夏休み前日、海水浴会議!
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(放課後。湖畔の家のリビング。
涼やかな風が流れ、魔晶石クーラーが静かに光っている。
テーブルの上にはジュースとスナック菓子、広げられた地図。)
ティナ(うちわでパタパタ)「……あ〜、天国だ〜。外あっついのに、室内は極楽……」
ティナ「(いやホント、文明の勝利だわ魔晶石クーラー。外出たくねぇ……)」
カレン(足を組みながら)「ねぇ、明日から夏休みだし、何するか決めようよ!」
リオナ(紅茶を優雅に飲みながら)「夏休み……わたくし初めての長期休暇ですの。何をするのが一般的なのでしょう?」
ティナ「うーん……家でゴロゴロ?あと昼寝。あと、まぁ……昼寝。」
カレン「おじさんかっ!」
(リリサがキッチンから顔を出す)
リリサ「まぁ、夏は暑いものねぇ。無理に外に出なくてもいいと思うわ。」
ティナ(うきうき)「でしょ!? リリサ分かってる〜!」
(その瞬間――)
ガチャッ!!
「ギャル到来☆」
(サングラスを頭にのせ、派手なヘアアクセを揺らしながら現れるのはサラ)
サラ「ちゃ〜っす☆ あっつぅ〜〜!マジ溶けるわ〜!
おっ、なになに?女子会?アゲてこ〜☆」
ティナ「あ、サラ!今ちょうど夏休み何するか話してたとこ!」
サラ「ナイスタイミングぅ☆」
(リビングに入ってきてジュースを一気飲み)
「ふぅ〜〜、生き返る〜〜〜。で?どこ行くの?やっぱ海っしょ!」
カレン「海かぁ……!いいね!水着も新しいの欲しいし!」
サラ「イエ〜イ☆ 夏と言えばギャル、ギャルと言えば――海っしょ!!」
ティナ(ピクッ)「……海!?」
ティナ「(ま、まってくれ。海って、あの水着の海!?水着って着るの!?俺が!?いやいや無理無理無理!!)」
カレン「サラさん、いきなり元気だね〜!」
サラ「元気じゃないギャルとか存在せんのよ☆ 夏はテンション命っしょ!」
(サラがリオナに気づく)
サラ「おっ、そこの清楚ガールは初めましてっしょ?」
リオナ(少し戸惑いながらも優雅に立ち上がる)
「はじめまして、わたくしリオナ・ヴァレンシュタインと申します。
いつもティナ様と仲良くさせていただいてますわ。」
サラ(ぽかーん)「……え、めっちゃお嬢じゃん。語尾が“ですわ”って本当に使う人いるんだ!?」
カレン(吹き出しながら)「サラさん、それ失礼だよ!」
リオナ(くすっと笑って)「いえ、構いませんわ。初対面の方にはよく驚かれますの。」
サラ「うわぁ……かわいくて品あるのにノリいいとか、推せるわ〜☆」
ティナ「サラがリオナ推しになった……」
---
カレン「ねぇねぇ、海ってどこにあるの?」
ティナ「え、えーっと……南の方?……かな?」
サラ「雑すぎ!ティナちゃん地理弱すぎじゃん☆」
ティナ「(いやだってこの世界来てまだそんな経ってねぇし……)」
リリサ(キッチンから顔を出して)「王国南部の街にビーチがあるわよ。観光パンフレットにあったわね。」
サラ「出た出た!映えスポットの宝庫☆ これはもう行くっしょ!」
リオナ「海……ですのね。わたくし、行ったことがありませんの。」
ティナ&カレン「えっ!?」
リオナ「お父様が“日焼けは貴族の敵”とおっしゃるので……」
サラ「そのパパ、ギャルと真逆の思想やん☆」
リリサ(紅茶を置きながら)「……ふふ、いいんじゃない?
夏休みだし、思い出を作るにはぴったりよ。」
ティナ「え、リリサも行くの?」
リリサ「もちろん。保護者枠で。」
サラ「アタシも行くわよ☆ 荷物運び係&テンション担当☆」
カレン「決まりだね!」
ティナ「うぇえ……暑いの苦手なんだけど……」
サラ「大丈夫大丈夫☆ ギャルの魔法でテンション上げてこーっ☆」
リオナ(手帳を取り出しながら)「では……“夏の海遠征計画書”を作りますわね。」
ティナ「そんな本格的に!?」
---
(机の上には地図と日程表、そしてジュースの空き瓶。
夕日が差し込むリビングで、少女チームの笑い声が響く。)
カレン「じゃあさ、海に行ったらスイカ割りしようよ!」
サラ「ビーチバレーもやろ☆」
リオナ「日傘と日焼け止めをお忘れなく、ですわ。」
ティナ(苦笑しながら)「……行く前からすでに疲れた……。」
(でも、どこか楽しそうな顔をしているティナだった――)
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(計画会議も終わり、少女チームとサラはそれぞれ帰路へ。)
(静かになったリビング。ティナがテーブルの地図を片付けていると――)
リリサ(背後からそっと近づいて)
「楽しそうだったわね、みんな。」
ティナ(苦笑い)「うん……楽しそうだったね……。
でも俺、正直ちょっと嫌なんだよな……海とか……水着とか……(ボソッ)」
(リリサがふっと笑って、ティナの肩に手を置く)
リリサ「そうね――水着、買いに行かないとね。」
ティナ「…………え?」
(数秒の沈黙。ティナの脳がフリーズ。)
ティナ「いや、まって!? 買いに!? 行くの!? 俺が!? 水着を!?!?」
リリサ(さらっと)「もちろん。明日、一緒に行きましょ?」
ティナ「ギャーーーーーーーーッ!!!」
(悲鳴が湖畔にこだまする。)
リリサ(クスクス笑いながら)
「ふふっ、そんなに嫌がらなくてもいいじゃない。可愛いの、選んであげるわ。」
ティナ「“可愛い”はやめろぉぉぉ!!!」
(その叫びを最後に、夏の夕暮れはゆっくりと夜へ溶けていく――)
次回【楽しい夏の思い出造り!スタート!】
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