森の奇跡☆ギャルが救った日
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(午後。森の外れ。湖畔のすぐそばに簡易コンロと木のテーブル。)
(サラは大きなバスケットをドンッと置く。)
サラ「はいっ!お待たせ〜!ギャル流BBQタイム、スタートぉぉぉ!!」
ティナ「ギャル流ってなに!?普通の焼肉じゃないの!?」
サラ「ノンノンティナちゃん、BBQは“ノリと勢いと盛れ感”が大事っしょ!!」
リリサ「“盛れ感”ってなにを盛るの?」
サラ「テンションとお肉っ!」
ティナ「(もうすでに概念が違う……)」
(サラ、巨大な肉の塊を網にドンッと乗せる)
サラ「これよこれ!狩人ギャルの獲物はワイルドに限る!!」
ティナ「……これ、鹿肉?」
サラ「そうっ!今朝しとめたヤツ!脂ノリノリで最高なの☆」
リリサ「なるほど、食物連鎖の最上位にいるつもりね。」
サラ「エルフは基本草食だからそんな発想すんのよね〜!アタシたちドワーフは狩ってナンボ!!」
ティナ「いやいやいや、勢いすごいな!」
(煙が上がり、肉の焼ける香ばしい匂い)
ティナ「うわぁ〜いい匂い……!」
サラ「でしょ!?ほらティナちゃん、このタレつけて!ギャル特製!
甘辛味にハチミツちょい足し」
ティナ「へぇ……(パクッ)……う、うまっ!!」
リリサ「ハチミツ……なるほど、旨味を引き出してるのね。」
サラ「そそっ☆ 料理ってノリでやっても、経験が味を作るのよ!」
ティナ「名言っぽいけど中身ノリだな!」
---
ティナ「リリサとサラって、どうして仲良くなったの?」
リリサ「あら、気になる?」
ティナ「そりゃ気になるよ。どう見ても真逆のタイプじゃん!」
サラ「そ〜なのよぉ〜、出会いはマジやばかったんだからぁ」
ティナ「やばかった?」
---
(数十年前――森の奥、リリサの旅路)
(深い森。霧の中を慎重に歩くリリサ。手には杖、背には荷袋。)
リリサ「……“翠晶石”と“眠り草”はこの辺りにあるはず。
この森は魔力濃度が高いけど……大丈夫、冷静に観察すれば――」
(バキィッ!!木がへし折れる音)
リリサ(ハッとして)「なに……!?」
(霧の向こうから姿を現すのは――
山のように大きな魔獣、森のヌシ。牙を持つ巨大なイノシシ。)
リリサ「……っ、最悪……!」
(魔法陣を展開し、風の刃を放つ)
リリサ「《ウィンドスラッシュ!》」
(風が跳ね返り、頬に浅い切り傷が走る。)
リリサ「なっ……魔法が効かない!?」
ヌシ「ブオォォォォォン!!」
(突進。リリサ、木に吹き飛ばされる)
リリサ「ぐっ……!」
(杖を落とし、地面に倒れ込む)
リリサ「(……ここまで……?薬草も……鉱石も……無駄に……)」
その瞬間――
???(遠くから)「おっそいぞこのイノシシぃぃぃ!!!」
(木々の間を駆け抜ける影。金属が光る――)
サラ「ウチの可愛いブーツ焦がした罪、重いぜぇぇぇ!!!」
(両手に両刃の大斧を構え、ヌシの懐へ飛び込む)
ヌシ「ブォォッ!!」
サラ「甘い甘い!ギャルはスピード命ぃっ!!」
(軽やかに地を蹴り、ヌシの足を狙って一閃!)
ズガァァァァン!!
(ヌシが悲鳴を上げて崩れ落ちる)
リリサ(呆然)「な、何者……?」
サラ「どもっ 通りすがりのギャル狩人です☆」
リリサ「ギャ……ル……?」
(サラ、肩で息をしながらリリサに近づく)
サラ「あんた、怪我ひどいじゃん!動ける?」
リリサ「……無理、みたい。」
サラ「よっしゃ、任せな!」
(リリサを肩に担ぎ上げる)
リリサ「え、ちょ、こういう時って“お姫様だっこ”じゃないの?」
サラ「斧持ってるし、この方が楽〜☆」
リリサ「……合理的ね。」
---
(森を抜け、病院にて)
リリサ「助かったわ。ありがとう。」
サラ「いいっていいって!アタシもたまたま狩りの帰りだったし〜。
てか、あんたエルフでしょ?魔法でヌシ倒せなかったの?」
リリサ「あの毛皮、魔力反射性が高かったの。普通の魔法は通じないわ。」
サラ「へぇ〜理屈っぽい!そういうの、嫌いじゃないけど?」
リリサ「あなたは……直感型ね。」
サラ「勘で動いて当てるタイプ☆」
リリサ「なるほど……私と真逆だわ。」
サラ「じゃあ組んだら最強じゃん?」
(リリサが思わず笑う)
リリサ「……そうね。たしかに。」
(その後、治療を終えた二人は旅を共にするようになり、
前衛のサラ・後方支援のリリサという完璧な連携を築いていく。)
---
(現在。)
ティナ「へぇ〜……すっごい映画みたいな出会い方だね。」
サラ「でしょ〜?ウチ的には“森の奇跡☆ギャルが救った日”って呼んでる!」
ティナ「タイトル軽っ!」
リリサ「でも、あれがきっかけで私は“人を助ける研究”を進めようと思ったのよ。」
ティナ「リリサ……」
サラ「ほら出た!感動タイム〜☆」
ティナ「台無しぃぃぃ!!!」
サラ「ま、ウチらこれからも仲良くしよ!今度は焚き火パーティとかしよっか〜!」
リリサ「それは構わないけど、火の管理はちゃんとしてね。」
サラ「任せて!炎もギャルも扱い慣れてるんで!」
ティナ「どんなジャンルの自慢だよそれ!!!」
---
(夕暮れ。空がオレンジ色に染まる中、三人で片付け。)
ティナ「(騒がしいけど……なんか楽しかったな。
リリサが笑ってるのも久しぶりに見た気がする。)」
サラ「はい、ティナちゃんこれ。デザートの焼きマシュマロ」
ティナ「うわ、うまっ!……サラって意外とマメだね。」
サラ「ギャルは見た目だけじゃないのよ?中身もトロける系女子なの」
ティナ「あ、またよくわからんジャンル出た!」
(リリサがくすっと笑う)
リリサ「ふふっ、ま、これが私の友達よ。」
ティナ「……うん、わかった。最高にうるさいけど、いい人だ。」
次回!【あのスケベ獣再び!ティナ達は貞操を守れるのか!?】
【評価のお願い】
面白かったら、下の☆☆☆☆☆から応援してもらえると嬉しいです!




