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えるてん!転生したら女子中学生エルフになってて、毎日ツッコミ追いつかないんだけど!?  作者: ひなゆづ
冬休みスノボー編

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119/130

忠義は二週間の痛みと共に

『えるてん! エルフ転生少女の、まほうと休日』は

毎朝6時に更新中!☀️


通勤・通学、朝ごはんのお供に

ティナたちのほのぼのな一日をどうぞ♪

今日も“えるてん!”で、ちょっと笑顔になれますように✨



(白銀の山々に朝日が差し、きらめく雪が風に舞う。

遠くではリフトの音と笑い声が交じり合い、

新しくオープンしたスキー場は、冬の祭りのような賑わいに包まれていた。)


(リリサ、サラ、ガーちゃんは頂上から滑る上級者コースへ)



---


ティナ「みんな、上級者コースで大丈夫なの!?」


リリサ「私は経験あるから大丈夫よ。」


サラ「ギャルは気合いと勢い!☆筋肉でコントロールっしょ!」


ガーちゃん「アタシの美貌を見せつけるなら高みを目指さないと〜♡」


ティナ「(まぁ……この三人なら大丈夫か……たぶん……)」


ティナ「わたしたちは初心者コースから練習しよ!」


カレン「オッケー!いよいよだー!」


リオナ「承知しましたわ♪」



---


(初心者コース、リフト乗り場)


ティナ「よーし!カレンとリオナは初めてだから滑り方はわたしが教えてあげるね!」


カレン「よろしくお願いします!先生!」


ティナ「まずは一番大事!止まり方!板を横向きにして山側のエッジを効かせる!」


(ふむふむ、と頷くカレン)


カレン「なるほど!全然わからん!」


(リオナ、自分のウェアにうっとり。話をまったく聞いてない。)


ティナ「お〜い、リオナ、ちゃんと聞いてる?」


リオナ(ハッとして)「き、聞いてますわ!完璧に理解しておりますわ!」


ティナ(呆れて)「……説明聞くよりまずはやってみよっか。」



---

(一方その頃、山頂では――

リリサは雪質を観測し、サラは何やらボードをゴソゴソ。

ガーちゃんは「天界!雪原!バイブス限界突破〜!♡」とハイテンション)


リリサ「……この雪、摩擦係数が少し高いわね。」


サラ「ちょ、リリサ!?それ理論じゃなくて滑って体で感じるの☆」


ガーちゃん「アタシもう感じてる〜♡ 冷たさが顔面にキマってるぅ〜♡」


リリサ(小声)「……あの二人、データ外ね。」



---


(リフト上。ティナが滑り方を説明しながらゆったり登っていく。)


ティナ「いい? 最初はスピードより“バランス”。転ぶのも練習のうちだから、怖がらなくて大丈夫。」


カレン「はい!ティナ先生!」


ティナ「ふふんっ♪スノボーの事ならわたしに任せなさい!」


リオナ(うっとり)「お父様が用意してくださったこのドレス……

本当に素敵ですわ♡特にこの雪を模した刺繍がとっても可愛いらしいですわぁ♡」


ティナ(苦笑)「リオナ、今日はファッションショーじゃなくて滑りにきてるんだよ……?」



---


(リフト降り場)


(カレンはドキドキ、リオナは優雅に一礼)


カレン「お、おぉぉぉ……高いっ!こ、こわいっ!」


ティナ「大丈夫、最初は“その場で止まる練習”からだよ。」


ティナ(ボードを軽くずらしながら)

「ほら、こうやって斜めに立って……ゆっくり滑って止まる。」


(スッ、ピタッ)


カレン「すごっ!止まった!」


ティナ「慣れれば簡単。じゃ、次カレンやってみて!」


(カレン、恐る恐る前傾)


ティナ「体の力抜いて〜、膝柔らかく〜」


カレン「りょ、了解ぃぃぃぃぃっ!!」


(――ドサッ!尻もちをつくカレン)


カレン「……痛ったぁ!これ思ったより難しい!立つだけで大変だよ!」


ティナ「あはは!初めはみんなそうだって!

でもカレンならすぐ滑れるよ!」


(ティナ、カレンの前まで移動し手を差し出す。)


ティナ(笑顔で)「ほら……手、掴まって。」


カレン(トゥンク♡)「――えっ!あっ!うん……///」


カレン(顔真っ赤)「(は、初めて手繋いじゃった……!)」


(その後、カレンは何回かわざと転んでティナに助けを求めていた。)



---


(リオナ、リフト降り場から二人を眺めて)


リオナ(ぽつりと)「……これが“青春”というもの……ですのね。」


(リオナが静かに立ち上がる)


リオナ「では、わたくしも参りますわ。」


(リオナ、両手を広げて滑走開始――)



---


(リフト降り場から少し下った所、直滑降のリオナを目撃)


ティナ「ちょ、リオナいきなりスピード出しすぎ!!」


カレン「止まってー!!!」


(リオナ、優雅な笑顔のままコース外へ消える)


ティナ&カレン「リオナぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


(――直後、山上から雪煙が舞い上がる。

スキー板を履いた執事、超高速で追跡!)


グレイ「お嬢様ぁぁぁぁぁ!!!!」


ティナ「うわ、執事の方が速い!!!」


カレン「もはや救出じゃなくてレース!!」


ティナ「とりあえず……リオナはグレイさんに任せておけば大丈夫かな。」


カレン「そうだね。あたし達は基本から練習しよ?」



---


(ゲレンデ下部)


(斜面を滑るティナの後ろをカレンがついてくる)


ティナ「そうそう、カレン上手くなってきた!」


カレン「ほんと!?うれしい!」


ティナ「もうちょっとでリフト乗り場だよ!」


カレン「楽しいーー!もう一回行こっ?」


(リフト乗り場、脇の林の中から雪まみれのリオナとグレイが現れる。)


ティナ「あ!リオナ、無事だったんだ!」


カレン「大丈夫!?凄いスピードだったけど怪我してない!?」


グレイ(苦悶の表情で)「全治二週間でございます。」


ティナ「え!?リオナ怪我したの!?大丈夫!?」


カレン「どこ怪我したの!?」


リオナ(雪まみれ)「わたくしは大丈夫ですわ。

このウェアのおかげで無傷で済みましたの。」


ティナ「え?ってことは……」


グレイ(キリッと)「ワタクシが全治二週間でございます。」


ティナ「……え、全治二週間ってグレイさんの方!?」


カレン「命張りすぎでしょ!?」


リオナ(微笑み)「忠義とは、美しいものですわね。」


ティナ「いや美談にすなっ!!」



---


リオナ「雪が冷たくて気持ちよかったですわ♪」


ティナ「そんな感想ある!?」


カレン「普通“怖かった!”でしょ!?」


グレイ(白目)「お嬢様のお言葉があれば、ワタクシは満足でございます……」


ティナ「いや満足のライン低っ!!」


カレン「てか、グレイさん立ってるの奇跡だよ!?」


ティナ「たぶん次の滑走で搬送されるよ!?」


リオナ「それでは、次はもっと優雅に参りますわ♪」


ティナ&カレン「もうやめてぇぇぇぇ!!!」


(ゲレンデに笑い声とツッコミが響く。白い雪が太陽の光を受けてきらめいた――)


次回【 ギャルと理論とスノボとラメ 】

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