お嬢様、初めてのスイーツ体験
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(放課後。三人は街の並木通りを歩いている。
リオナは初めて見る商店街の活気に目を輝かせていた。)
リオナ「まぁ……! なんて賑やかなんでしょう……!
人がたくさん歩いていて、香ばしい匂いがしますわ!」
ティナ「あれはパン屋さんの焼きたての香りだよ。」
カレン「こっちは雑貨屋。こっちの通りには服屋もあるよ。」
リオナ「まぁ……お店って、お屋敷の外にこんなにたくさんあるんですのね!」
ティナ「(屋敷の外、全部“初見”なの新鮮すぎるなこの子……)」
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(しばらく歩き、カレンが指をさす)
カレン「あっ、ここ!最近できたカフェ。“ラ・ソレイユ”ってとこ!」
ティナ「カレンってこういうのチェック早いよねー」
カレン「甘いもの補給しないと午後が乗り切れないタイプだから!」
リオナ「“カフェ”……聞いたことありますわ! 貴族の間でも噂になっておりましたのよ!
庶民の間で流行している“夢の甘味殿堂”って!」
ティナ「なんか言い方だけで高級店になったな……」
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(店内。木目調の落ち着いた雰囲気。三人は窓際の席に座る。)
カレン「えっと、ここパフェが人気らしいよ!」
リオナ「“パフェ”……なんて愛らしい響き……!」
ティナ「まぁ、リオナなら絶対ハマると思うよ。」
リオナ「ぜひとも体験してみたいですわ!」
(しばらくして、運ばれてくる豪華なチョコパフェ。)
リオナ「……っ!!まぁぁぁぁっ……!宝石ですの!?」
カレン「いや食べ物。」
ティナ「てか早く食べないと溶けるぞ!」
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(スプーンを手に取って、恐る恐る一口)
リオナ「……!!んん~~~~っ!!」
(感動でスプーンを握りしめ、うるうる)
リオナ「天にも昇るとはこのこと……! なんですのこの幸福感……!
生まれて初めて、心が“甘い”ですわ~~!!♡」
カレン「語彙が貴族なのに表情が庶民だな……」
ティナ「顔、完全にとろけてるよリオナ!」
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リオナ「ティナ様も!カレン様も! ほら、早く召し上がってくださいませ!」
ティナ「わかったわかった、そんなテンション高いの初めて見たよ!」
カレン「リオナ、口の端にクリームついてるよ。」
リオナ「まぁ!……はしたない姿をお見せしましたわ!」
(慌ててナプキンで拭う)
ティナ「いや可愛いけどな!」
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リオナ「……あぁ、こんなに楽しい日があるなんて思いませんでしたわ。」
ティナ「ほらね?学校に来てよかったでしょ?」
カレン「でしょでしょ?」
リオナ「はい……お二人と出会えて、本当に良かったですわ。」
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『リオナの日記』
> きょう、わたくしは生まれて初めて「学校」というところへ行きましたの。
みなさまがとても親切で、少し緊張いたしましたけれど……
特にティナ様がずっとそばにいてくださって、
とても心強く感じましたの。
ティナ様のお友達のカレン様もとても明るくて優しい方でしたわ。
わたくしともすぐ、打ち解けていただきとても嬉しかったですの。
放課後には、おふたりと一緒に街を歩きました。
お店がたくさん並んでいて、
焼きたてのパンの匂い、子どもたちの笑い声……
どれもわたくしの知らない世界で、胸がいっぱいになりましたの。
そして、“カフェ”というところで「パフェ」をいただきました。
あの冷たくて、甘くて、きらきらした食べ物……
一口食べた瞬間、心の中が光で満たされたようでしたわ。
あんなに幸せな味が、この世にあったなんて――。
ティナ様は笑って、「それが放課後の味だよ」っておっしゃいましたの。
カレン様は、「また行こうね」と言ってくださいましたの。
わたくし、思いましたの。
“お友達”というのは、まるで魔法のようですわね。
そばにいるだけで、世界が明るくなるのですもの。
明日も、ティナ様とカレン様に会えますように。
明日のお昼、ティナ様とカレン様とご一緒できたら……それだけで嬉しいですの。
――リオナ・ヴァレンシュタイン
次回【お嬢様のお弁当事情】
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