命懸けのあっち向いてホイ☆
『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は
毎朝6時に更新中!☀️
通勤・通学、朝ごはんのお供に
ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪
今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨
(湖畔の町は一面の雪に包まれていた。
白い息がゆらゆらと漂い、軒先には氷柱が下がっている。
冬休みも中盤、昨日のスノボの熱気がまるで嘘のように静かな朝――)
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(昼前。フローレンス家の玄関)
カレン「ティナー!遊びにきた──どうしたのその首!?」
(ティナ、コルセット装着中)
ティナ「あー……ちょっとした事故。」
カレン「まさかスノボで!? 首やってたの!?」
ティナ「いや、違うんだよ。実は昨日、帰ってからさ──」
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(回想:スノボ帰りの夜)
ティナ「あー疲れたー!めっちゃ楽しかったけど、体中バッキバキ!」
リリサ「そうね。でもティナ、今日のお風呂掃除当番はあなたよ?」
ティナ「え!? お風呂入るの? 温泉入ったじゃん!もう十分じゃない!?」
リリサ「だめよ。帰ってくるまでに体冷えてるんだから。ちゃんと温まってから寝ましょう。」
ティナ「えーやだー!今日はもう動きたくないー!」
リリサ「わがまま言わないで、早くやる!」
ティナ「……じゃぁ勝負しようよ。俺が勝ったらリリサが代わりに掃除して!」
リリサ「いいわよ。どんな勝負?」
ティナ「にらめっこだ!」
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(ティナ、渾身の変顔を披露)
ティナ「ほらほら〜〜!」
(変顔その1:ふぐ)
(変顔その2:カエル)
(変顔その3:バイブス顔)
リリサ(真顔)「……」
ティナ「(強すぎる……!!この人、神経通ってるの!?)」
ティナ「くそっ! 自信あったのに!」
リリサ「じゃぁ次は私の番ね。」
(――ゆっくりとティナの方を振り向く)
……沈黙。
空気が一瞬、止まる。
ティナの目が固まる。
そして――
ティナ「ぶはっ!!! あっはははははははっ!!!」
(腹を抱えて転げ回るティナ)
リリサ(涼しい声で)「じゃぁお風呂掃除よろしくね♪」
ティナ「ぐっ……笑い負けた……でももう一回!次はあっち向いてホイ!」
リリサ「どうせ勝てないのに……しょうがないわね。」
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ジャンケンポン! リリサ勝ち。
リリサ「あっち向いて──」
(瞬間、指先に魔力がこもる)
ティナ「ちょっ!待って魔法は反則──!」
リリサ「ホイッ☆」
(ビュオッ!!突風。ティナの顔が強引に振り向かされる。)
ティナの首(グキッッ☆!)
ティナ「ギャァァァ!!! 首が、首がぁぁぁ!!!」
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(回想終了)
ティナ「……ってことがあったんだよ。」
カレン(呆れながら)「……なるほどね。これからはリリサさんに逆らうのやめよ?」
ティナ「……うん。わかってる。」
(外では雪がしんしんと降り続け、風が窓を揺らす。)
(その静けさとは裏腹に、フローレンス家ではまたひとつ――
“伝説的しょうもない事件”が増えたのだった。)
次回【暴走ペンとディスられエルフ】
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