森の叡智、リリサ
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(観客席がざわつく中、初戦第4試合目が始まろうとしていた。)
司会「さぁ続きまして――第4試合!
王国魔術協会からの招待選手、“仮面の魔術士”!」
(黒いローブをまとい、顔には銀色の仮面。
その体から滲む魔力の圧は、観客席まで伝わる。)
観客「やば……」「本職の魔導士じゃん」「殺気がえぐい……」
司会「そして対するは――湖畔の研究者、リリサ・フローレンス!!!」
(リリサは白と緑の衣をまとい、落ち着いた足取りで会場へ。
観客の歓声にも動じず、ただ静かに杖を構える。)
リオナ「まぁ……本当に堂々としてますわ。」
ティナ「いつも通りって感じだね。」
カレン「いや、むしろ気合い入ってそう……」
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開戦
司会「――試合、開始!!」
(開始の合図と同時に、仮面の魔術士が詠唱を開始。)
仮面の魔術士「《炎よ、形を成せ!》《雷よ、敵を穿て!》《氷よ、閉ざせ!》――《三重魔導陣・クロススパイラル》!」
(空間に三重の魔法陣が展開され、炎と雷と氷が渦を巻きながらリリサへ襲いかかる!)
ティナ「えっ!?三属性同時!?」
カレン「しかも詠唱めっちゃ速い!!」
リオナ「これは……かなり高等な術式ですわ!」
(リリサ、微動だにせず杖を一振り。足元に緑の魔法陣が展開)
リリサ「《風障壁》」
(風が渦巻き、衝突した三重魔法を包み込んで無効化。煙だけが残る。)
(観客どよめき)
観客「無傷だと!?」「でも押されてるようにも見えるけど……?」
(仮面の魔術士、再び詠唱)
仮面の魔術士「《雷槍・アークジャベリン》!!!」
(雷の槍が一直線にリリサを狙う――!)
(リリサ、杖を下ろすだけ)
リリサ「……反撃ね。」
(その瞬間――彼女の周囲に、無数の魔法陣が浮かび上がる。
円、三角、ルーン文字……属性の異なる魔法陣が一斉に光を放つ!)
ティナ「えっ!?今詠唱してた!?」
カレン「……してないよね!?」
リオナ「まさか、無詠唱……!? 同時発動ですの!?」
(次の瞬間、光の弾丸が雨のように放たれる)
(爆風と光が会場を包み込み、砂煙が立ち込める)
司会「す、すごいっ!一瞬で反撃がっ……!」
(煙が晴れると、仮面の魔術士は倒れ、仮面が地面に転がっていた)
(リリサは微動だにせず、そのまま杖を下ろす)
リリサ「魔法は、力じゃなく精度。
詠唱してる時点で――遅いのよ。」
(観客、静寂……のち、爆発的な歓声!!)
観客「うおおおおお!!!」「かっけぇ!!」「さすがエルフ!!!」「無詠唱だぞ!?」
司会「勝者――リリサ・フローレンス!!!」
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(控え室)
ティナ「……無詠唱って、普通の人できるもんなの?」
カレン「できるわけないでしょ……」
リオナ「同時発動を合わせての無詠唱……ありえませんわ。」
サラ「マジつよ☆ リリサ姐さんバチバチだね!」
ティナ「……あの人、やっぱり化け物だ……」
リリサ(扉の外からひょいっと顔を出して)
「ん?何か言った?」
ティナ(反射的に)「いえっ!尊敬してます!!!」
(リリサ、微笑んで)
「ふふ。いい子ね。」
次回【煌めけ☆ビューティ・マジカル☆ラメ・ハイドロスプラッシュ!】
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