サロンズ・ガルブの衝撃
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(翌日の放課後。街の通りを歩くティナとリリサ。
夕日がガラスのショーウィンドウに反射してキラキラと輝く。)
ティナ「サロンズ・ガルブ……名前からして強そうなんだけど……」
リリサ「見た目のインパクトはあるけど、腕は確かよ。覚悟してね?」
ティナ「え、なにその不穏な前置き!?」
(リリサがドアを開けると、POPなミュージックとキラキラな内装。
ミラーの前に立つ、背の高い人物がくるっと振り向く。)
ガーちゃん「あらぁぁ〜〜ん♡ リリサちゃぁん!!
今日も麗しいじゃな〜い!!なによぉ、デート帰り?それとも“恋の相談”???」
ティナ「(おぉ……すっごい背の高い綺麗なお姉さん……って思ったけど……
喋った瞬間わかった……この人、“オネエさん”だ!!!)」
リリサ「デートじゃないわ。今日はこの子をお願い。前髪が邪魔で集中できないらしいの。」
ガーちゃん「きゃーっ!妹ちゃん!?
見てこのお肌〜!この毛先の透明感ぴえん!尊いっ!♡尊いわぁぁ!!!♡」
ティナ「(尊いって言われたの初めてなんだけど!?どう反応すれば!?)」
(ガーちゃん、ティナの顔を両手で包み込む)
ガーちゃん「うっわ〜目ぇでっか〜!顔ちっさ〜!
13歳!?嘘でしょ!?アタシの中の乙女が叫んでるわぁ〜〜!!♡」
ティナ(半笑い)「え、えっと……どうも……」
リリサ(淡々と)「ガーちゃん、落ち着いて。ティナが固まってるわ。」
ガーちゃん「やだぁ!固まらないでぇ!とけてとけて〜」
ティナ「(いやむしろ俺の精神が溶けるぅぅぅ!!)」
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(カットが始まる。ガーちゃん、全力でしゃべりながらハサミを動かす。)
ガーちゃん「ねぇねぇティナちゃん、“初美容院”でしょ?緊張してる?
わかるぅ〜アタシも初めて来たときド緊張だったの〜!♡いや自分の店なんだけどねぇ!?」
ティナ「(……話の展開早すぎてついていけない……)」
ガーちゃん「でもねぇ〜髪ってさ、女の命じゃない?乙女の聖域なのよぉ〜♡
ハサミを入れるたびに人生が変わるのよぉ〜!♡」
ティナ「(語彙がキラキラしてて理解が追いつかねぇ……)」
(ハサミの音と共に、ガーちゃんのマシンガントークが止まらない)
ガーちゃん「でね〜、アタシ今度『髪に愛された女たち』ってエッセイ出そうと思ってるのぉ
出版社がさぁ〜“オネエ枠”を探してて〜!」
ティナ「(知らん知らん知らん!!情報量が多い!!)」
(ティナ、助けを求めるようにチラッとリリサを見る)
ティナ「リリサァ……助けてぇ……」
リリサ「頑張って、ティナ。試練よ。」
ティナ「試練!?!?!?」
---
(しばらくして――)
ガーちゃん「さぁ〜仕上げよぉぉ」
(指先からふわりと魔法陣が展開され、光の粒が舞う)
ティナ「え、魔法!?」
ガーちゃん「うふっ♡うちは美容と魔法の融合サロンなの
“ガーちゃんスペシャル☆トゥルントゥルンエンチャント”発動〜っ♡」
(ティナの髪がキラキラと光り、しっとりと輝く)
ティナ「わぁ……サラッサラ……!!てかトゥルントゥルンしてる!!」
ガーちゃん「でしょ〜!?あとちょこっとだけラメを振りかけて……はい、完成っ♡」
(魔法のきらめきがティナの髪に星屑のように散る)
リリサ「うん。完璧ね。」
ティナ「……すごい……鏡の中に“清楚感マシマシの自分”がいる……!」
ガーちゃん「世界を救う前髪、完成で〜す♡」
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(帰り道)
ティナ「……あの人、すごかったな……テンションも手際も魔法も全部。」
リリサ「でも、仕上がりは気に入ったでしょ?」
ティナ「うん。……髪、トゥルントゥルンだし。」
リリサ「ガーちゃん、ちょっとクセは強いけどいい人なのよ。」
ティナ「クセしかなかったけどな……」
(風が吹き、ティナの髪が陽に透けてきらめく)
次回【トゥルントゥルンの朝】
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