
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(街中を歩きながら)
カレン「オネエって、人生をラメでごまかす天才だよね。」
ティナ「ラメっていうか、“心の防御魔法”なのかもね。」
リオナ「哲学的ですわ……“光の中で生きる者は影を恐れぬ”……。」
カレン「リオナ、今ちょっとカッコよかった。」
リオナ「ですわ!」
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(昼は騒がしい街も、夜はひっそり。
屋台も閉まり、人影もまばら。)
三人は静かな街角を曲がる。
ティナ「でも結局さ、オネエって“元気の魔法使い”だと思うんだよ。」
カレン「確かに。あのテンションに当てられると元気になるもん。」
リオナ「わたくし、今日笑いすぎて腹筋が痛いですわ。」
ティナ「あんな生き方できたら、人生楽しそうだよね。」
(少し夜風が吹く。服のラメがキラキラ光る)
カレン「……ラメ、落ちないね。」
ティナ「うん。多分、あれ“魂に定着するタイプ”のラメだと思う。」
リオナ「つまり――わたくしたちも、もうバイブスの一部……ですわね。」
ティナ&カレン「やめて怖い!!」
三人の笑い声が、夜の街に響く。
遠くでまだ“BAR☆バイブス”のミラーボールが光を放っていた。
次回【ティナ、テンアゲ〜⤴︎⤴︎】
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