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えるてん!転生したら女子中学生エルフになってて、毎日ツッコミ追いつかないんだけど!?  作者: ひなゆづ
中学生活編

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高貴なお嬢vs狂気なオネエ

※初見の方は「サロンズ・ガルブの衝撃」をご覧ください♪


『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は

毎朝6時に更新中!☀️


通勤・通学、朝ごはんのお供に

ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪

今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨



(放課後・午後四時。真っ青な空の下、ティナ・カレン・リオナの三人が街を歩いている)


ティナ「ふ〜、やっと授業終わったぁ〜! お腹すいた〜!」


カレン「だよねー。お昼食べて午後の授業って眠くなるし。」


リオナ「わたくしもようやくお外の空気に慣れてきましたの。

……ですが、お父様はまるでダメですわ。」


ティナ「え?どしたの?」


カレン「お父様、また何かやらかしたの?」



---


リオナ「最近、お父様の体臭が……香水でごまかしておられるのですが、くせぇんですの。」


(ピタッ)


ティナ&カレン「(“くせぇ”って言った!?)」


(二人、スローモーションで顔を見合わせる)


ティナ「(今、明確に“くせぇ”って言ったぞこの令嬢……!)」


カレン「(お嬢様語と庶民語が同時再生された瞬間だった……!)」



---


カレン「あー、でもわかるー! うちのお父さんも汗だくで帰ってきてさ、

 “洗濯は分けて!”ってお母さんにお願いしてる!」


リオナ「まぁ!それは正しい判断ですわ! わたくしも同様に“父専用バスケット”を用意しておりますの!」


ティナ「呼び名が強いな!?父専用バスケットって家電の名前みたい!」



---


リオナ「それに最近、お父様……抜け毛を気にしてらして。

毎朝、枕の上の毛を数えておられるのですの。」


(ティナ、肩を落とす)

ティナ「……やめろ、その話題は古傷を抉る。」


カレン「え? なんでそんな悟った顔してんの?」


ティナ「見た目より“人生経験”が多いんだよ……いろいろ察せ。」


(カレンとリオナ、そっと目を合わせる)


リオナ「まぁ……風通しの良い人生も素敵ですわね。」


ティナ「フォローがナイフみたいに刺さってる!」



---


(沈黙。三人の靴音がコツ、コツ、コツと響く)


ティナ「なぁ……今日の会話さ……」


カレン「うん。」


ティナ「授業より濃くない?」


リオナ「お父様の頭皮は薄くなってますのに。」


ティナ「だからやめてあげて!?」


カレン「会話の内容が家庭臭い。」


リオナ「お父様の体臭はくせぇですのに……」


ティナ「リオナどうしたの!?反抗期!?」


リオナ(にっこり)「こうして沢山お話して、女子は絆を深めるのですわ♡」


ティナ&カレン「話しの内容が問題だよ!!」



---


(街のメインストリート)


リオナ「まぁ!なんて賑やかなのでしょう! 屋台もたくさんありますわ!」


ティナ「この通り、休日とかになるともっとすごいんだよー。人だらけ!」


カレン「このへん、美容院とか服屋とか多いんだよな。」


(と、その時)


リオナ「あら……あちらのお店……!」


三人の視線の先に現れたのは、ピンクと黒で派手に装飾された外観の建物。

ド派手なロゴ、カラフルな文字で――

《サロンズ・ガルブ》



---


リオナ「まぁ!すごく……ゴージャスですわね!

まるで……王族の社交場のような輝き!」


ティナ(顔を引きつらせて)「いや、うん……輝いてるけど……なんか違う気がする……」


カレン(冷静)「ティナ、ここ……例の……?」


ティナ(小声)「そう……例の。ガーちゃんの店……。」



---


リオナ「ガーちゃん? どなたかしら?」


ティナ「えーっと……背ぇ高くて、ノリが良くて、声がでかくて……あとギャルで……オネエ。」


リオナ(想像中)「……???」


カレン「脳内で整理しようとするのやめな。余計混乱するだけだから。」



---


リオナ「まぁ!とても個性的な方ですのね! 入ってみてもよろしいですか?」


ティナ(焦り)「まっ待って待って! 初見で入るタイプのお店じゃないの!」


カレン「うん、勢いで突入すると情報量に押し潰されるタイプ。」


(しかしリオナ、すでに扉の前に立っている)


リオナ「“サロンズ・ガルブ”……なんて魅惑的な響き! きっと香水店かしら? それとも……スイーツのお店?」


ティナ&カレン「(スイーツじゃねぇ……!!)」



---


(ドアがバァンと開く)


ティナ「(出た……!! もう引き返せないやつだ!!)」


カレン「(リオナ、今から貴族教育じゃなくて“ギャル耐性テスト”が始まるよ……)」



ガーちゃん「いらっしゃ〜〜い♡ うわぁ、見てこの子たち! 天使降臨って感じじゃない!?

特にそこのお嬢! 髪サラッサラじゃん!何?シルクでできてんの?」


リオナ(ピシッと立ちながら)「え、ええと……人間の髪ですわ。」


ガーちゃん「ウケる〜〜!! お嬢、マジで天然すぎて尊いんだけどぉ♡」


(ティナとカレン、店の隅でニヤニヤ)


ティナ(小声)「ほら始まった。ガーちゃんのテンション特盛モード。」


カレン(苦笑)「お嬢様、がんばれ……心の防御力が試されてるぞ……」



---


ガーちゃん「で〜? 今日はどしたの? カット?カラー?それとも心のメンテ?」


リオナ(気圧されながら)「え、えっと……お外を歩いておりましたら、とても綺麗なお店を見つけて……

あの……冷やかしに……」


ガーちゃん「ちょ〜ウケる! “冷やかし”とかお嬢が言う!? やばっ♡」


リオナ(たじろぎ)「あっ、えっと……“視察”でしたかしら……?」


ティナ「(がんばれリオナ、語彙が迷子になってる!)」



---


ガーちゃん「んじゃさ〜、せっかくだしトリートメントでもしてこ?

お嬢の髪、艶あるけど紫外線ダメージきてるわよ〜ん?」


リオナ「紫外線……! まぁ、確かに最近お外を歩くようになりまして……」


ガーちゃん「でしょ? 任せて、お嬢の髪を“天使の輪・フルスロットルver.”にしてあげる♡」


リオナ(気圧されながらも微笑)「そ、それは……よさそうですわね……?」


(ガーちゃん、すでに手際よく椅子を回してリオナを座らせる)


ティナ「……すごい、完全に流れで取り込まれてる。」


カレン「あの人、交渉術ギャルレベル99だからな。」



---


(数十分後。髪をブローされながら)


リオナ「まぁ……! 何という滑らかさ……!指が髪の中を泳ぎますわ!」


ガーちゃん「でしょ〜!? これが“サロンズ・ガルブ”の魔法♡」


リオナ「ま、魔法……!?」(目を輝かせる)

ガーちゃん「ギャルの魔法は光とツヤとグロスでできてるの♡」


ティナ(小声)「宗教っぽい……」


カレン(小声)「信仰心高めのやつだな……」



---


(仕上げにガーちゃん、きらきら光る細かいラメをふわっと振りかける)


ガーちゃん「はい完成〜! “お嬢モードLv.MAX”!!」


リオナ(鏡を見て)「まぁ……!まるで夜会に出かける令嬢のようですわ!」


ガーちゃん「そのまんまだよ、お嬢♡」


(リオナ、嬉しそうに頬を染めて)


リオナ「……ありがとうございますわ。

最初は少し怖かったですが……とても素敵な時間でしたの。」


ガーちゃん「“怖かった”は言っちゃダメ〜♡ “刺激的だった”って言うの!」


リオナ(照れ笑い)「し、刺激的でしたわ♡」


(ガーちゃん、満足げに親指を立てる)


次回【スケベ獣再訪!お嬢、ブチギレる!】


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