表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日  作者: ぽん
夏休み 旅行編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/64

静かな午前と優雅な午後

『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は

毎朝6時に更新中!☀️


通勤・通学、朝ごはんのお供に

ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪

今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨



(午前・フローレンス家)


(リリサの研究室。薬草の香りと淡い光。棚には瓶がずらりと並んでいる。)


ティナ「リリサ〜、この瓶どこ置くの?」


リリサ「青いラベルのは右の棚、紫のは下ね。」


ティナ「了解〜。……てか、相変わらず匂いすごいな。」


リリサ(微笑んで)「“調合の香り”よ。慣れれば落ち着くわ。」


ティナ「慣れたら鼻終わってると思う……。」


(魔晶石クーラーが涼しく稼働し、風が髪を揺らす)


リリサ「魔力温度、ちょうどいいわね。作業効率が上がるわ。」


ティナ「……ほんと文明の利器だな、これ。冷風最高……。」


(リリサは淡々と液体を調合しながら)

リリサ「ねぇ、ティナ。今度、薬草の乾燥を任せてみようかしら。」


ティナ「いいけど、また変な爆発しないよね?」


リリサ「今回は“多分”しないわ。」


ティナ「多分て言うなぁーっ!」


(そのまま午前は笑い混じりの作業。瓶の音と魔法の光が静かに響く。)



---


(昼過ぎ・ヴァレンシュタイン邸)


(広大な中庭を抜け、三人は白い応接間に集まっている。)

(ティナとカレンは机に宿題を広げ、リオナは完璧に整った文房具を並べている。)


リオナ「ようこそお越しくださいましたわ。お飲み物は、ハーブティーとフルーツの盛り合わせをどうぞ。」


ティナ「おぉ……貴族の“おやつ”ってレベル高すぎる……。」


カレン「ちょっとしたカフェよりすごい……!」


(ティナがノートを広げてため息)

ティナ「はぁ……自由研究、何しよう……。」


カレン「そういえばまだ決めてなかったの?」


ティナ「うん。リリサの実験手伝ってるから、化学的なやつは飽きてんだよね。」


リオナ「でしたら、“魔力と植物の共鳴”などはいかが? この前、家の庭で面白い現象を観察しましたの。」


ティナ「それ!めっちゃ研究テーマっぽい!」


カレン「やっぱお嬢様、発想が違うわ……。」


(三人でノートを広げて書き始める)


カレン「……あつっ!頭使うと一気に暑くなる……。」


ティナ「外は真夏だけど、屋敷の中は天国だね。」


リオナ「魔晶石式の冷却魔法ですわ。お父様が“暑いのは悪”とおっしゃって……。」


カレン「(その理論、賛成)」



---


(勉強の休憩中)


(ティナが椅子にもたれかかって)

ティナ「……頭使ったらお腹減った〜。」


リオナ「新しいおやつを用意いたしますわね。」


(小さなベルを鳴らすと、グレイが静かに入室)


グレイ「お嬢様、お呼びでしょうか。」


リオナ「ええ。フルーツタルトとミントティーをお願い。」


グレイ「かしこまりました。」


カレン(小声で)「……ほんと、令嬢の生活ってすげぇ……。」


ティナ「完全に別世界だよね……。」


(やがてテーブルに上品なティーセットが並ぶ)


リオナ「お口に合えばよいのですが……。」


ティナ「うまっ……これ、味が貴族だ……!」


カレン「表現が雑ぅ!」


(みんなで笑いながらティータイム。窓の外では庭の噴水がきらめいている)



---


(夕方・帰り道)

(門の前。空はオレンジ色に染まっている。)


ティナ「なんか……勉強したってより、上品に時間使ったって感じ。」


カレン「ね。夏休みの午後にしては充実してたかも!」


リオナ(嬉しそうに)「また一緒に勉強しましょうね、ティナ様、カレン。」


ティナ「うん、次はうちにも来てよ!」


カレン「湖畔の風、気持ちいいよ!」


リオナ「まぁ……!ぜひ伺いますわ!」


(三人の笑い声が夕陽の中に溶けていく)



次回【建国祭、闘技大会編突入!】


今日も『えるてん!』を読んでくれてありがとう♪


ティナ「学校とか仕事とか……正直めんどくさいよね!

でも“えるてん!”読んで、今日も笑顔で行こーっ!」


☀️毎朝6時更新!通勤・通学前のひとときに、ティナたちのまほうをどうぞ✨

ブクマ、評価をしてもらえると励みになります♪

それじゃ、いってらっしゃい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ