出発!真夏の海と少女達!
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(朝。湖畔の家。窓の外は真っ青な空。セミの声が鳴り響く。)
ティナ「帽子よし、日焼け止めよし、タオルも水着も入れた……完璧。」
(荷物を抱えて大きく伸びをする)
ティナ「……にしても、まさか本当に海に行くことになるとはなぁ……」
(遠い目)
リリサ(リビングから)「ティナ、準備できた?」
ティナ「うん。でももう暑くて出発前に干からびそう……」
リリサ「ふふ、海に着いたら一瞬で元気になるわよ。」
(その時、外から馬の蹄の音が近づいてくる)
ティナ「あ、来たみたい!」
(玄関を開けると、豪華な馬車が止まっており、リオナが優雅に立っていた)
リオナ「ティナ様、リリサ様。おはようございますわ。本日はお迎えにあがりましたの♪」
ティナ「おはよーリオナ。今日はよろしくね!」
リオナ「ええ、こちらこそ。皆さま、もうお乗りになっておりますわ。さあどうぞ♪」
ティナ「(……相変わらず豪華だなこの馬車……座席ふかふかだし……庶民の次元じゃねぇ……)」
---
馬車の中
(魔晶石の風が車内を涼しく包む。外は真夏の陽射し、けれど中は快適。)
ティナとリリサが乗り込むと、すでにサラとカレンが座っていた。
サラ「ティナー☆ よっ、今日もかわちい〜!」
カレン「サラさん、朝からテンション高いですね……」
サラ「そりゃ海だよ!? 夏だよ!? ギャルの季節開幕っしょ☆」
リオナ(上品に微笑み)「ふふっ。皆さまの水着姿も、今から楽しみですわね。」
ティナ「あはは……水着、ねぇ……」
(目をそらしながら小さくため息)
サラ「アタシの水着、ヤバいよ? 黒と金のギャル仕様☆」
(胸を張ってドヤ顔)
カレン「うわぁ……絶対目立ちそう。それ、砂浜で反射するレベルでしょ。」
(半笑いで)
ティナ「(サラ、ボンッキュッボンだからなぁ……ぐへへ……)」
(ニヤリ)
リリサ(ジト目で)「……今、妙なこと考えたわね?」
ティナ「ひぃっ!? な、なんも考えてないってば!」
サラ「アハハッ☆ ティナってホント顔に出やすい〜!☆」
ティナ「出てねぇっての!」
(そのやり取りにカレンがくすっと笑う)
カレン「……でも、ティナの水着もちょっと気になるかも。」
ティナ「えっ、わたしの?」
カレン「うん。なんか、可愛いの着てそうじゃん。」
(軽く笑いながらも、どこか照れくさそう)
ティナ「そ、そんなことないって!普通のだよ、普通!!」
カレン(目をそらしながら小声で)「……似合うと思うけどなぁ。」
ティナ「え? なんか言った?」
カレン「な、なんでもないっ!」(顔真っ赤)
(ティナは首を傾げながらも、なんだか少し照れて窓の外を眺める)
リリサ(くすっと微笑み)「ふふっ……こうしてみると、ほんと仲良くなったわね。」
サラ「でしょ〜?もうアタシら青春してるって感じ☆」
リオナ「ええ、とても素敵ですわ。」
(馬車は森を抜け、潮風の香りが窓の隙間から入り込む)
---
海辺の街 到着直前
サラ「うわーっ! 見て見て! 海ぃーっ!!」
カレン「すごい……本当に綺麗!」
リオナ「まるで宝石のような青さですわね……!」
ティナ(目を輝かせて)「うわぁ……ほんとに海だ……!」
(波の音が遠くに聞こえる)
ティナ「(……でもこのあと、俺……あのフリフリの水着着るんだよな……
胃がキュッてする……)」
リリサ「さぁ、どうする? 先に宿に行ってもいいけど――」
サラ「海でしょ☆ 我慢できないって!」
カレン「うん! せっかくだし先に遊ぼ!」
リオナ「わたくしも賛成ですわ♪」
ティナ「えぇっ!? ちょ、心の準備が……!」
(リリサがにっこりと肩に手を置く)
リリサ「大丈夫。ちゃんと似合うわよ、ティナ。」
ティナ「その“似合う”が一番怖いんだってぇぇ!!!」
(ティナの叫びが潮風に混ざって響き渡る――)
次回【少女達の水着お披露目回!】
今日も『えるてん!』を読んでくれてありがとう♪
ティナ「学校とか仕事とか……正直めんどくさいよね!
でも“えるてん!”読んで、今日も笑顔で行こーっ!」
☀️毎朝6時更新!通勤・通学前のひとときに、ティナたちのまほうをどうぞ✨
ブクマ、評価をしてもらえると励みになります♪
それじゃ、いってらっしゃい!




