涙のレモネード!釣り対決
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(初夏。澄んだ青空と湖のきらめき。桟橋にはレオンとユリが釣り道具を準備中。)
レオン「まさか俺たち、転校してきた美少女と釣り勝負なんてする日が来るとはな……」
ユリ「いやほんとだよ……今から緊張して手が震える……」
(その時、湖の風を切って声が響く)
ティナ「おっまたせーーーっ!」
(走ってくるティナ。
Tシャツにホットパンツ、キャップをかぶってポニーテールが揺れる。
太陽の光を浴びて、白い肌とスラッと伸びた足がきらめく。)
レオン「(うわっ……まぶしっ……!)」
ユリ「(なんだろう……存在がサマーだ……)」
ティナ「さぁ早速始めようか!」
(タックルを構えて、気合十分)
――釣り開始。
(時間が経ち、波の音だけが響く)
ユリ「おっ、かかった!」
レオン「ナイス! また一匹追加!」
(男子チーム、小ぶりな魚を数匹ゲット)
(対してティナ――)
ティナ「……」
(浮きを見つめ続けて30分)
ティナ「……なんで……わたしだけボウズ……?」
(肩を落としてため息)
ティナ「あれぇ……この前はあんな大物釣れたのに……」
――その時、後ろから聞き覚えのある声。
リリサ「お疲れさま〜。差し入れ持ってきたわよ。」
(かごを抱えたリリサが湖畔に現れる。
白いワンピースに日除けの帽子、微笑む姿は絵画のよう。)
レオン&ユリ「(お、お姉さん……!?)」
レオン「あ、は、はじめまして!ティナのお姉さん……ですか?」
リリサ「ええ、姉みたいなものね。」
(にっこり)
ユリ(小声)「ティナも可愛いけど……お姉さんも綺麗だな……」
レオン(小声)「わかる……DNA強すぎる……」
(リリサ、ティナのそばに座る)
リリサ「どう?釣れてる?」
ティナ「……まだ。この前みたいな大物狙ってるから……」
(その言葉に、リリサの表情が引きつる)
リリサ「あ、あ〜……あの時のね……」
(視線をそらし、頬をかく)
ティナ「……?」
リリサ「ごめんなさい、ティナ。その……この前のは私が魔法でちょっと……大きくした魚を釣らせたの。」
ティナ「……え?」
リリサ「あまりに釣れてなさそうだったから、つい……」
(沈黙。ティナの顔がみるみる真っ赤に。)
ティナ「じ、じゃあ……あれはわたしの実力じゃなかったってこと……!?」
リリサ「……その……まぁ、そうなるわね。」
(ティナ、ぷるぷる震える)
ティナ「うぅぅ〜〜〜!!!」
(涙目で地団駄)
レオン「(泣きそうな顔、可愛い……)」
ユリ「(今“保護本能”が発動した……)」
ティナ「もう!こうなりゃヤケ食いだぁぁぁ!!」
(リリサが持ってきたおやつのかごを開け、
クッキーやレモンパイをがつがつ食べるティナ)
リリサ「こらこら、落ち着きなさいって。」
ティナ「うるさいっ!甘い物は心の救急箱なのさ!!」
レオン「(名言だ……)」
ユリ「(甘い物が……羨ましい……)」
(リリサ、笑いながらレモネードを渡す)
リリサ「ほら、冷たいレモネードでも飲んで。ほっぺ膨らませたままじゃ台詞も可愛いのに台無しよ。」
ティナ「……むぐっ……ふんっ!」
(そのままストローをくわえてぷいっと横を向くティナ。
風が吹き抜けて、湖面がキラキラと光る。)
――まぶしい初夏の昼下がり。
ボウズでも、涙目でも、笑い声が絶えない湖畔の休日。
それが、フローレンス家と二人の少年にとって、
きっと忘れられない“夏の始まり”となった。
次回!【癒しのふわもこ来訪!】
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