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えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日  作者: ひなゆづ
夏休み 旅行編

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51/52

出発!真夏の海と少女達!

『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は

毎朝6時に更新中!☀️


通勤・通学、朝ごはんのお供に

ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪

今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨


(朝。湖畔の家。窓の外は真っ青な空。セミの声が鳴り響く。)


ティナ「帽子よし、日焼け止めよし、タオルも水着も入れた……完璧。」

(荷物を抱えて大きく伸びをする)

ティナ「……にしても、まさか本当に海に行くことになるとはなぁ……」

(遠い目)


リリサ(リビングから)「ティナ、準備できた?」

ティナ「うん。でももう暑くて出発前に干からびそう……」

リリサ「ふふ、海に着いたら一瞬で元気になるわよ。」


(その時、外から馬の蹄の音が近づいてくる)


ティナ「あ、来たみたい!」

(玄関を開けると、豪華な馬車が止まっており、リオナが優雅に立っていた)


リオナ「ティナ様、リリサ様。おはようございますわ。本日はお迎えにあがりましたの♪」

ティナ「おはよーリオナ。今日はよろしくね!」

リオナ「ええ、こちらこそ。皆さま、もうお乗りになっておりますわ。さあどうぞ♪」


ティナ「(……相変わらず豪華だなこの馬車……座席ふかふかだし……庶民の次元じゃねぇ……)」



---


馬車の中


(魔晶石の風が車内を涼しく包む。外は真夏の陽射し、けれど中は快適。)

ティナとリリサが乗り込むと、すでにサラとカレンが座っていた。


サラ「ティナー☆ よっ、今日もかわちい〜!」

カレン「サラさん、朝からテンション高いですね……」

サラ「そりゃ海だよ!? 夏だよ!? ギャルの季節開幕っしょ☆」


リオナ(上品に微笑み)「ふふっ。皆さまの水着姿も、今から楽しみですわね。」

ティナ「あはは……水着、ねぇ……」

(目をそらしながら小さくため息)


サラ「アタシの水着、ヤバいよ? 黒と金のギャル仕様☆」

(胸を張ってドヤ顔)


カレン「うわぁ……絶対目立ちそう。それ、砂浜で反射するレベルでしょ。」

(半笑いで)


ティナ「(サラ、ボンッキュッボンだからなぁ……ぐへへ……)」

(ニヤリ)


リリサ(ジト目で)「……今、妙なこと考えたわね?」

ティナ「ひぃっ!? な、なんも考えてないってば!」

サラ「アハハッ☆ ティナってホント顔に出やすい〜!☆」

ティナ「出てねぇっての!」


(そのやり取りにカレンがくすっと笑う)


カレン「……でも、ティナの水着もちょっと気になるかも。」

ティナ「えっ、わたしの?」

カレン「うん。なんか、可愛いの着てそうじゃん。」

(軽く笑いながらも、どこか照れくさそう)


ティナ「そ、そんなことないって!普通のだよ、普通!!」

カレン(目をそらしながら小声で)「……似合うと思うけどなぁ。」

ティナ「え? なんか言った?」

カレン「な、なんでもないっ!」(顔真っ赤)


(ティナは首を傾げながらも、なんだか少し照れて窓の外を眺める)


リリサ(くすっと微笑み)「ふふっ……こうしてみると、ほんと仲良くなったわね。」

サラ「でしょ〜?もうアタシら青春してるって感じ☆」

リオナ「ええ、とても素敵ですわ。」


(馬車は森を抜け、潮風の香りが窓の隙間から入り込む)



---


海辺の街 到着直前


サラ「うわーっ! 見て見て! 海ぃーっ!!」

カレン「すごい……本当に綺麗!」

リオナ「まるで宝石のような青さですわね……!」

ティナ(目を輝かせて)「うわぁ……ほんとに海だ……!」


(波の音が遠くに聞こえる)

ティナ「(……でもこのあと、俺……あのフリフリの水着着るんだよな……

胃がキュッてする……)」


リリサ「さぁ、どうする? 先に宿に行ってもいいけど――」

サラ「海でしょ☆ 我慢できないって!」

カレン「うん! せっかくだし先に遊ぼ!」

リオナ「わたくしも賛成ですわ♪」

ティナ「えぇっ!? ちょ、心の準備が……!」


(リリサがにっこりと肩に手を置く)

リリサ「大丈夫。ちゃんと似合うわよ、ティナ。」

ティナ「その“似合う”が一番怖いんだってぇぇ!!!」


(ティナの叫びが潮風に混ざって響き渡る――)


次回【少女達の水着お披露目回!】



今日も『えるてん!』を読んでくれてありがとう♪


ティナ「学校とか仕事とか……正直めんどくさいよね!

でも“えるてん!”読んで、今日も笑顔で行こーっ!」


☀️毎朝6時更新!通勤・通学前のひとときに、ティナたちのまほうをどうぞ✨

ブクマ、評価をしてもらえると励みになります♪

それじゃ、いってらっしゃい!

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