雨宿りの午後
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(放課後。湖畔の小道を歩くティナとカレン。空は薄曇り。)
ティナ「今日、空重くない?」
カレン「んー、でも雨の匂いはしないし大丈夫でしょ。」
(次の瞬間――)
ザーッ!!
ティナ「うわぁっ!?ゲリラ豪雨!?」
カレン「ちょ、傘ないって!!」
ティナ「こっち!うちの方が近い!」
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(ティナの家へ駆け込む二人)
ティナ「はぁ、びっしょびしょになっちゃったね……。」
カレン「髪も服も水浸し〜。」
ティナ「リリサいないけど、風邪引かないようにタオル使って。
ついでに服も乾かすから、これ着てて!」
(ティナが自分の部屋から服を持ってくる)
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(少しして、着替えたカレンがリビングに現れる)
ティナの私服――白と薄桃色のふわっとしたワンピース姿。
ティナ「おぉ!似合うじゃん!」
カレン(耳まで赤く)「ちょ、ちょっと……これは流石に可愛すぎるでしょ!」
ティナ「ふふっ、そう?似合ってるけどなぁ。」
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カレン「(この前の試着で着た服にちょっと似てる……)
(あたし、こういうの苦手なんだけど……ティナが嬉しそうだから断れないな……)
(それに……なんか、ほんのりティナの匂い……)
(……うわ、やめやめ!何考えてんのあたし!)」
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(ティナが笑いながらタオルでカレンの髪を乾かしてあげる)
ティナ「はい、こっち向いて。」
カレン「あ、ありがと……」
ティナ「へへ、カレンの髪、意外とサラサラだね。」
カレン(赤面)「やめろ〜っ!なんか照れるんだけど!」
(外の雨音が静かに続く中、笑い声が響く)
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(リビングの窓の外には、湖の水面が波紋でゆらゆら光っている。
ティナとカレンはソファでまったり中。)
ティナ「うぅ〜、びしょ濡れ事件だったな〜。あの雨、絶対狙ってたよね。」
カレン「タイミング完璧だったね。もう一歩で沈むとこだった。」
ティナ「うちが近くて助かったよ。今のカレン、乾燥モードの途中ね。」
カレン「人を洗濯物みたいに言うな!」
(ティナ、笑いながら温かいハーブティーを2つテーブルに置く)
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ティナ「ほい、これ飲みな。体あったまるよ。」
カレン「ありがと〜。……わ、いい匂い。」
ティナ「でしょ?リリサが毎朝飲んでるやつ。『香りの癒やしこそ一日の始まり』とか言って。」
カレン「名言っぽいけど、寝坊した朝に聞くとムカつくタイプのやつ。」
ティナ「それな。」
(ふたり、クスッと笑い合う)
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カレン「……ティナって、こうやって話してるとほんと落ち着くよね。」
ティナ「おっ、珍しい褒め言葉。急にどうした?」
カレン「いや、なんか“家感”がすごいっていうか。」
ティナ「家感?褒められてるのか微妙だな。」
カレン「いや、いい意味だよ!なんか安心するんだよね。
この部屋も、ティナも。」
ティナ「え?いま何か言った?」
カレン(あたふた)「な、なんでもないってば!」
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(カレン、ティーカップを手に取って一口)
カレン「はぁ〜、温まる〜……。あー眠くなってきた……。」
ティナ「寝るな!お茶こぼすな!」
カレン「え〜、眠いんだもん……。」
(カレン、テーブルに頬を乗せる。ティナはあきれ顔)
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ティナ「ほら、これ貸す。ブランケット。」
カレン「ありがと……ティナってほんと世話焼きだね。」
ティナ「おっさん気質なんだよ。」
カレン「あはは、それはわかる気がする。」
(カレン、くすっと笑いながらブランケットにくるまる)
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ティナ「……カレン、風邪ひかないでね。」
カレン(目を閉じたまま)「うん。ティナがいるから大丈夫。」
ティナ「……ん?」
カレン「ん〜、なんでもない〜……。」
(そのまま小さく寝息)
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ティナ(小声で)「まったく……子どもか。」
(でも、その寝顔を見て小さく笑う)
ティナ「(……まぁ、こういうのも悪くないな。)」
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(数十分後、玄関のドアが開く音)
リリサ「ただいま〜……って、あら?」
(リリサ、ソファでくっついて寝ている二人を見て)
リリサ(小声)「……ふふっ。青春ねぇ。」
(カーテンの隙間から光が差し、外はすでに雨上がり。)
次回【やきもちカレンちゃん!】
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