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えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日  作者: ひなゆづ
夏休み 旅行編

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53/55

潮風に笑え、少女たち(前編)

『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は

毎朝6時に更新中!☀️


通勤・通学、朝ごはんのお供に

ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪

今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨


(青空と波のきらめき。夏の海辺に少女たちの笑い声が響く)


サラ「いくよカレン〜っ!!特訓開始ぃぃぃ!!」

カレン「うおおお!負けないぞサラさん!!」

(二人、波をかき分けてダッシュ! 競泳モード全開)

サラ「ギャルは見た目だけじゃないのよ〜☆ 泳ぎもノリも一流ぅ!」

カレン「待って!足つったぁぁぁ!!」

サラ「根性よ!筋肉で押し返せっ!!」


(遠くで二人の絶叫が交錯する)



---


ティナ「……あの二人、体力お化けだな……」

(浮き輪にのって波間にぷかぷか)

リオナ(隣で同じく浮かびながら)「ふふっ。見ているだけで元気が出ますわね。」

ティナ「リオナ、海は初めてなんだよね?」

リオナ「ええ。これほど広い水の世界……屋敷の噴水しか知らなかったので、まるで夢のようですわ。」

ティナ「そっか……」

(ティナ、空を見上げて微笑む)

ティナ「こうやって外に出てきてくれて、よかったよ。」

リオナ(そっとティナの横顔を見て)「……はい。外の世界って、こんなに楽しいんですのね。」


(小さく手ですくった海水をティナにかける)

ティナ「ひゃっ!? 冷たっ!」

リオナ「うふふっ、これがわたくし流の“感謝の気持ち”ですわ♪」

ティナ「感謝の攻撃やめろぉぉ!」

(二人、笑いながらバシャバシャ)



---


(少し離れた場所。ビーチパラソルの下ではリリサが麦わら帽子を被り、日陰で本を読んでいる)

(テーブルには冷たいレモネードとノート。風にページがめくられる)


グレイ(涼しい顔で近づきながら)「日差しが強いので、パラソルを少し角度調整いたしますね。」

リリサ「ありがとう。」

(リリサ、本を閉じて海辺を見つめる)

リリサ「……あの子たち、本当に楽しそうね。」

グレイ(穏やかに微笑んで)「ええ。お嬢様があんな笑顔をなさるのは久しぶりです。

屋敷では外を眺めてばかりでしたが……最近は毎日、“学校が楽しみですの”“ティナ様とカレン様がですね”とお話されるんです。」

リリサ「ふふっ、そう。よかった。」


(少し沈黙)

グレイ(軽く一礼)「……お嬢様に代わり、お礼申し上げます。

お嬢様に“外の世界の楽しさ”を教えてくださって、本当にありがとうございます。」

リリサ(柔らかく笑って)「そんなの、私じゃないわ。あの子たちの力よ。」

(視線の先では、ティナとリオナが笑いながら波に揺れている)

リリサ「――でも、あの笑顔を見られるなら、何よりね。」

グレイ(小さくうなずく)「同感です。」



---


(波打ち際に戻るサラとカレン)

サラ「ぷはーっ!泳ぎまくったぁ〜☆」

カレン「全身筋肉痛確定……でも達成感すごい……!」

ティナ「おかえりー!水、冷たかったでしょ?」

リオナ「日差しも強いですし、ちゃんと水分補給なさいませ?」

サラ「リオナちゃんマジ貴族ムーブ☆」

カレン「ってか、肌白すぎない?全然焼けてないよ?」

リオナ「うふふ、グレイが日焼け防止結界を張ってくださいましたの♪」

カレン「……チートだ。」

ティナ「便利な執事さんだなぁ……」

サラ「まぁいいじゃん☆ 今夜は温泉だし、焦げる前に癒そ♡」


(夏の日差しの下、波の音と笑い声が重なり、

リリサとグレイの視線の先で少女たちの夏が輝いていた――)


次回【静の怒り、リリサ覚醒!】


今日も『えるてん!』を読んでくれてありがとう♪


ティナ「学校とか仕事とか……正直めんどくさいよね!

でも“えるてん!”読んで、今日も笑顔で行こーっ!」


☀️毎朝6時更新!通勤・通学前のひとときに、ティナたちのまほうをどうぞ✨

ブクマ、評価をしてもらえると励みになります♪

それじゃ、いってらっしゃい!

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