静かな午前と優雅な午後
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(午前・フローレンス家)
(リリサの研究室。薬草の香りと淡い光。棚には瓶がずらりと並んでいる。)
ティナ「リリサ〜、この瓶どこ置くの?」
リリサ「青いラベルのは右の棚、紫のは下ね。」
ティナ「了解〜。……てか、相変わらず匂いすごいな。」
リリサ(微笑んで)「“調合の香り”よ。慣れれば落ち着くわ。」
ティナ「慣れたら鼻終わってると思う……。」
(魔晶石クーラーが涼しく稼働し、風が髪を揺らす)
リリサ「魔力温度、ちょうどいいわね。作業効率が上がるわ。」
ティナ「……ほんと文明の利器だな、これ。冷風最高……。」
(リリサは淡々と液体を調合しながら)
リリサ「ねぇ、ティナ。今度、薬草の乾燥を任せてみようかしら。」
ティナ「いいけど、また変な爆発しないよね?」
リリサ「今回は“多分”しないわ。」
ティナ「多分て言うなぁーっ!」
(そのまま午前は笑い混じりの作業。瓶の音と魔法の光が静かに響く。)
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(昼過ぎ・ヴァレンシュタイン邸)
(広大な中庭を抜け、三人は白い応接間に集まっている。)
(ティナとカレンは机に宿題を広げ、リオナは完璧に整った文房具を並べている。)
リオナ「ようこそお越しくださいましたわ。お飲み物は、ハーブティーとフルーツの盛り合わせをどうぞ。」
ティナ「おぉ……貴族の“おやつ”ってレベル高すぎる……。」
カレン「ちょっとしたカフェよりすごい……!」
(ティナがノートを広げてため息)
ティナ「はぁ……自由研究、何しよう……。」
カレン「そういえばまだ決めてなかったの?」
ティナ「うん。リリサの実験手伝ってるから、化学的なやつは飽きてんだよね。」
リオナ「でしたら、“魔力と植物の共鳴”などはいかが? この前、家の庭で面白い現象を観察しましたの。」
ティナ「それ!めっちゃ研究テーマっぽい!」
カレン「やっぱお嬢様、発想が違うわ……。」
(三人でノートを広げて書き始める)
カレン「……あつっ!頭使うと一気に暑くなる……。」
ティナ「外は真夏だけど、屋敷の中は天国だね。」
リオナ「魔晶石式の冷却魔法ですわ。お父様が“暑いのは悪”とおっしゃって……。」
カレン「(その理論、賛成)」
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(勉強の休憩中)
(ティナが椅子にもたれかかって)
ティナ「……頭使ったらお腹減った〜。」
リオナ「新しいおやつを用意いたしますわね。」
(小さなベルを鳴らすと、グレイが静かに入室)
グレイ「お嬢様、お呼びでしょうか。」
リオナ「ええ。フルーツタルトとミントティーをお願い。」
グレイ「かしこまりました。」
カレン(小声で)「……ほんと、令嬢の生活ってすげぇ……。」
ティナ「完全に別世界だよね……。」
(やがてテーブルに上品なティーセットが並ぶ)
リオナ「お口に合えばよいのですが……。」
ティナ「うまっ……これ、味が貴族だ……!」
カレン「表現が雑ぅ!」
(みんなで笑いながらティータイム。窓の外では庭の噴水がきらめいている)
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(夕方・帰り道)
(門の前。空はオレンジ色に染まっている。)
ティナ「なんか……勉強したってより、上品に時間使ったって感じ。」
カレン「ね。夏休みの午後にしては充実してたかも!」
リオナ(嬉しそうに)「また一緒に勉強しましょうね、ティナ様、カレン。」
ティナ「うん、次はうちにも来てよ!」
カレン「湖畔の風、気持ちいいよ!」
リオナ「まぁ……!ぜひ伺いますわ!」
(三人の笑い声が夕陽の中に溶けていく)
次回【建国祭、闘技大会編突入!】
今日も『えるてん!』を読んでくれてありがとう♪
ティナ「学校とか仕事とか……正直めんどくさいよね!
でも“えるてん!”読んで、今日も笑顔で行こーっ!」
☀️毎朝6時更新!通勤・通学前のひとときに、ティナたちのまほうをどうぞ✨
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それじゃ、いってらっしゃい!




