釣り勝負を申し込む!
初見の方はを「湖の奇跡」を先にご覧下さい♪
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(昼休み。教室の隅。
男子二人が机を向かい合わせて、何やら真剣な話をしている。)
レオン「この前さ、湖の南側で釣ったら、でっかいシルバーサーモンがかかったんだよ!」
ユリ「うそだろ!あんなとこ魚いねぇって聞いたけど?」
レオン「いるんだって!たぶん流れ込みのとこ!」
(その会話を、隣の席で聞いていたティナの耳がピクッと反応。)
ティナ「(……釣り……今“釣り”って言った?)」
(いても立ってもいられず、ズイッと身を乗り出す)
ティナ「もしかして二人、釣りするの!?」
(突然の乱入にレオンとユリがビクッ!)
レオン「うわっ!? あっ、ティ、ティナ!?」
ユリ「急に話しかけてきてどうしたの!?」
ティナ「ご、ごめん! つい気になっちゃって!」
(ぺこっと頭を下げる)
レオン「えっと……ティナも釣りするの?」
(ちょっと照れ気味に頬をかく)
ティナ「するする! この前なんてさ、こーんな大っきいの釣れたんだから!!」
(両手を思い切り広げてドヤ顔)
ユリ「……それ、さすがに盛りすぎじゃない?」
レオン「人の身長くらいあるぞ、それ……?」
ティナ(ぷんぷん)「ほんとだし!!信じてよっ!!」
ユリ「そんなバケモノ魚、見たことねぇよ〜。」
ティナ「むぅぅ〜……!」
(立ち上がり、机をドンと叩く)
ティナ「わかった! じゃあ次の休みの日、釣り勝負しよう!!」
レオン&ユリ「えっ!?」
ティナ「どっちが大物を釣れるか勝負!負けた方は勝った方のお願い一つ聞く!」
レオン「お、おねがい!?」
(顔が真っ赤になる)
ユリ「おいレオン、変な想像すんな!」
レオン「し、してないってば!!」
ティナ「決まりねっ!」(キラッと笑顔)
レオン「(まぶしい……!光ってる……!)」
ユリ「(え、断るタイミング完全に逃した……)」
ティナ「じゃあ日曜!湖の桟橋で!楽しみにしてるからね!」
(ティナ、意気揚々と教室を出ていく)
ユリ「……なぁレオン。」
レオン「……ああ。」
ユリ「俺たち……誘われたよな?」
レオン「うん……天使に釣り勝負、挑まれた。」
ユリ「勝てる気しねぇな……」
(二人、机に突っ伏す)
――教室の窓からは春の風。
ティナの髪の香りだけが、まだふわりと残っていた。
次回【ティナが大物を釣れたわけとは!?】
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