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えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日  作者: ぽん
夏休み 旅行編

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57/62

すっぴんギャル

『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は

毎朝6時に更新中!☀️


通勤・通学、朝ごはんのお供に

ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪

今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨



(朝。蝉の鳴き声、障子越しの光がまぶしい。潮の香りがほんのり漂う。)


リリサ「……ふぁぁ。いい朝ね。」

(浴衣の帯を整え、すでに完璧)


リオナ「おはようございますわ、リリサ様。朝の潮風がとても気持ちいいですわね。」

(すでに髪も整え、完璧な令嬢モード)


カレン「おはよー! 二人とも早っ! あたし、もうちょい寝たかった〜。」

(伸びをしながら大あくび)


(視線を横にやると――)

カレン「……あれ?」


(ティナとサラ、まだ布団の中で爆睡中)


ティナ「んごぉ……あと5分……」


サラ「Zzz……ギャルの朝は日が昇りきってから……」


カレン「……うわ、すごいシンクロ率。」


リオナ(微笑みながら)「ティナ様とサラ様、まるで姉妹のようですわね。」


リリサ(腕を組んで)「起こすわよ。」


(リリサが布団をめくる――)


ティナ「うぅっ……まぶしっ!! 太陽強いっ……!」


サラ「……ん〜〜……あと10分だけ……」


リリサ「朝食の時間よ。」


ティナ「まだ夢の中でもいい……」


カレン「さすがぐーたらエルフ&寝起きギャルコンビ。」


リオナ「どちらもマイペースですわね……。」


(リリサが小さくため息をつき、腕を組んだまま)

リリサ「ほら、早く支度して。ご飯冷めるわよ。」


ティナ(もぞもぞ起き上がり)「……朝ってこんなに早かったっけ……」


サラ(寝癖全開、片目だけ開けて)「……ギャル的には夜が本番なのに〜……」


ティナ「サラ、顔違くない?」


サラ「すっぴんモード☆」


カレン「え、ほんとだ!誰!? 旅館の人かと思った!」


ティナ「普通に綺麗……」


リオナ「雰囲気がまるで別人ですわ……」


サラ(苦笑)「や〜ねぇ、ギャルはメイクで戦うの! 今は“オフ日”ってことで☆」


リリサ(くすっと笑って)「その割に、起きるの一番遅かったけどね。」


サラ「ギャルの充電タイムよっ☆」


(全員で笑う)


ティナ(あくび)「ふぁ〜……ご飯のあと、二度寝したい……」


リリサ「ダメ。」


カレン「さすがティナ。朝から通常運転だね。」


ティナ「うるさい……」


(蝉の声と笑い声が混じる、夏の朝。)



---


(朝食後、旅館を出て、リオナの馬車が砂浜沿いの道をゆっくりと進む。)

(窓の外には、きらめく海。遠くでカモメの声。)


カレン「はぁ〜、ほんっと楽しかったー!」


ティナ「うん……海、あんなに綺麗だと思わなかった。」


リオナ「お料理も最高でしたわ!お刺身がまるで宝石のようでしたの!」


サラ「アタシはカニ!カニの爪!あれマジでバズる味だった☆」


(リリサが微笑みながら)

リリサ「ふふ、みんなよく食べてたわね。旅館の人もびっくりしてたわよ?」


ティナ「だって美味しかったんだもん!温泉も最高だったし!」


カレン「夏休みって、なんか特別だよね〜。時間がゆっくり流れる感じ!」


リオナ「本当に……こんなに外で過ごしたの、初めてですわ。

ティナ様たちとご一緒できて、心から楽しかったですの。」


ティナ(照れながら)「……うん。わたしも。ありがと、リオナ。」


サラ「青春って感じだねぇ〜☆ ギャル的にも尊い夏だったわ!」


(馬車の窓から見える青空。風鈴の音がどこからか聞こえてくる。)


ティナ「夏休み、まだまだ続くし……他にもやりたいことあるよね!」


カレン「うん! 夏祭りもあるし、屋台でかき氷食べよー!」


リオナ「花火大会もありますわ! 浴衣をまた着たいですの!」


ティナ「いいね〜! みんなで行こうよ!」


(車内の空気が一気に明るくなる。みんな笑顔で盛り上がる。)


リリサ(くすっと笑って)「楽しそうね。……でも、宿題もちゃんとやるのよ?」


ティナ「……」

カレン「……」

リオナ「……」


(三人、無言で目を合わせ、そっと視線をそらす)


ティナ「ま、まだ1ヶ月以上あるし……?」


カレン「うんうん、焦るのは1週間きってからでしょ!」


リオナ「……庶民の皆様は毎年そうしているのですね……」


リリサ(ため息)「まったく、現実逃避トリオね。」


(サラがぱっと手を挙げて)

サラ「アタシは宿題な〜しっ☆ ギャルだもんっ!」


リリサ「ギャル関係なく、あなた成人してるでしょ……」


(馬車の中、大爆笑。)


(窓の外、夏の空。入道雲が高く伸びていく。)


ティナ「夏休み、さいこー!」


カレン「イェーイ!」


リオナ「ですわー!」


サラ「パリピ上等〜☆」


(馬車の笑い声が、青い空へと溶けていった――)


次回【日常パート、ティナ、お上品な時間の使い方】


今日も『えるてん!』を読んでくれてありがとう♪


ティナ「学校とか仕事とか……正直めんどくさいよね!

でも“えるてん!”読んで、今日も笑顔で行こーっ!」


☀️毎朝6時更新!通勤・通学前のひとときに、ティナたちのまほうをどうぞ✨

ブクマ、評価をしてもらえると励みになります♪

それじゃ、いってらっしゃい!

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