三つ巴の果てに花火が咲く
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(観客席の熱気は最高潮。空には花火、音楽、ざわめき!)
司会「さあああああ!! ついに建国祭闘技大会、決勝戦でございます!!
出場者はこの三名――!!」
「魔術の天才にして冷静沈着、森の叡智――リリサ・フローレンス!!」
「ギャル狩人、情熱と筋肉の申し子――サラ!!」
「そして……えー……なんか毎回杖で殴って勝ってる……ティナ・フローレンス!!!」
(会場が大歓声)
ティナ(ガクブル)「ちょっ……待って、待って待って!?あの二人相手とかムリでしょ!? どっちも化け物なんだけど!?」
カレン「ファイト、ティナ!!」
リオナ「ティナ様ならやれますわっ!」
ティナ「(やれねぇよ!!!)」
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試合開始前
(審判が手を上げる)
審判「三名とも準備は――」
ティナ「すみませぇぇぇん!!辞退しますっっ!!」
(全力で手を挙げる)
(会場どよめき)
観客「えぇ!?」「逃げた!?」「潔い!!」
司会「な、なんと!?ティナ・フローレンス選手――まさかの棄権ッ!!」
リリサ(額に手)「……まぁ、賢明ね。」
サラ「うちらの相手する気ゼロだもんね☆」
ティナ(全力で退場)「だって生きて帰りたいんだよぉぉ!!」
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本気対決:リリサ vs サラ
(会場の空気が一変する)
審判「――試合開始ッ!!」
サラ「本気でいくよ〜☆」
(大斧を持ち上げ、瞬時に火の魔力が刃を包む)
「ゴォォォォッ!!」
リリサ「上等ね……こっちも、手加減はしないわ。」
(彼女の髪が風に舞い、緑の光がローブの様になりリリサを包み込む)
「シュウゥゥ……」
ティナ「うわっ、なんだあれ! よく分かんないけど、リリサ本気だ!!」
カレン「どっちもオーラ出てるけど!?」
リオナ「もはや神話級ですわ……」
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激闘
(砂塵が舞い、炎と風がぶつかる!)
サラ「《フレアスピン・インパクト☆》!!!」
リリサ「《ウィンド・レイ・バースト!》!!」
――爆音。
観客、誰も状況を把握できない。
実況「えーっと……えーっと……はい!見えません!!全然見えません!!」
(空を切る轟音。爆発。風圧で観客席の紙コップが吹っ飛ぶ)
ティナ「うわああっ!?風圧やばっ!!!」
カレン「てかステージ消えたよね!?」
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クライマックス
(煙の中、サラとリリサが立ち尽くす)
リリサ「これで……終わりよッ!!」
(空に無数の緑の魔法陣が出現)
サラ「いいね〜!!じゃあ、アタシも全力で行くよ☆!」
(斧に炎が渦を巻く)
二人「いっけぇぇぇぇぇ!!!」
――爆発ッ!!
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(砂煙が晴れていく)
ティナ「……うわ、ステージ…… クレーターになってる……」
リオナ「まさに地獄絵図ですわ……」
カレン「ふたりは!?」
(煙の中、リリサとサラが並んで倒れていた。どちらも満身創痍、でも笑顔)
リリサ「……やるじゃない……」
サラ「リリサこそ……ヤバいって……☆」
審判「両者、戦闘不能ッ!! 引き分け!! 優勝者――なし!!!」
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エンディング
(観客「うおおおおお!!」「最高の決勝だった!!」)
ティナ「よ、よかった……誰も死ななくて……!」
リオナ「結果はともかく、あの戦い……まさに伝説ですわね!」
カレン「ティナ!来年も出ようよ!」
ティナ「いやだぁぁぁぁぁ!!!」
(花火が上がる。空には緑と赤の光が交差する)
サラ「……次は勝つからね☆」
リリサ「望むところよ。」
(二人、笑いながら拳をコツン)
ティナ「(――平和が一番だな……ほんとに。)」
次回【カレンが喜びそうな水着】
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