すっぴんギャル
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(朝。蝉の鳴き声、障子越しの光がまぶしい。潮の香りがほんのり漂う。)
リリサ「……ふぁぁ。いい朝ね。」
(浴衣の帯を整え、すでに完璧)
リオナ「おはようございますわ、リリサ様。朝の潮風がとても気持ちいいですわね。」
(すでに髪も整え、完璧な令嬢モード)
カレン「おはよー! 二人とも早っ! あたし、もうちょい寝たかった〜。」
(伸びをしながら大あくび)
(視線を横にやると――)
カレン「……あれ?」
(ティナとサラ、まだ布団の中で爆睡中)
ティナ「んごぉ……あと5分……」
サラ「Zzz……ギャルの朝は日が昇りきってから……」
カレン「……うわ、すごいシンクロ率。」
リオナ(微笑みながら)「ティナ様とサラ様、まるで姉妹のようですわね。」
リリサ(腕を組んで)「起こすわよ。」
(リリサが布団をめくる――)
ティナ「うぅっ……まぶしっ!! 太陽強いっ……!」
サラ「……ん〜〜……あと10分だけ……」
リリサ「朝食の時間よ。」
ティナ「まだ夢の中でもいい……」
カレン「さすがぐーたらエルフ&寝起きギャルコンビ。」
リオナ「どちらもマイペースですわね……。」
(リリサが小さくため息をつき、腕を組んだまま)
リリサ「ほら、早く支度して。ご飯冷めるわよ。」
ティナ(もぞもぞ起き上がり)「……朝ってこんなに早かったっけ……」
サラ(寝癖全開、片目だけ開けて)「……ギャル的には夜が本番なのに〜……」
ティナ「サラ、顔違くない?」
サラ「すっぴんモード☆」
カレン「え、ほんとだ!誰!? 旅館の人かと思った!」
ティナ「普通に綺麗……」
リオナ「雰囲気がまるで別人ですわ……」
サラ(苦笑)「や〜ねぇ、ギャルはメイクで戦うの! 今は“オフ日”ってことで☆」
リリサ(くすっと笑って)「その割に、起きるの一番遅かったけどね。」
サラ「ギャルの充電タイムよっ☆」
(全員で笑う)
ティナ(あくび)「ふぁ〜……ご飯のあと、二度寝したい……」
リリサ「ダメ。」
カレン「さすがティナ。朝から通常運転だね。」
ティナ「うるさい……」
(蝉の声と笑い声が混じる、夏の朝。)
---
(朝食後、旅館を出て、リオナの馬車が砂浜沿いの道をゆっくりと進む。)
(窓の外には、きらめく海。遠くでカモメの声。)
カレン「はぁ〜、ほんっと楽しかったー!」
ティナ「うん……海、あんなに綺麗だと思わなかった。」
リオナ「お料理も最高でしたわ!お刺身がまるで宝石のようでしたの!」
サラ「アタシはカニ!カニの爪!あれマジでバズる味だった☆」
(リリサが微笑みながら)
リリサ「ふふ、みんなよく食べてたわね。旅館の人もびっくりしてたわよ?」
ティナ「だって美味しかったんだもん!温泉も最高だったし!」
カレン「夏休みって、なんか特別だよね〜。時間がゆっくり流れる感じ!」
リオナ「本当に……こんなに外で過ごしたの、初めてですわ。
ティナ様たちとご一緒できて、心から楽しかったですの。」
ティナ(照れながら)「……うん。わたしも。ありがと、リオナ。」
サラ「青春って感じだねぇ〜☆ ギャル的にも尊い夏だったわ!」
(馬車の窓から見える青空。風鈴の音がどこからか聞こえてくる。)
ティナ「夏休み、まだまだ続くし……他にもやりたいことあるよね!」
カレン「うん! 夏祭りもあるし、屋台でかき氷食べよー!」
リオナ「花火大会もありますわ! 浴衣をまた着たいですの!」
ティナ「いいね〜! みんなで行こうよ!」
(車内の空気が一気に明るくなる。みんな笑顔で盛り上がる。)
リリサ(くすっと笑って)「楽しそうね。……でも、宿題もちゃんとやるのよ?」
ティナ「……」
カレン「……」
リオナ「……」
(三人、無言で目を合わせ、そっと視線をそらす)
ティナ「ま、まだ1ヶ月以上あるし……?」
カレン「うんうん、焦るのは1週間きってからでしょ!」
リオナ「……庶民の皆様は毎年そうしているのですね……」
リリサ(ため息)「まったく、現実逃避トリオね。」
(サラがぱっと手を挙げて)
サラ「アタシは宿題な〜しっ☆ ギャルだもんっ!」
リリサ「ギャル関係なく、あなた成人してるでしょ……」
(馬車の中、大爆笑。)
(窓の外、夏の空。入道雲が高く伸びていく。)
ティナ「夏休み、さいこー!」
カレン「イェーイ!」
リオナ「ですわー!」
サラ「パリピ上等〜☆」
(馬車の笑い声が、青い空へと溶けていった――)
次回【日常パート、ティナ、お上品な時間の使い方】
今日も『えるてん!』を読んでくれてありがとう♪
ティナ「学校とか仕事とか……正直めんどくさいよね!
でも“えるてん!”読んで、今日も笑顔で行こーっ!」
☀️毎朝6時更新!通勤・通学前のひとときに、ティナたちのまほうをどうぞ✨
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それじゃ、いってらっしゃい!




